私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

ピアノのお稽古

2013-09-14 08:48:18 | 日記
September 14, 2013

長く続いた読書会が終了した後、ブログに触れさせてもらったということもあって、メンバーの方をはじめ、以前読書会に出られていた方から、あたたかいメールをいただいた。何かに終止符を打つ時は、そのエネルギーで夢中だが、そのあと一抹のさびしさはある。集合住宅なので、ベランダに出るとお隣の気配が分る。男のお子さんが3人いて、まだ小学生になるかならないかの長男の方が、 ピアノの「バイエル」の練習を毎日欠かさない。だから上達もする。最近はやさしい副本の曲も弾いている。これが私には楽しい。 音を気にされているのか、夏はしっかり閉めきっているが、秋口、やっとはっきり音が聞き取れる。

さて、秋は深まっていくのだろうが、ここ2,3日、残暑が厳しい。不慣れで、あまり校正のことを頭に入れずに引き受けてしまった点訳の校正が戻ってきて、結構大変だ。1字挿入しただけでページが動くと、最後までページ数を書き変えなければならない。100ページ近いもので最初の方にそういったことがおこると、最後まで直さなければならない。ふと若い頃出版社に勤めていたときのことを思い出した。あの頃、絵入りの文章などは、活字を写植で打ちこんでいた。一字違っても全部貼り付け直さなければならず大変だと、印刷所の人が言っていた。そんな頃から比べれば、パソコンの普及は素晴らしい。点訳の世界でも、小さい点訳器に手で打ちこんでいたとき、同じ大変さがあったと思う。しかもその頃からまだ20年も経っていない。ぐたぐたいわずに頑張ろう。

地元の図書館が、コンピュータ機器の入れ替えなどの作業のためしばらく休館になるので、返却日が大幅に遅くなった。今手元に4冊ある。まだ読んでいない残りの2冊をゆっくり読もう。その中の1冊、小川糸『リボン』(ポプラ社)は、予約したのを忘れた頃に届いた。新聞の書評を見て予約したのだと思う。ポプラ社のものはどれも、読後気持ちがいい。たぶん夏の疲れをいやしてくれるだろう。

画像は、妹のメールから、「おみなえし(女郎花)」。毎年載せているが、中秋の名月も近いので。源氏物語から一首。

   女郎花しほる々野辺をいづことて一夜ばかりの宿を借りけむ(夕霧の巻)