July 12, 2018
読書会をご一緒している友人が、お姉さまと北海道の礼文島を旅行されてきたとのこと、たくさん高山植物の花の写真を送ってくださった。今年は特に花が多かったそうだ。送っていただいた写メールを整理しながら、考えるともなく頭に浮かんだこと。読書会が始まってからずっとご一緒している友人、私よりは5歳ほど若い。この年齢の差は全く感じないようなときが続いたが(私の側からのことだが)、近年この差を強く意識する。つまり、5年前の自分を振るかえって考えたとき、全く今の自分の状況とは違っていた。まだ若かったのだ。人によって違いはあるとしても、80歳の坂を超えてから感じる様々なこと、老いを意識せざるを得ないということは、今のこの5歳という年齢の差が語っているようにも思える。この差をひっくり返すことはできないのだから、友人が私の年齢に達したときに、現状をできるだけ維持しておくように努めたい。
ベランダの数少ない植物に目をやると、夏の強い日差しをうけて、うなだれながらも育っている。鉢を動かす力がなくなってきているので新しい花は買わないようにしているが、今年誕生日に友人からいただいたクレマチスが、何年も前からあった小ぶりのものと並んで、元気に弦を伸ばし、つぼみもたくさんつけている。種から育てている朝顔も、もう花が咲きそうだ。朝目覚めてベランダをのぞくのが楽しい。夏はこれから本番だ。自然の猛威にさらされる心配が少ない環境にいることに感謝しながら、乗り越えよう。
画像は、友人の礼文島の花シリーズの写メールから、「ハマナス」。