私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

講演会

2013-11-06 21:00:31 | 日記
November 6, 2013

珍しく地元の会館で催された講演会に出かけた。主催は「万葉9条の会」、歌人の岩田正氏と地元の短歌の会が中心になり、いわゆる憲法を守る9条の会の支部として2004年に作られた会だ。 この会の講演会には5、6年前に一度出かけ、講演者の東大教授・小森陽一氏の啓もう的な言葉に嫌気がさして、それきりになっていた。先日図書館の前で今日の講演会のビラを配っていた。暇なので、整理券代ほどの入場料であることもあって出かけてみた。 今回もまた小森陽一氏が、 夏目漱石の 「草枕」 を中心に「夏目漱石と『憲法9条の思想』」を講演した。そのあと、若いお嬢さん方によるピアノ・クラリネット・ヴィオラのトリオの演奏があり、最後は、川野里子という方の「今、啄木の新しさ」という講演だった。今回は少しゆっくり観察する余裕があり、観客のほとんどが小田急沿線の短歌の会のメンバーだということが分った。岩田正氏の夫人の馬場あきこさんも出席されていたようで、先生という声がそここで聞こえた。今回も私の中では未消化のままに終わった。

帰宅して夕食後、いつもは2本一度に焼くパウンドケーキを少し大きくして1本焼いた。今週末、点訳で知り合った方の熱海のお宅に同じグループの方たちと訪れることになっている。その際の手みやげに焼いた。材料を計ったり、バターや砂糖を混ぜる手順が面倒だという人もいるが、私はこのパウンド作りを楽しんでいる。特に今日のように心に少し不満がくすぶっているような時無心になれ、パウンドケーキが出来たことで小さな達成感がある。読み残してある『ブロンズの地中海』を読み終えて今日の一日を終えよう。この本については、後日ブログで書いてみたい。

画像は、妹のメールから、「サフラン」。