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ぽかぽか春庭「中秋の名月月餅」

2022-09-20 00:00:01 | エッセイ、コラム
20220920
ぽかぽか春庭にっぽにあニッポン語教師日誌>日本語学校夏から秋へ(4)中秋の名月月餅

 9月10日は「中秋の名月」でした。
 旧暦の8月15日の夜(十五夜)に見える月を「中秋の名月」と呼び、2022年は9月10日 。私も夜空を見上げましたが、近年まれに見るくらいぽっかりと明るい満月が空にでていました。

 中国では旧暦の8月15日を「中秋節」と呼び、春節(旧暦1月1日)に次いで中国第二番目の伝統的な祝日です。(国慶節=独立記念日等の新しい祝日もありますが)

中秋節の丸い月は団欒を象徴し、この祭りは「団欒節」とも呼ばれています。毎年、春節と中秋節には、人々は各地から家に帰り、家族と一緒に団欒の食卓を囲みます。

 春節に北部ではみなで餃子を食べることがならわしですが、中秋節で全国的に食べられてるのが「月餅」 です。
 餃子の中身も各地方各家ごとにさまざまな具材がありますが、月餅も、各家ごとに中身がいろいろです。

 中国文化の影響が残るベトナムでも、中秋の名月をめでる習慣がのこされています。旧暦8月15日(中秋節)のことをベトナム語でテット・チュン・トゥー(Tết Trung thu)」と呼び、もともとは月をめでる日とされていましたが、現在は月をながめるより、子供のための祭りと見なされにぎやかにお祝いしています。

 日本語学校では、コロナ禍のために春節にも夏休みも中秋節にも 帰国して家族と団欒することが出来ないでいた学生のために、春節では「行事食の配布」として餃子を学生にふるまい、中秋節では月餅を配りました。

 左側は職員のひとりが手作りした月餅。右側は中華街で購入した月餅です。

 
 学生はひとりひとつ好きな味を選んで、家族とは会えないけれど、家族との「団欒節」を思い出しながら食べていました。
 肉入りあんやクルミ入りなどいろいろな月餅がある中、私はオーソドックスなこしあん入りをいただきました。

 わいわいと好きな味を選んでいる学生たち


 10月からまた新たな新入生を迎え、新学期がはじまります。
 
 今はまだ学生と家族との団欒はできないけれど、講師も留学生も、月餅食べてエネルギー補給。

<おわり>
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