私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

映画「はじめてのおもてなし」

2018-03-02 15:29:30 | 日記

March 2, 2018

3月、これで季節も後戻りはできないだろう。アルテリオ・シネマで映画を見てきた。珍しくドイツ映画だった。「はじめてのおもてなし」、2017年のバイエルン映画賞とドイツ・アカデミー賞を受賞している。メルケル首相の移民受け入れ政策に少し陰りは出てきてはいるものの、ヨーロッパで、増え続ける難民を受け入れてきた国ならではのヒューマンな映画だ。映画紹介はいつものようにパンフから抜粋、「ミュンヘンの閑静な住宅地に暮らす一家。父は引退勧告を突っぱねる大病院の医長、母は定年退職した元教師。子供たちも成長し、暇を持て余す母は、アフリカからの難民をひとり受け入れると宣言、ナイジェリアから来た難民の青年を自宅に住まわせる。家族は初めてのおもてなしに張り切るが、反対デモやテロ疑惑で大騒動が起きてしまい、・・・。難民問題で揺れるドイツで大ヒットを記録したホームコメディ。」とある。

フランス語ほどではないが、ドイツ語も私には耳にやさしい。外国映画を見るといつも感じることだが、日本では同じようなシチュエイションは考えられない、だからこそみる価値があるのだと思う。パンフにはまた、「笑いあり、涙あり、そして考えさせられる映画。」という言葉があった。その通りの映画だ。収容人数が113人の小劇場だが、今日はほとんどが女性で、しかもほぼ満席だった。後で調べてみると、今日は金曜日、レディースデーとかで、女性の割引がある日だった。私はシニア割引でいつでも1000円だが、一般1800円が1000円になるのだから、満席になるのも当然だろう。知る人ぞ知るような小さい地味な映画館だが、私には、唯一の娯楽場所が歩いて行けるところにあることがうれしい。

画像は、寒椿。友人宅のお庭で撮らせていただいた。


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