私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

ジュンパ・ラヒリ

2014-12-06 17:02:04 | 日記
December 6, 2014
この前のブログにも書いたが、右目の調子が悪くなっていくばかりだ。8日が受診日なので、それまで待つよりは仕方がない。、今までこういたことは経験していないので、ここ2・3日はなにも手につかない状態だったが、やっと平常心をとりもどした。これまで病気をしてこなかったことが不思議なのであって、このくらいのことでうろたえていてはいけない。また年齢のことを考えれば、致し方のないことかもしれない。というわけで少し元気が出てきたので、いくつか料理を作ったり、手元にある本を読みはじめた。

ジュンパ・ラヒリ『見知らぬ場所』(新潮社)が面白い。二部に分れていて、全部で8編の短編が入っている。ラヒリは両親ともにカルカッタ出身のベンガル人だが、幼少期に渡米して、アメリカで育っている。先日ブログでも触れた『停電の夜に』がデビュー作である。同書でも、また今回読んでいる本でも、インドの生活習慣や、またアメリカで育った子供と親の世代との葛藤などがえがかれている。いっぽうで、アメリカ社会に根を下ろした子供の世代に話が及んでくると、インド色のようなものは薄れて、普通の人々が直面する生活の中の物語が多くなってきている。これはインドとは関係ないことなのかよく分らないが、ラヒリの作品を読んでいると、共鳴できる点が多い。アメリカ人の物語ではなくアジア人に近い感性で話が運んでいく。まだ途中だが、自分が育った家庭の中での生活をふと思い出すような場面に出会ったりして、どきっとしたりする。目がかすんで読みづらいことを忘れさせるほど先へ先へと引っ張ってくれる本だ。

さてあまり本に夢中にならないようにと、作りおきしておく料理をいくつか作った。いつもこのブログで書いているようなものばかりだが、ひとつ大根料理のおいしレシピが見つかった。「焼大根のコチジャン味噌味」というもの。朝日新聞の「料理メモ」をスクラップしてあった中に見つけた。2人前で、大根1cmの厚さの皮つきの輪切り4枚を、ごま油をひいたフライパンに並べ、強火で焼き色が付いたら、弱火でふたをして3分焼く。裏も同じようにする。やや歯ごたえが残る程度に焼けたら、コチジャン小さじ半分、味噌、砂糖、酒、水大さじ1杯を合わせたものを強火で絡めて出来上がり。しっかり味の付いた大根は、なかなかおいしかった。コチジャンの代わりにトウバンジャンやキムチのもとでもいいのではないでしょうか。私はトウバンジャンを使った。

画像は、「葉ボタン」。お正月の花として、あちこちで売られている。私もスーパーで安いものを買ってみた。

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