Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

オーストリアの旧友

2007年12月04日 22時59分18秒 | Weblog
ユタという名の友達です。今はオーストリアの南ケルンテン州に住んでいますが、昔日本語学科の生徒でした。私たちはウィーンの日本食のレストランでお互いバイトの身で、彼女が着物を着てお運び、私はクロークに座っていました。まだウィーンに来たばかりの(なのに働いていました)私に、「お茶飲みますか?」と一日に何度も声をかけてくれ、そこからの付き合いです。私もいいおばさんになったけど、彼女もかなりおばさんの域に入ってきたなぁと今日は4年ぶりにあってしみじみ。

彼女ももう2人の母。そして働く女性。主にマーケティングと貿易を扱うバリバリの仕事人。そんな彼女が昨日急に「明日ウィーンに日帰りで行くから」と連絡をくれ、1時間だけですがお茶してきました。

この人は久しぶりにあっても(お互いの数年間の生活を説明することなく)話がいきなりそこからスタートできる数少ない友人の一人なんですが、今回はおいしいオーストリア産のチョコレートを、どうやって日本に持ち込むか?で盛り上がりました。そこは貿易専門。いろいろアドバイスをもらいましたが、さて本当にこの話進むのか?でもなんとかして「はにゅうす」を読んでいるみなさんに食べてもらいたい!と思うくらい美味しいチョコレートです。特にワイン好きにはたまりません。

あとはユタの家の近くで演奏会ができないか?1月にもう一度ゆっくり話をしようということになりました。このへんもすぐ盛り上がるので面白い。昔はお互い盛り上がってもその場の盛り上がりで終わってたんですが、この年なので実行力がついてきているので、何事においても実現できる可能性が前より高い気がします。

昔、あんなに日本語が上手で、ぺらぺらだった彼女が「もう日本語はだめ~。はに~は相変わらずドイツ語いけるじゃん」とドイツ語でいいながらため息をついてくれる。お世辞だとわかっていても、ちょっとうれしかったりする一瞬です。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再びグリンツィング

2007年12月04日 07時26分42秒 | Weblog
写真はシェーンブルン宮殿のクリスマス市。シンプルですがきれいです。

今日は山にも登らず、いきなりグリンツィングへ飲みに行ってしまいました。お店はマーティンセップ(昔合唱団の皆さんと宴会をした店でもあり、先週ガチョウを食べた店でもあります)。

ここはやっぱり料理は美味しいです。今日はお昼7.9ユーロのビュッフェ形式。ホイリゲに普通にある肉料理やオーブン料理、スープ、サラダ、などなどが取り放題です。美味しいのでついつい食べてしまいます。食事は安いけど、飲みすぎて、結局一人20ユーロになってしまいましたが。

一緒に行ったのはうまちゃんとよしこちゃん。日本とオーストリアの違いに花が咲き、お酒も手伝って大声で笑ってしまうこと数度。昼から酔っ払った日本人観光客って恥ずかしい?それさえ忘れてるくらいよくしゃべって笑ってました。

なんでそんなにおかしかったか?だって、日本語やドイツ語の間違いを言い合ってたからです。例えば私は「辛いスープ」の代わりに「眠いスープ」を注文したり、こっちの単語で「ホモ」と「蒸し暑い」が似ているので良く間違えたり、またまた「輸入」という単語と「男性機能障害」を間違えてえらい目にあったり…いろいろなんですが、よしこちゃんから出た話の中で一番の傑作は「自分の子どもも含めて、日本語学科の子なども、”ち”と”さ”を良く間違える」ということなんです。日本の子もありますよね。鏡文字になったり、上下逆さになったり。

それで一番のヒットは、こちらに住む、とある日本人の子どもが小学生低学年の時に、「こいぬのおさんぽ」という本を音読していた時に、なぜか「こいぬのお○んぽ」になっていたとか。音読って大きな声で読むのですから、そりゃそれを聞いていた親はひっくりかえります。「そんな題名ではないと思うけど~?」「だってこいぬのお○ちんぽって書いてあるよ。」ととんちんかんな会話が続くそう。思いっきり笑いました。日本人なら自分で音読した段階で意味がわかるので自分で間違ったこともわかるのでしょうが、その低学年の子どもは、その日本語単語の意味を知らない。なので平気な顔して読み上げてしまう。

ある人が日本語学科の人に「今日はお招きいただきありがとう。」とレストランで食事前に言われた。招いてない。食事をおごっただけだ。つまり「招待した」という単語と「おごった」がこっちでは一緒なのだ。「ご馳走になりありがとう」って言いたかったのだとすぐにわかったけど。

そんな失敗を数経験して、みんな大きくなっていく?そして私も気づいていないけどもっといろいろ間違ってしゃべっているような…この間も「パリでの若者の暴走が」と言ったつもりが「パリでの若者のネクタイが」と言っていた。すぐに気がついて直してもらったけど、恥ずかしかった。だって似てるんです!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする