茨城で、どどんぱっ!

今までのタイトルがブログの内容に合わなくなってきたので、模様替え。

貴方は幸せだったんだ

2024-02-23 00:59:52 | Weblog
脳梗塞で緊急入院した母。
ICUに入り拘束バンドで括りつけられ笑顔がすっかり消えた母。
ブレインフォグで昔の事もほとんど覚えてない母。
だけど、
貴方は幸せだったんだよ。
実家の物に溢れた部屋を掃除してた時、
うじゃうじゃと出てきた数多くの写真。

カラオケ大会でキレイな着物を来て歌う母。
無論、いつも同じく父も一緒に参加。
父と日本全国あちこちに旅行した写真。

そういえば父の趣味部屋?の机の上にじゃらんの温泉宿のページが開いてあり
死の多分前日にも母とどこかに旅行に行こうと計画してたと思われる。

満面の笑みで父と写真に写る母。
貴方はこんなに幸せだったんじゃない。
昔の記憶を思い出してもらおうと、
母の病院にフォトスタンドに入れて持っていった。

母にこれはどこ?
写真を見せながら話を聞こうとするも
オシッコまみれと苦痛に顔を歪め、
ただ横になってる母。

目の色の輝きは失せ、辛そうに横たわる母。
脳梗塞だけど会話は出来てる!
そう前回、。喜んでいたが自分の辛い話を繰り返すだけで
こちらの話しかけには応じない。

何よりショックだったのは
温厚でのんびりした母が凶暴になってたこと。
母に父の死亡に関する様々な書類の手続きの為に
委任状を書いてもらおうと思ってペンを握るせようとしたが、、、

麻痺のある右手だから無理かと心配はしてたが、
それ以前に手の拘束のグローブを外したら、
私の手を噛もうとしたり暴れて手がつけれなかった。

これは脳梗塞で病が辛くてこうなったのか、
それともワクチンの副反応で脳の前頭葉が傷つき攻撃的になってしまったのか。

私の顔も見ようとはせず、ただ暗い顔でベッドに横たわっている母に
暗澹たる気持ちで帰ってきた。




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