私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

笑いを拾う

2018-03-26 13:07:51 | 日記

March 26, 2018

老人が多い。先日バスに乗っているとき、はす向かいに座っていたおじいさん(といっても私よりは若い)の胸元が気になってよく見ると、上着から頭だけ出した小さな犬のぬいぐるみを抱いていて、バスが走り出すと、その犬の頭を撫でて、「もうすぐお家だよ」といった言葉を口にした。それがあまりに自然だったので、心が和み、また笑いをこらえた。帰宅すると、さっそく棚に置いてある猫のぬいぐるみに目をやった。これは、友人から家にあるぬいぐるみを捨てるといったときにもらい受け、私が毛糸で帽子を作ったものだ。私も出かけるときは、バッグに入れて持ち歩いてみよう。

あんなに寒かったのがウソのような陽気だ。毎年繰り返されることとはいえ、今年はいつまでも寒さで悩まされたので、日差しが出てくると、特に用事がなくても1日1度は駅前まで出かける。どこを歩いていても桜が目につく。小学校ごろに使っていた下敷きに富士山と桜の絵があったのを思い出した。日本人、富士山、さくら、どういうわけかなじめなかったものが、ようやく身内に感じ始めてきた。30日には、点訳の会の方たち数人と、身延山にお花見に行くことになっている。背中の圧迫骨折が完治しているわけではないが、こういったお誘いに乗ることも必要だと考え、ご一緒させていただくことにした。思いのほか早く桜の季節が来てしまったので、4月初めだったのが、だいぶくり上がった。花の命は短い。せっかく行くのだから、満開の桜を楽しみたい。いろいろと手はずをしてくださる方に感謝したい。

画像は、ベランダのすぐ先に見える「モクレン」。大きな花びらが、風に乗って植木鉢を覆っていたりする。