茨城で、どどんぱっ!

今までのタイトルがブログの内容に合わなくなってきたので、模様替え。

悪人を観た。

2011-11-07 02:28:33 | Weblog
何故か、ともちゃんと一緒に観ることになった、映画「悪人」
最初の15分を見逃したが、急遽観れた。
(ともちゃんと、何の映画を観るか、U-NEXTの映画を次々と
 これは?それじゃ、これは?
と検討してたら、悪人が民放でやっていることに気づき、即決)

結論は、、、
つまんない。

映画から伝わってくるもの、
何もなかった。

このへん、「歩いても歩いても」あたりだと、
ちゃんと映画全編から湧き上がってくる、
哀しいとも、切ないとも、何とも呼べないような、
家族の間に確かにある、まとわりつくような感情を
皮膚感覚で感じられたのだが、、、

途中で、突然、この映画の監督?の意図である、
この映画のメッセージというのは、これだっ!
と、わかる瞬間はあったのだが、
やや、こじつけ的造り方で、すんなり入ってこなかった。

娘を殺された父親が、屑みたいな男に笑いものにされている場に
乗り込んでゆき、「おまえなんかにっ!」と凄まれる瞬間、
本当の悪人は殺人を犯した人でしょうか?
それとも、こんなチンケな人間でしょうか?

そういう事だよね。
この作品のメッセージは。

何か、犯人の葛藤も、生い立ちも、殺人を犯す必要性も、
全てが希薄、というか、描ききれてないため、
まるで、観ている自分にはピンとこない。

深津絵里との関係も、
犯人が深津絵里から離れなくなるほどの出会いではない。
深津絵里側も同様に。

もっと、ドロドロと情怨みたいなものが二人の間にかいまみれれば、
納得もゆくが、ここも二人の結びつきの必要性が感じられない。

全てが何か中途半端で、まるで部分部分を切り取ってつなぎあわせた
物語みたい。
本当のその心理に至るまでの描写がどこかでそぎ落とされてしまった?
と思ってしまうような出来。
原作にはもっと忠実に描写されているんでしょうか?

と、期待した割りにはかなりつまらなかった。

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