Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

今日も飲んでます。(明日も飲みます)

2007年11月30日 06時10分32秒 | Weblog
今日は急きょ、さばくさんの家におじゃまし、さばくさんの家の下のスペアリブ屋をお持ち帰りにしてご主人も含めて4人で食べました。
このスペアリブ屋、ウィーンではとっても有名で、1メートルもあるんです。味も日本人好みでちょっと甘め。久しぶりだけどやはり美味しかった。私が一番食べたような…

食事のお供は赤ワイン。そしてその後、ご主人(オーストリア人)のお父さんが作ったという、リキュールを試飲。昨日の話も手伝ってか、今日は10点満点で点数をつけだした私たちでした。

ちょっと見づらい写真ですが、いかにも手作りって感じがします。「小鳥の実」という名前の果実のリキュールや、「針葉樹の先っぽ」「アプリコット」「ディアンドル」なんて名の実もあるらしく、「リビセル」「黒リビセル」「ナッツ」などなど10種類くらい飲ませてもらいました。

一番美味しかったのは最後のナッツ系と、途中の名前忘れたけど個性的なリキュール。口の中でふわっとアルコールが広がる感じがよかったです。どれもアルコール35~40度くらいなので、少量ですが酔いますね。

その後は、かねてからのお約束だった「お茶会」。日本のお茶の先生にいただいたお茶碗を使って私がお茶を点てました。作法は二の次、味はOK!うまちゃんが持ってきてくれたお干菓子も美味しかったです。
写真はさばくさんのご主人。夫婦そろって弓道をし、ご主人はお茶にも興味があるという。背中がピンと伸びたふうがいつも気持ち良い人です。


明日も飲みますと書きましたが、明日は日本語学科の生徒さんたちとホイリゲで飲もう会なんです。授業とは違った交流ということだそうです。「いっき」とか出るんでしょうか?いつものあの歌を最後に歌ったほうがいいのか?悩む所です。

ところで、12月にこのウィーン大学の日本語学科の生徒さんを相手に、講義をするというと大げさですが、歌のレッスンをさせていただくことになりました。
今回は日程がうまく組めなかったので12月に1回だけなのですが、子どもの歌を2~3曲教えます。(参加希望者のみ)「げんこつ山のたぬきさん」「犬のおまわりさん」「うさぎ」で行こうかと思っています。大学の先生が募ってくださった所、なんとすでに25人を越える勢いだとか…。タンデム相手のクリスチャンからもメールが来て「掲示板の募集用紙に名前を書く隙間がない!」とありました。めっちゃうれしいです。もし好評なら春にもできるかもしれません。今回はこういうボランティアがしたかったので、早くに実現できて本当にうれしいです。

ということで、明日(実は参加者が少ないと困るので宣伝に行く予定だったのですが)普通に飲んできます。
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おじさんとワインを飲みにハーゲンブルン28.11.2007

2007年11月29日 19時35分48秒 | Weblog
この前の「ホーフブルグ(王宮)ワイン見本市」で私たちを観察していたおじさんと、うまちゃんと3人で飲みに行ってきました。

シャイニーさんというこのおじさん、自分でもホイリゲを経営する人で、そこにはこの前うまちゃんと行って来たんですが、すれ違いで会えませんでした。そのホイリゲも地元の人ばかりの、こじんまりとしたいいホイリゲで、料理も美味しく満足でした。

昨日は、おじさんのお勧めワイン屋に行ったのですが、このワイン屋が、なんと私がワインの洗礼式に行ったハーゲンブルンという田舎町。(もうウィーンではありません)そんなところに、このおじさんが「めっちゃおいしいで」というワイン屋があるのか?と思いながらついていきました。

車で迎えに来てもらったのですが、帰りはどうするんだ?バスの最終は20時13分。それを逃すとタクシーもないし、帰れない。といろいろな心配はかかえていたのですが、おじさんは本当の試飲で、味だけ見て吐き出していました。(それでも何種類かは飲んでましたが)

シュヴァルツボックという名前のワイン屋はホイリゲではなく、酒屋でした。ここのカウンターで、次から次へとワインを試飲していきます。なにも食べずにです。合計12種類。私たちは美味しく楽しく飲むだけだと思っていたのですが、すごい面白いワイン勉強会になりました。

シ(おじさん)は(わたし)

シ「このワインはどんな特徴?」
は「香辛料の匂いで、口の中で長い時間かけて通る感じです。」
シ「そう、その通り。点数を5点満点でつけると?」
は「え~日本人観光客としては4点ですが(お店の手前)、私の個人としては2.5くらいかと~」
シ「そう、わしも2~3点や。素人にしたらいい線いってるで」

シ「さっきのリースリングと、今のグリューナーフェルトリナーとどっちがいい?」
は「グリューナーのほうが、食事の時はマッチしていいと思います。」
シ「そうやな。こっちのほうが、ハーモニーがある。」
は「ハーモニーですか?(日本で言うところの料理とのマリアージュってやつか?)」

シ「このワインは?」
は「キャラメルと書いてありますが、その匂いがはっきりわかりますね。」
シ「これは木のにおいやで。」などなど。

他にもなんか一つ白ワインなのに、ぬるくて味がはっきりわからないなぁと思ってたら、おじさんが横で「ぬるいから新しいのと変えて」と言ってたので、ビンゴ!と思ったり、めっちゃ厳しい「虎の穴」のような勉強会だったのですが、おおよそ正しい答えを出せたので、無駄にあっちこっちで飲んでたわけじゃないなぁと、ちょっとうれしかったです。それにしても12種類全部いちいち答えるのは大変だったし緊張でした。

一つだけ、アウスレーゼ(甘いワイン)を飲んだのですが、どうしても匂いが「きゅうりの漬物」または「奈良漬」の匂いがするんです(うまちゃんも同感)。でもそれが上手くいえないので、そのまま「きゅうりのピクルスの匂いがする」と言ったら、おじさんもお店のお兄さんもあきれていました。

ここはお話を聞いているとオーストリア全国でベスト15に入るワイン屋らしく、その日も有名なワイン批評家たちがグループで来ていました。

そしてもう一つの収穫!ここのワインをはさんだチョコレートがめっちゃ美味しい。ワインのかたわらチョコレートやジャム、蜂蜜などを作っているようなのですが、その中でチョコと蜂蜜を買いました。飲み終わったときにチョコを1枚あけたのですが、あまりの美味しさに3秒でなくなりました。お店で3種類とも完食し、私はチョコ3枚とワインとはちみつ、うまちゃんはチョコ10枚買っておじさんの運転で帰ってきました。

お酒の席で声をかけてきた人なので、最初かなり心配してたんですが、めっちゃいい人みたいで、うまちゃん帰国前日の、グランドホテル赤ワインだけの試飲会も行く約束してしまいました。
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ザルツブルグ27・11・2007

2007年11月28日 18時48分58秒 | Weblog

26日の夜から27日にかけてザルツブルグにいました。今回の一番の収穫は民族衣裳を買ったこと!!!!!ワンピースとエプロンと、ひらひらブラウスとハートのペンダントまで買っちゃいました。これで来年の演奏会、衣裳だけは心配なしです。でもいつものごとく、試着でふぅふぅ言うくらいピチピチです。これ以上成長すると危険かもしれません。(写真はまだないです。お楽しみにしておきます。)



さて、ザルツブルグですが、クリスマス市をはじめ、うまちゃんがめっちゃ気にいりました。ウィーンよりザルツのほうがいいらしい。もうどれをみても「あっ、これかわいい。」「あっ、あれかわいい。」前に進みません。うまちゃんも民族衣装のベストとブラウスを買い、お土産のガラスの飾り玉を12個も買い(手で持って帰るそう)、ツリーの飾りや、ホットドリンクのカップまで、とにかくいろいろ買っていました。

写真は(おまたせしました。)知る人ぞ知る、ザルツブルグ名物「BOSNAボスナ」です。ウィンナー2本のホットドックで、カレー風味。このカレーの匂いが食欲をそそる。モデルはうまちゃん。




また、前回ちえさんと登った反対側、ホーエンザルツブルグ城からの景色です。この奥にはサウンドオブミュージックで有名な修道院があるのですが、あまりの寒さと雪でそこまで行けず、早々と下山。デーメル(有名なケーキ屋)ザルツブルグ支店でお茶しました。(この小屋がデーメルではありません。)


デーメルの前、クリスマス市の中には、特設スケート場があり、子どもたちが滑ったり、ころんだり、笑い声があふれていました。







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「きよしこのよる」チャペル(オーベルンドルフ)26.11.2007

2007年11月28日 18時25分21秒 | Weblog
その昔、ザルツブルグにはレッスンでよく行ってたんですが、すぐ近くの「きよしこのよるのチャペル」なんか、観光客みたいで恥ずかしくっていけない、と思っていたんですが、今回は観光客なので行ってきました。

なんでも、クリスマスの前日に教会のオルガンが壊れて、演奏できなくなり、急きょギターで演奏できるように「きよしこのよる」を作詞作曲したという場所らしい。(諸説いろいろあるんだけど、まあそんな感じです)オーストリアのこんな小さな村の1曲が、全世界に広がるなんて誰も想像しなかったと思います。一度学校の授業でクリスマスに「きよしこのよる」を歌おうということになり、ドイツ語・英語・日本語・韓国語・中国語・フランス語・スペイン語・イタリア語などなど留学生全員がその国の言葉で歌った時はすごいなぁと思いましたもん。

行ってみた感想は「意外とお勧め」「ザルツに1泊するなら寄ってね」って感じです。ザルツブルグ駅からローカル電車に乗って約25分。(オーベルンドルフシュタットではなくオーベルンドルフバーンホフで降りる)降りたら川に沿って歩く。日本人はまったくいなかったけど、この時期だからか、ドイツ人や地元近くの観光客がちらほら。道に迷ったら日本語でもなんでも歌えば指差してくれそうなくらいチャペルがメイン。

実際のチャペルはとっても小さくてかわいい。中も座る所が3列しかない。元の楽譜が展示してあったりして、ちょっと観光化しているけど、行けばいつでもクリスマス気分。


この村のもう一つのお勧めは、川向こうがドイツであること。橋を渡るとドイツ。そう国境町なんです。今でこそ、すっと橋を渡れるけど、昔はここを渡るたびにパスポートを見せて、ハンコもらって、渡ればシリングからマルクに変わってたというのが信じられません。「へぇ、向こうはドイツか~」とやけに感動してしまう二人でした。そして実際に橋を渡ってドイツ側へ行き、お昼ご飯を食べましたが、そこはやはりドイツ。ビールもメニューもバイエルン地方の内容&表記で、オーストリアとはやっぱり違う。


写真から地形を想像できますか?私の立っているところがオーストリア。向こうがドイツ。でも、川がものすごいカーブをしているので、ドイツのラウフェンという街は町幅わずか数十メートルでした。こちらも石畳のすてきな街でした。
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ザルツブルグより帰宅しました

2007年11月28日 07時27分48秒 | Weblog
雪降る寒いザルツブルグから帰ってきました。詳細は明日。
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観光疲れが・・・

2007年11月26日 04時47分30秒 | Weblog
写真はうまちゃんが来てすぐくらいの市立公園。枯葉の山です。この枯葉が原因で市電の線路が詰まり、曲がれなくて立ち往生してることがたまにあります。

観光疲れが出たのか、昨日の夜、ワイン飲みながら遅くまで話し込んだのが原因か、今日は何度も昼寝して一日ごろごろしてました。

うまちゃんは一人でディグラスというこっちのカフェでスープとコーヒーを飲み、クリスマス市を見てご帰宅。その後二人でイタリア料理を食べに行きました。

このイタリア料理は、うちの師匠に昔連れて行ってもらった市電D沿いのお店。リゾットが美味しいと当時言っていたのですが、今日は先日から狙っていた、大好きなコッツェ(ムール貝)の白ワイン煮を食べました。あとはサラダと、パスタの鮭クリームと手作りティラミスとコーヒーとワインと…。めっちゃ美味しかったけど、食費が財布を圧迫し、食べた食事のカロリーが身体を圧迫する毎日だ!と言いながらの帰り道になりました。それにしてもムール貝はやっぱり美味しい!ムール貝名物のベルギーには行けないけれど、今年は日本で牡蠣フライも、牡蠣ご飯も食べられないけど、ムール貝があればなんとか我慢できます。この次は、同じくムール貝のトマトソース煮を食べに行こうとうまちゃんと約束しました。

おもしろかったのは、スパゲッティトマトソースを食べたうまちゃんが「たった2週間で、トマトソースを食べて、ああなつかしいと、ほっとするくらいだから、そりゃ1年もいたら日本食恋しくなるのわかるわ。」と、やっとなんとなくですが理解してくれたことです。その数分前に「はに~ちゃんが日本に帰国したら、オーストリア料理のお店に行こうね。」と言ってくれた時には、机ひっくり返しそうになってましたので。

明日の朝、ふたりでザルツブルグへ行ってきます。できればザルツから少し足をのばして「きよしこのよる」の村とチャペルへ行きたいと思ってます。(この「きよしこのよる」はメイドインオーストリアなんです。)一泊しますので、帰宅は火曜日の夜。更新は水曜日なると思います。現在また寒くなって気温は1度。風も吹いています。ザルツも寒いだろうなぁ…。
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MEGUMI親展(他の人もよかったらどうぞ)

2007年11月25日 02時35分27秒 | Weblog
他の人は意味わからないと思いますが。

MEGUMIへ

ドナウヴェッレのホームページを見つけました。
Donauwelle

このマリアさんですよね?
ただ、他のページを読んでいると、すでにお店は閉めているようで、現在は月に一度、あのLerchenfelderGuertel、そうです!私の昔のギュルテルの家沿いでコンサートをしているそうです。(でもマリアさんの名前はなく、へんなおじさん(Reneさん)の写真が写っています。)ホームページの歴史(Geschichte)の下のほうのカフェコンチェルトをクリックして、その後、ドイツ語で中に入り、来月の1日の予定を見てください。3番目20時からのコンサートがドナウヴェッレのコンサートだと書いてあります。

来月の1日はフォルクスで「魔笛」を見るのでいけませんが、その後行ってみたいような…でも怖いような…誰が一緒に行ってくれるだろうか…

このReneさんはどうなんですか?知ってますか?ウィーン歌曲歌う人?それともジャズとか他の路線?知ってたら教えてくださいな。
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ナッシュマルクト~セセッション~カールス教会のクリスマス市

2007年11月25日 00時45分15秒 | Weblog
土曜日なので、ナッシュマルクトの蚤の市に出かけました。とにかくすごい人です。そして相変わらずすごいガラクタ。この中にお宝があるんだろうけど、私にはわかりません。写真はお店を見て回る人と、おもちゃなどを売っていたお店。


先週テレビでこの蚤の市の特集をしていたのですが、なんと朝4時に懐中電灯持参で見に来る古物商とかいるとのこと。すごい執念ですね。私にはできません。

写真はナッシュマルクトを見学~ひやかし~買い物する人の列。なかなか前に進みません。マルクトは昔に比べて食材が豊富になり、魚の種類も増え、アジやいわしなんかも出ていました。(昔はサバとマスとシーチキンとラックスしか記憶にない。)写真は海老売り場とオリーブ。


そしてこれがトルコ料理になるのかな、デーナーケバップというサンドイッチです。写真のように羊の肉の塊を焼いて、そぎ落とし、パンにはさみます。タレはヨーグルトで、トマトやレタスも入ったボリュームたっぷりのヘルシー食です。今日はうまちゃんがこれを、私は鹿肉の煮込みを食べました。


その後はセセッション(別名「金色のキャベツ」)の中にあるクリムトの「ベートーヴェンの第九交響曲をイメージした壁画」を久しぶりに見ました。

そしてなんと!こんな所にもクリスマス市が…カールス教会の前でやってました。
でも以外によかったです。工芸品や美術品が多く、お馬さんの馬車や、藁の遊び場なんかがあり、子どもたちも大喜びでした。うまちゃんもお気に入りのガラス玉(ツリーに飾るもの)を買い、二人でホットワインやプンシュという暖かいアルコールを飲んで帰ってきました。なんとも温まります。

クリスマスツリーの写真を撮りたいのですが、まだあまり見かけません。もちろん市庁舎前など大きな所はデコレーションであるのですが、本当の「もみの木市」は12月に入ってからのようです。
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カーレンベルクとホイリゲはしご

2007年11月24日 08時06分03秒 | Weblog
今日は天気予報が暖かくなるといっていたので、カーレンベルクへ行ってきました。カーレンベルクはアルプスの一番最後といわれている丘です。300~400メートルくらいしかないのですが、ウィーン市内を見渡せるビューポイントなんです。

前回はちえさんと一緒に収穫で残ったブドウをつまみながら歩いたんですが、その時にグリンティングへ行きたかったのに迷ったと思ったのは間違いで、最後のひとすじだけ違っていてあとは正しく歩いていたということが今日判明しました。次からは迷いません。でも出来れば歩きたくないです。(すごい年寄りがみんな下から上がってくるというのに!)

でも今日のカーレンベルクからの景色は霧霧霧。1時間コーヒータイムをとっても、うっすらドナウ川が見えるくらいで、市内をみることはできませんでした。
2枚目の写真はすこし晴れた時に、下り道から見える景色です。


その後、山を下りながら1時間ほど散歩し、ホイリゲ(ワイン居酒屋)街であるグリンツィングでお昼ご飯を簡単にとりました。と書くつもりだったんですが、しっかりフォアグラ?ガチョウのレバーの焼いたものとパスタを食べてしまいました。何でも今はガチョウを食べる季節だそうで…でも、もういいや。

その後、昨日書いたおじさんのホイリゲに行ってきました。朝一番に「今日行くからねぇ~」とメールを送って出かけてしまったので、おじさんの「今日は店にいないよ」メールを読んでいませんでした。店には従業員の人だけ。お店の人に電話してもらったんですが、何を間違えたか出たのは息子。おじさんはすでに引退しているそうで、ほとんど店に来ないらしい。もう一度おじさんに電話してもらい、今度はちゃんと話が通じて、今日は来ないということ、来週の水曜に一緒にのみに行こうという約束をしました。そして、お店の人にワイン1杯ずつおごってあげるように言ってくれました。

お店は見事に地元の人しか来ないような落ち着いた感じで、料理もワインも美味しく、いいところを見つけました。場所は市電の41番終点からちょっと歩いたペッツラインスドルファー通りの97番。

できればおじさんでなく、息子の方とお知り合いになりたいなぁと思っている私です。
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フォルクスオパー「ラルフ ベナツキーの夜: "素晴らしきもの"」23.11.2007

2007年11月24日 07時41分32秒 | Weblog
こういうタイトルの訳でいいのかよくわからないんですが、今日はうまちゃんとフォルクスへ行ってきました。私の大好きな「白馬亭にて」の作曲家でもある、ラルフ・ベナツキーという20世紀を代表するオペレッタ作曲家の没後50年を記念しての公演です。

いつもと違い、フォルクスのオーケストラが舞台に登って、歌手が前に出て、簡単な振り付けで歌うガラスタイルの公演でした。オケのみなさん普段は上に上がれないので、きっと気分がよかったことでしょう。

この作曲家は、話(半分しかわからなかったけど)おおよそウィーン歌曲・オペレッタ・ミュージカルなど500曲もの曲を作曲しているそうです。チェコの作曲家でベルリンで活躍し、戦争が理由でアメリカに渡り、戦後スイスで暮らしたそうです。そういった話を聞きながら、軽いウィーン風の曲や、マーチ、面白い曲などいろいろ次から次へと歌ってくれます。

中でも、出演者の中で特別にペーター・ミニッヒが出てきた時は、感動でした。このおじいさん、昔、私が留学していた時すでに大御所で、おじいさんだったんです。最初名前と人が一致しなかったので、手の震えが止まらないようなすごいおじいさんがタキシード着て、つえつきながら出てきて、内心大丈夫かなぁと思ってみていたんですが、懐かしい歌声が聞こえてきて、「あっ、あの人だ!」と思い出しました。立っているだけでもたいへんそうなのに、2曲とってもステキに歌ってくれました。

そして、これらが私の今後歌いたいものなので、とっても勉強になります。こんな記念の公演を聴くことができて、めっちゃうれしかったです。もう一回いけるかもしれないので、逃さないようにしたいです。

それにしても、この時代独特のあの話しかけるような歌い方、伴奏との微妙なずれ、ちょっとした間、どれもこれも私には大きな課題になりそうです。

指揮Alfred Eschwé
出演Johanna Arrouas ・Stefan Cerny ・Béla Fischer ・Mathias Hausmann
Natalie Karl ・Peter Minich ・Geschwister Pfister ・Thomas Sigwald
Birgid Steinberger ・Christoph Wagner-Trenkwitz
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今日は家でのんびり

2007年11月22日 22時34分25秒 | Weblog
写真は美術史美術館の敷地でやっているクリスマス市。真ん中の女帝マリア・テレージアもびっくり?

今日はうまちゃんだけシェーンブルンに行ってもらい、私はザルツブルグの切符手配・掃除の続き・手洗い洗濯・その他雑用などなどを済ませています。
夜は先週作って美味しかった(クノールさんありがとう)チリコンカルネをもう一度作ってみようと思っています。

実はこの前、ワイン見本市で私たちに話しかけてきたおじさんと、メール交換してます。来週一緒に飲みに行く約束も。よくよく話を聞くと、自分もホイリゲ(ワイン居酒屋)を持ってるそうで、こりゃいいお友達ができた!と、はに~かなり喜んでます。今まで行ったことのないウィーンのホイリゲ街なので、興味津々です。

見本市でも、何人もの人がおじさんに挨拶に来ていたのと、招待券で入ったと言ってたので、きっとそのワイン村の理事長とか世話役とかなんだと、勝手に想像しています。この先美味しいワインに当たる確立が高くなったような気がして、なんともうれしい限りです。

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ヴィーナーシュニッツェルとクリスマス市

2007年11月22日 06時41分42秒 | Weblog
クリスマス市が始まりました。なぜか年々早くなっているようなんですけど、とにかく始まっちゃいました。(ドイツはきちんと約束事を守って今年は11月末からが多いです。)

今日はウィーン名物シュニッツェルを食べに、あのノイバウガッセの「シュニッツェルヴィルト」に行ってきました。ここは知る人ぞ知る、シュニッツェルのお店。めっちゃ良心的なお値段で、で~んとでかいトンカツが2枚出てくる。2枚食べるのは普通の人は不可能。私は食べてましたけど。

今日はシュニッツェルとマッシュルームの唐揚げを1人前ずつ頼み、半分ずつにしました。(写真)店員さんの陽気さも、若い学生で盛り上がっているのも、そして昔々このお店にお世話になった私のような年齢のおじさんおばさんも、みんな一緒にシュニッツェルを食べている。何年たってもずっとここにあってほしい店です。


赤ワインを1杯ずつ。シュニッツェルとマッシュルームの唐揚げ。サラダ追加で15ユーロ。昨日のチンタオが40ユーロ越えてたので、うれしい限りです。

今日はこれでおなかいっぱい。昔、前に座ったおじさんが目をむくくらい大きな、「シュニッツェルドンカルロ」を食べた自分が信じられないです。

その後は、腹ごなしにクリスマス市へ。Spittelbergシュピッテルベルクのクリスマス市は実は行ったことがなかったので、ちょっとうれしかったです。ここはおしゃれな若者のお客さんが多いクリスマス市で、雰囲気もよく、石畳の細い路地がステキなクリスマス市を演出していました。

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ハンガリー旅行:トカイ19~20.11.2007

2007年11月21日 22時11分00秒 | Weblog
トカイワインって知ってますか?貴腐葡萄のワインで、阪神百貨店で売ってます。甘い梅酒のような味です。色は琥珀色でとてもきれいです。このトカイの原産地を求めて一度行ってみたいと思っていたのですが、なぜか今までチャンスがなかった。そこで今回は思い切って足を伸ばしてみました。

しかし、いつもホテルを予約する「ブッキングコム」でも1件のホテルしかない。だめなら日帰り、ちゃんとホテルが見つかれば一泊の予定でブタペストを出発しました。

ブタペストケレティ(東駅)を9時35分発のICに乗り、トカイ駅着は12時10分。切符一つ買うのにも窓口のおばさんはマジャール語しか話せないので、筆談になる。「私たち怖くないですよ~噛み付きませんよ~」とにこやかに笑いながら、紙を見せて、ゼスチャー入れて、切符を買う。「Budopest→Tokaj 19.11.2007 ワイングラスの絵に、人間2人の絵を入れてみた。」通じるモンです。

それまで曇っていたのに、トカイに着くころには久しぶりの青空に恵まれました。記念撮影が済み、これまた片言英語と筆談で「今日の最終電車は何時?」を確認。だってホテルとれなきゃ、それに乗らないと帰れない。最終15時まで3時間でなにもできないなぁ、ホテル取らなきゃとあせる。


街のインフォメーションはどこですか?と駅で聞いてみた。ひたすらまっすぐ。そして左に曲がってひたすらまっすぐ、と答え。すごい遠いと感じたので、タクシーは?と尋ねたが、笑って「ない」と言われた。しかたないのでひたすらまっすぐ歩くことに。30分は歩いただろうか、その間すれ違う5人以上に「ツーリストインフォは?」と尋ねながらやっと到着。インフォのおばさんがドイツ語できたので、ペンションを探してもらい、素泊まり二人で7000フォリント(5000円)の宿に泊まることに。「とにかく安くて清潔なところ!清潔な所にして!」と叫んだ甲斐があった。ペンションは値段の割にはきれいで、ペンションのおばさんもドイツ語が出来る人だったので、快適でした。


トカイの街は残念ながらほとんどがシーズンオフで休業。だけどペンションのおばさんが自分の蔵をもっていたので、そこを見学させてもらい、試飲もさせてもらった。トカイワインって阪神百貨店に売っているあのラベルしか知らなかったけど、実はワイン蔵によっていろいろなラベルがあり、いろいろな味もあることを今回初めて知りました。おばさんの蔵では辛口からトカイアスーの6プット(それも1991年産)まで6種類試飲させてもらいました。


その後は、インフォの紹介のレストランで食事をし、ワイン屋にお土産探すふりをしながら試飲をし、またレストランで食事(食事には必ずワインかトカイワインを飲んでいる)して、一日目は終わりました。

次の日は寒い曇り空でしたが、トカイのワイン畑を散歩しました。一山全部ワイン畑でした。山の上がかすんで見えないけど、ずっと畑なんです。

一番驚いたのは、ここでは畑の斜面を掘って蔵にし、そこにワインを貯蔵したり、入り口の数メートルの空間にテーブルを置いて飲んだりするようです。こんな山の斜面を利用した蔵はウィーンでは見たことありません。(上の二人が写っている写真も山を掘って蔵にしてました。)おもしろい体験でした。


トカイワインを買おうかどうしようかと思いましたが、アスーの5や6プットは実は癖がありすぎて好みでなかったので、やめました。もう少し味がわかるようになってからのお楽しみにすることにしました。でも、その土地のものは、そこで飲むのが一番ですね。美味しかったです。
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ハンガリー旅行:ブタペスト17~18.11.2007

2007年11月21日 21時29分21秒 | Weblog
行ってきましたハンガリー。これで8回目(たぶん)。ヨーロッパでどこが好き?ってきかれたら、ブタペスト(ハンガリー)・バルセロナ(スペイン)・ブリュッセル(ベルギー)。理由は「美味しいから」。

ドナウ川はウィーンからこのハンガリーのブタペストを流れ、その後ルーマニアなどを経由し、黒海へ流れる。ウィーンでは街から離れた所を流れるけど、ブタペストは町のど真ん中に流れる。このドナウ川をはさんで山側がブタ、平らな街側がペストという名前のブタペストは、なんといっても夜景が魅力。この夜景見たさと、値段の安さと、ごはんの美味しさに魅かれて何度も来ている。でも!今まではずっとブタペスト止まりだったけど、今回は勇気をだしてハンガリーの奥地トカイまで足を伸ばしました。これがまた美味しかった。


泊まったホテル「パピヨン」はとても急な坂の上にあったけど、1泊二人で44ユーロで、この内容ならめっちゃお得。静かな住宅街だった上、夜景も見える部屋だったので大満足。スーツケースを持って坂を上るのはお勧めしないけど、車や身軽な旅行なら推薦します。

写真はブタ側「漁夫の砦」から見たウィーン側(西)・チェコ側(北)・ルーマニア側(東)の風景。



市電や地下鉄も充実しているので、移動には困らないし、人は一瞬無愛想だけど、話しかけるととっても親切。シャイなんですね、きっと。とくに70くらいのご老人はドイツ語が話せるので、道を聞いたらひっぱって連れていてくれる。

昔々オーストリア・ハンガリー帝国だった名残りも多く、カフェもウィーン風だったりする。同じ名前のケーキも多い。今回はジェルボーというカフェに行ったけど満席。一人で来ていた20歳くらいの女の子に相席を頼み、片言の英語で会話をした。よくよく聞いていると、ハンガリー人ではなくイギリス人。それもフェンシングのオリンピック強化選手だった。2018年のオリンピックを目指してフェンシングで有名なハンガリーに半年の訓練に来ているらしい。彼女に安くて美味しいハンガリーレストランを紹介してもらい、その夜、そして次の日の昼ご飯もそこで食べた。量も味も満足。彼女も行きつけらしく、次の日にレストランで再会した時には、お互い照れ笑いでしたけど。彼女(ヘレンさん)が2018年にオリンピックに出ていたらすごいなぁ。きっと彼女のものすごい早口と、ものすごい早食いを思い出す事だろう。写真はそのレストラン「セントジャポット」のハンガリー風料理。私が残したくらい量が多い。

ゲレルトの丘ではおみやげ物やが並び、一緒に行ったうまちゃんがハンガリー風テーブルクロスを買いました。1万フォリントを値切って8200(6000円)に。お土産物屋で飼っている馬は、タバコが大好物だとおじさんの弁。


写真はブタペスト地下鉄2番線のエスカレーター。一番上が見えないくらい長いんです。そして止まった。登るんですよこれを!


2日目の夜は、オペラのチケットを手に入れハンガリー国立歌劇場へ「蝶々夫人」を観に行く。もちろん新撰組みたいな衣装だったり、顔が白塗りだったり、蝶々さんの庭が枯山水だったりするんだけど、それでも真面目に演出しているほうだと判断。影を上手く使って表現していました。ただ蝶々さんは、2幕の終わり、音だけ歌なしの場面が長くあるんですが、その部分をどう演出しているかで、私の中の評価が決まる。蝶々さん・息子・スズキの3人がじっとピンカートンが来るのを待っている場面なんですが、ここがいいと、もう涙々なんですよね。今回はスズキと息子が寝入ってしまうのに、蝶々さんが背筋をピンとのばしてじっと一晩待っているような場面にしてありました。ちょっと泣きそうに。○です。

このオペラに行く為には地下鉄に乗りますが、この地下鉄はヨーロッパで最古の地下鉄だそうです。駅も小さく、3両がやっと。壁はタイルでできています。レトロですよ。

ハンガリーは安い。といっても、ユーロの影響か、以前のような割安感はなくなりました。日本より若干安いくらいです。
次に行く時の為のインフォとして、ケレティ駅(東駅)の両替所はレートが悪い。東駅の駅インフォでは、切符を買うときフォリントを出し尽くして足らない場合はユーロで残り払える。知ってたらもう少し余裕で旅行できたはず。

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ハンガリーより帰宅しました

2007年11月21日 07時16分25秒 | Weblog
さっき帰宅しました。ハンガリーはまだ寒さもましだったのですが、ウィーンは相変わらず寒いです。旅の詳細は明日。ではでは。
コメント (2)
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