私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

過ぎゆくとき

2020-01-15 09:30:58 | 日記

January 15, 220

2020年の1月も、今日で半月過ぎてしまった。物事に取り掛かり行動するスピードが遅いので、なかなかはかがいかない。ふりかえると、新しい年を迎えてから、何をしたのやら。ただ、何となく毎日やるべきことは決まっている。そんなことの積み重ねが1日の終わりであり、1年の終わりであり、人の人生の終わりであるのだろう。眠れぬままに聞いているラジオの深夜番組で紹介されていた、石田衣良の短編が面白かったので、本屋で目に入った石田衣良『眠れぬ真珠』(新潮文庫)を購入し読んだ。最初と最後の数ページのために、セックス描写の羅列で終始する中身を添えた本、これが今どきの小説なのか。何とも言えない気持ちを抱きつつ読了した。選んだ本が悪かったのか、何しろこの作家の本はお断りだ。
 
テレビのチャンネルを適当にいじっていたら、漁師の男性が、フジコ ヘミングの「ラ カンパネラ」の演奏に刺激を受けて、弾けるまで挑戦したという番組があり、面白かった。まず、仕事の合間を縫っての1日8時間の練習がすごいと思った。私も、手持ちの小さなキーボードを使って、老人ホームにあるピアノで何か弾けるようになるまで習得したいと思いつつ、日常の雑務に追われて実現しないままでいる。年の初めなのか、こういた番組が多いが、登場する人たちは、だれもが大変な努力を重ねている。これは皆、専門家ではない、市井の人の物語だ。何をいまさら感動しているのと笑われそうだが、老年になって、所在なく過ごす日々に受ける小さな刺激が、生きていくよすがとなる。
 
画像は、今年から使うことにした卓上カレンダーの表紙に写っている猫。猫シリーズなので、毎月いろいろな猫が登場する。腹が立つようなことが多いこの頃、猫の写真を前にすると、気持ちが穏やかになる。

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