YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

桑の木

2012-06-06 06:16:17 | 鶴見川の自然情報


鶴見川をお散歩していると、クワの幼木をよく見かけます。
これは、鳥たちがクワの種まきをしているからです。



種まきといっても、鳥たちが意識してやっているわけではありません。このおいしい実を食べることで、自動的に種まきさせられているわけです。
そう「糞」という肥料までつけて…。桑の木は明るく開けた土地が好きなようなんですが、鳥たちはそういうところの木の枝にとまって休憩するので、自分の好みの土地に運んでもらえるという寸法です。

たしかにこの実はおいしいですから、鳥たちが食いつくのもうなずけます。



桑の木には鳥以外にもたくさんのお客様がやってきます。この時期必ずみかけるのが、青カメムシ。桑の実の蜜を吸ったり、産卵したりしているようす。



こちらは、クワコの繭でしょうか?クワコっていうのは、カイコの野生種です。
素敵な絹の着物のもとをたどると、この子たちにいきつく訳で、虫っていうのもなかなかすごいやつらです。

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