昨日3月30日はわたくしにとって一番辛い、嫌いな日。
もう11年になるんだ。29,30,31日の2泊の予定で出かけた温泉のホテルで
夫が30日未明に倒れた。
すぐフロントに連絡して救急車で運ばれたが、何とか自宅までと言ったけれど
そのような余裕はないと地元の総合病院に運ばれて手術を受けた。
その時、それから半年余りその市で過ごすことになろうとは思ってもいなかった。
心臓が止まるような思い、何も考えられない虚脱感。
それまでそんなことはなかったのに突然5日ほど前息子が出張の帰途、わざわざ
出張先から2時間余りかけて訪れて夫と話をしていった。
虫の知らせだったのだろうか。それが夫と息子が交わした最後の会話になった。
悔いばかりが残った。
行かなければこんなことにならなかったのではないか。
何か気づけなかったのか。注意が足りなかったのではなかったか。
今でもその温泉地へは行かれない。
どんなに誘われても足が向かない。気持ちと身体が拒否する。
明日から4月。気を取り直して・・・新たな季節を迎えなければ。
もしあの時、私がこうしていたら。
もし・・・
もし・・・
自分を責め続けました。
自責の念で落ち潰されそうでした。
辛いですね。
苦しいですね。
この苦痛は、何をもってもしても、消えないですね。
こういう気持ちは大切な人を喪ったものにしか分からない感情ですね。
その温泉地が悪いわけではありません。でも、なんだか許せないのです。
そうでも思わなければ自分の心が治まらないのでしょうね。
残されたものの宿命でしょう。