京浜工業地帯
(日産エンジンミュージアム展示絵画)
明治30年代から40年代。日本の工業は軽工業(繊維・製紙・食品など)から、重工業(鉄鋼・造船・機械など)へと大転換。それに伴い必要となった広大な土地と貿易港。明治期に東京の臨海部の埋め立てが始まり、続いて大正から昭和初期にかけ、横浜・川崎地区に人工島が造られました。そして形成されたのが京浜工業地帯。
そんな工業地帯のお膝元に、なんと、日本で最初に西洋野菜の栽培に取り組み始めた地がありました∑(゜Д゜)
長年、この町に住んでいましたが初耳です
西洋野菜栽培と国産ケチャップのふるさと!!!
京急新子安駅から南東に150mほど。
一国(国道15号)沿いで発見した驚愕の事実!!!
同じ場所に「トマトケチャップ発祥の地」と刻まれた石碑も建っています。
そう、わが町横浜は江戸の鎖国後、最初に開かれた港を有しているため、ガス燈やアイスクリーム、すき焼きや西洋式競馬、パンやテニス…、とにかく様々な西洋文化を最初に取り入れた「初めて物語」を、たくさん持っているのです。
しかしながら、西洋野菜栽培や国産ケチャップの発祥の地でもあったとは、初耳でした。
というのもこのケチャップの生みの親である清水屋さんは、わりと早い時期にケチャップ業から手を引いてしまっていたのです。
開港当時は小さな漁村だった子安の農地で、トマトやセロリ、レタスなどの栽培が始まり、それに合わせるようにケチャップの開発にも力が入っていったようです。様々な試行錯誤や困難を乗り越え、ようやく商品を世に送り出したのは良かったのですが…。押し寄せる工業化の波に徐々に規模が小さくなっていき、ついには撤退。
写真の復刻版は2007年より製造されるようになり、当時のロゴやレシピを忠実に再現しているとのこと。新たな横浜土産として需要も伸びているようです。
そういえば、有名なスパゲッティナポリタンというメニューも横浜で開発されたものでした。こちらはホテルニューグランドのレストランが発祥の地。他にもドリアやプリンアラモードもここから始まったと言われています。
6月2日は開港記念日。
いろいろな横浜の初めて物語を求めてお散歩するのも楽しそうです。
※こちらは日本初の洋式競馬場
(その敷地のほとんどは、現在では根岸森林公園となってます)
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自動車交通が発達して輸送時間が大幅に短縮できる前は、大きな消費地のすぐ周りで農産物や加工品を生産する意義がまだあったのですよね。今ではそんなことは考えも及ばない時代に変わってしまいましたから、こういう工場があったとは想像しにくい環境になってしまいましたね。
消費地に近いところが産地となりえたんですね。そういう視点で考えていなかったので、目から鱗です。
仕事で役に立ちそうです。
ありがとうございました!!