「白タク」で思いだすこと

2016-03-09 13:57:27 | 日々思うこと

今日は夫の月命日。雨の予報だったのでお墓参りは明日に延ばして美容院に行って

きた。

そのあとランチに行ったら珍しく空いていた。やはり雨降りの外出は億劫だからなあ。

3月11日は東北大震災の日。その前日は東京大空襲。

そして我が家にとってももっとも呪わしい月。3月30日、ホテルで倒れた夫は結局

我が家へ生きて帰ることができなかった。この日から半年余り不安な日々を病院近くの

民宿で過ごした。思いだすだけで涙がこぼれそうになる。

息子も亡くなったときよりも倒れたと連絡を受けたときのショックの方が大きかった

という。旅先なので列車を乗りついで駆けつけてくれたけれど。

わたくしは今もその温泉地へは行くことができない。

*********

タクシー業界が「白タク反対」とデモをしているのをテレビで見た。

昨年夏、ホテルで会合があったとき、地元のタクシーに迎えに来てくれるよう

依頼していた。

その半月ほど前、夫の実家のお墓参りになじみのタクシードライバーに往復載せて

もらっていた。遠出の時は空いている限りこのドライバーを指名していたので、その

時に頼んでおいたのだ。何度も利用しているので説明しなくてもよい便利さがある。

ところが時間になってホテルの玄関に出てもそのタクシーが見当たらない。

電話しようとしたときドライバーが歩いて近づいてくる。

「えッ、車遠いの?」とわたくし。「こちらまで来てください」と彼。

「これに・・」と言われたのは自家用車。「どうして?」「事情は話しますので

まずお乗りください」

1週間ほど前に健康に不安があり退職したとのこと。彼はその会社の指導員の立場

のドライバーだった。約束していたのでお迎えに来たと言う。

それならそうと言って欲しかったのに。

自宅についたとき、「今日は友人ということで」と言われたがそうもいかない。

1万円差し出すと「それでは・・」と5千円受け取った。

そして「これからも電話いただけたらいつでもきます」って。

それから1度も頼んでいない。ドライバーを変えた。何かあったときお互いに困る。

いわゆる「白タク」行為になると思った。

 

 

コメント (2)
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