Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

レッスン行ってきました

2007年12月12日 02時56分12秒 | Weblog
今日、4ヶ月目にして初めてまともなレッスンに行ってきました。

今回ウィーン歌曲を教えてくださるのは、ワルター・ツェー先生という方で、国立歌劇場付きの歌手だった人です。最初は合唱歌手だと思っていたのですが、今日いろいろ話をする中で、86年のウィーン国立歌劇場公演で日本に行ったという話になり、「それは私が最初に見たオペラだ」というと、パンフレットを見せてくださり、「薔薇の騎士」に端役ですが名前が載ってる。びっくりです。「トスカ」や他のオペラにも出演されていたようです。きっと昔、留学中に見てるんだけど、覚えてないだけだと思います。

現在はウィーン歌曲などを歌う活動と、あとザルツブルグのフェストシュピールや、オーストリア、フランスなどで、外国人の歌手のためにドイツ語の発音を教えに行ったりしているそうです。もちろん合唱の指導もされている。

なので、発音は(親切だけど)細かい!でもとてもわかりやすく話して下さるし、発音そのものもわかりやすいので理解しやすく助かります。「歌う為のウィーン訛り」を心得ていらっしゃるので、訛りすぎず、ドイツ語っぽくなく、私にはちょうどいい具合のウィーン語感です。

ウィーン歌曲を勉強するに当たって、「発音・訛り」「表現」を中心にしたいと希望を述べ、また「作品の背景(作曲家のことや、映画音楽なのか?クラシックなのか?どんな作品から出たものかなど)」も知りたいといったら、レッスンの最中にいろいろ話を教えてくれる約束もしました。

今日は3曲、性格の違うものを持って行きました。シリアスなゆったりしたもの、早いテンポのマーチ、ウィーン風ワルツ。どれも発音から丁寧に見てくださり、そして音楽的にも(ウィーン風の)アドヴァイスをもらいました。

「え~ここでTの発音をはぶいていいのか~」みたいな驚きや「ドイツ歌曲ではご法度のリエゾンしてるぞ~」とか、「ここで重みを入れるのか~ふ~ん。」みたいな納得あり、気を抜く暇もなく、全部終わったと思ったら「もう一度全曲発音読んで」となり、最後は「早く終わってくれ~」と思うくらいしんどかったです。

来週またうかがう約束をして、帰りに(ちょっと頑張ったし、な~んて、ご褒美の意味もあって)チーズをはさんだパンを買って帰ってきました。ふぅ、習うの久しぶりだから、ほんと久々に芯まで疲れました。

ところで、写真みて思ったのですが、昔ザルツブルグで習ってたシルハウスキー先生に似てない?(って誰が知ってるんだ?)オーストリア人の顔なんですね、きっと。
コメント (7)
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