YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

閏年と暦、それから宇宙

2022-02-28 06:00:00 | 歳時記

「閏年(うるうどし)」の反対は「平年(へいねん)」。
「閏」とは平年よりも日数や月数などが多いことを指す言葉だそうです。そして、その「閏」がある年を「閏年」と呼びます。


青少年科学館@札幌

暦には種類があり、現在使われている暦(カレンダー)は、太陽暦(新暦)。1年を365日として計算されています。これは、地球が太陽の周りを一周する時間なのですが、正確には

365日5時間48分46秒

つまり1年に約6時間。およそ4年で24時間(1日)ずれていることになります。ということがわかっています。

そこで、およそ4年に1度、1年を366日にすることで調整をします。その年を閏年と呼ぶわけです。
考えだすとややこしいです。



しかも、1日の長さも24時間と言われますが,実際に地球が自転に要する時間は

23時間56分4秒。

しかも年々わずかに1日の時間は長くなっていて、1億8千万年後には、1日の長さが25時間になるそうです。想像つかないですが…。



江戸時代くらいまで使われていた太陰暦は月の周期を利用したもの。

ひと月を月の周期である29.5日として計算していました。そのため旧暦では1年が354日。これは地球の公転とズレが大きく3年に1度、閏月(1年=13カ月)がありました。

現在の閏日は2月29日と固定されていますが、太陰暦では閏月はいろいろな季節に設置されました。例えば9月と10月の間に設置する場合は、13カ月目の月を「閏9月」、2月と3月の間なら「閏2月」と呼んでいたそうです。

太陰暦は季節のズレが大きく農業の目安にならなかったため、二十四節気や七十二候が登場しました。


夏至の日の短い影

二十四節気は、夏至と冬至、春分と秋分を設け、さらにその間を分けて1年を24等分して、季節の特徴を表した言葉を当てたものです。それをさらに細分化したものが七十二候。

つまり、いずれにしても我々が使っている暦というのは宇宙に直結しているわけです。


ワットパクナム@バンコク 

わたしの脳みそもこの辺りで思考停止(^^;;

自転しながら公転もしているという合わせ技(?)が事態をよりやこしく、難解にしているようです。

宇宙から地球を見た時、私たちは毎時1600kmという速度で動いて(自転)いるそうです。まあ、普段そんなことに気が付くはずもないですよね(^^;;


夜明け@与那国島

そんなわたしにもかろうじてわかることは、地球という星は、遥かかなた

149,600,000 km 

そして、私たちの時間の概念もまた、宇宙の理と深く結びついている…。そんな風に考えると、地球という星が今ここに存在するということが、改めてものすごい奇跡に思えます。
…というより、太陽がなかったら地球はないですよね。そんな遠くにある星が、私たちの星に命を生み出したのです。森も、海も、川も、春になって花が次々に咲くのも、鳥が囀るのも、秋の夜長に虫が鳴くのも…みんな太陽が関係していること。

も離れた太陽の影響を大きく受けているということ。


アフ・トンガリキ@イースター島

ちなみに「閏日」で調整できない時間を調整するために「閏秒」なんてものも存在します。

そして、太陽暦において閏年は必ず4年に一度来るものではなく、100年に一度閏年なのに平年になる年があったりもするようです。それも400年に一度は閏年だったり〜(^^;;
※詳しくはもっと専門的な方の記事をご覧ください。←最後は他力本願(^^;;


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