春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

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はるまき(15)

2008-11-02 14:01:00 | 日記
坂と階段
haruniwa
 録画しておいた映画を2本。一本は年末の放映だった『オリヲン座からの招待状』一本は正月放映の『コレリ大尉のマンドリン』
 どちらも、風邪引き回復時にちょうどよいとてもいい映画でした。

 オリヲン座は、浅田次郎の短編集からの映画化だから、タイトル聞いておよそのストーリーを知れば、最後までのあらすじも想像できる。あとは、画面のきれいさや俳優陣の演技が見所になるのだろう。宮沢りえも、加瀬亮も、宇崎竜童もなかなかよかった。りえちゃんが自転車乗り回すシーンは「自転車がでてくる映画」のトップワンが「自転車泥棒」でトップナインが「茄子アンダルシアの夏」だとしたら、「トップ15」くらいにランクしたい。
 蛍のシーンはこれ以上蛍飛んだら「源氏の蛍以来の、恋といえば蛍」が出過ぎてあざといという一歩手前で抑制をきかせたし、樋口可南子と田口トモロヲ夫婦が昔の絆を思い出すことでヨリ戻しそうってのもそう不自然でなく、なにより、店じまいする寂れた映画館のたたずまいってのに、私は弱い。
 『コレリ大尉のマンドリン』ギリシャの名も知られていなかった島ケファロニア島の戦争と大地震という二つの厄災を通した島の人々の愛憎の歴史。
 ニコラス・ケイジもペネロペ・クルスもよかったが、ほとんどセリフのないイレーネ・パパスの大貫禄。このギリシアの大地母みたいなパパスが画面にいるだけで、おかしなラテン系なまりをほどこした英語を全員がしゃべっていても、これはきっぱりギリシャなのだった。スペイン人のペネロペがスパニッシュ英語をしゃべっていてもいいけれど、どうしてわざわざイギリス人のジョン・ハート(ペラギアの父、医師イアンニス)も、クリスチャン・ベール(ペラギアの婚約者漁師マンドラス)もイギリス英語をしゃべったらいけなかったのだろうか。きっとハリウッドというところは、「世界中あらゆる地域の人々は英語を話せるけれど、それは、それぞれの地域のなまりのある英語である」という言語しばりがあるのだろう。クリスチャン・ベールは、「文字も読めなかったただたくましいだけの漁師」が従軍をへて「ものを考えるようになったパルチザン」へと変貌した顔つきをよく表していて、ただのハンサムじゃないことを示した。
 ギリシアの現代史といえば『旅芸人の記録』がNo.1だけれど、このケファロニア島の時の流れも、ギリシアという特別な時間が流れる国のもうひとつの歴史を俯瞰させてくれた。
 もう1本、テレビ放映のキムタク映画『HERO』を見て、ケファロニア島ロケといっしょにして思ったことのひとつ。映画の画面構成は列車と馬で大草原疾駆とかカーチェイスとか、横移動のカメラワークの躍動は、これぞ映画と思わせるが、上下移動の坂や階段の町ってのもいいなあと思わせた釜山ロケ。2004年に我が家唯一息子と娘3人で出かけた韓国釜山の景色を思い出す。なつかしかった。
 『耳をすませば』の階段と坂の町聖蹟桜ヶ丘多摩ニュータウンもよかったな。坂と階段は、映画向きだ。

2009-01-04 12:46:25 ページのトップへ
リクエスト
haruniwa
トリビア映画ベストテンを要望。
「格闘技を描いた映画」などは、すでに何度もげんきゅうしていることと思いますが、

1,自転車が出てくる映画ベストテン(自転車泥棒を何位にランクするか)

2、映画館が舞台の映画(ベストワンはもちろんパラダイスとして)

3、蛍がとぶ映画(「蛍川」より韓国映画「ラブストーリー」の蛍シーンが好き)

4、階段シーンの秀逸な映画

などなど、細部に神やどる方式のベストテンをリクエスト。

「図書館が出てくる映画」ベストテン(これは本が出ているから本の紹介だけでも可)

2009-01-04 12:51:52 ページのトップへ
血と個人と社会と世間
haruniwa
『コレリ大尉のマンドリン』のなかに、ドイツ人将校のセリフがある。
オペラや音楽を愛し、戦場にあっても人生を楽しもうとするイタリア人コレリ大尉が「あんたらドイツ人は世界中でドイツ人が一番優秀だと思っているんだろう」と、揶揄する。するとドイツ人将校は「一番優秀だと思っているのではなくて、事実優秀なのだ。これは科学的な事実だから、僕個人が否定してもしかたがない」という意味のことを言う。

これを聞いて、ドイツ人がビジネスの場でイタリア人が席をはずすやいなや日本人に語りかけるという冗談「この次はイタ公ぬきでやろうぜ」と言いたくなるというのも、わかるな。

世界中で、「自分たちが民族の血筋ゆえに優秀なのだ」と、信じ込むことのできたただふたつの民族だからだ。

この根拠のない「科学的に我が民族kが優秀なことは実証されている」という非科学的思想は、なぜゆえ、イギリスでもフランスでもなくドイツに発現したのか、きっと改名した書物はでているのだろうけれど。

年初の読書は阿部謹也の『日本人の歴史意識』
話題になった「世間」についての岩波新書版解説書。
おもしろい。

日本の世間と、ドイツ人の「ゲルマンアーリア民族直系ゆえ優秀」という自画像に、なにがつうじているのだろうか。

今年も読みたい本がいっぱい。
2009-01-04 16:45:15 ページのトップへ
北島朝青龍野村ネプチューン
mackychan
どもです。まだ25日ほど残ってますが、自分にとっての1月は終了。やっと、自分のシナリオと向き合える。
しかしさすがに疲れました。映画も格闘技もAVも延々と浴びていられるつもりだったけれど、頭はそうでも身体がついていかないかもしれません。
この前の大晦日なんて、7時間の興行ですからね。ここに居るひと皆が狂っていると思いました。素敵な連中だけれど。この日に知り合ったひとなんて、30日に青森から高速ですっ飛ばしてきて、この興行が終わるとすぐに戻るんですから。大丈夫だったかなー、事故に遭わなかったかなーと。
ダイナマイトのほうが派手なのに、この日は有名人が内藤さんくらいしか居なかった、、、のは、大晦日だからかな。昨日は、北島くんに柔道野村さん、朝青龍、それからネプチューンも居ました。北島くんと握手。手も、でかかった。
最大のサプライズは、石井君がリング上で挨拶したこと。「いやー、総合格闘技って、ほんとうにいいものですね」と、似ていない水野さん物真似をやって会場を沸かせました。

昨日は絶対王者とされている選手がふたりとも敗れ、とても切ない幕切れでした。デイリースポーツのカメラさんと仲良くなったので、帰り、「いつかは、60億分の1の男が負ける日も来るんだよね」「そうだよなぁ」なんて会話を展開。リアルを売りにしている団体なので、そういう意味では成功しているのでしょうが、スポーツ(における贔屓選手の敗北で)で翌日まで引きずるのは滅多にないことなので、あぁあぁ、、、と。
速報記事とか書く人間でなくてよかったと、つくづく思います。
2009-01-05 06:50:39 ページのトップへ
十九歳の地図
mackychan
年末年始のテレビ局にとっては、とっても有難い映画の存在。ただ流しておけばいいからね~。
『コレリ』はじつは、そーとー評判の悪かった作品なんですよね。ペネロペはスペイン語以外で演技しないほうがいいとまでいわれた。覚悟して観たら、そうでもなかった。ま、満足もしなかったけれど。

ネタリクエスト、有難うです。このすべてを、4月くらいまでに取り上げますね。
その先行ではないけれど、浮かぶまま、少し書いてみます。

小道具としての「自転車」が印象的な映画は、まず『十九歳の地図』かな。
中上健次の小説としては弱いかもしれないけれど、映画は鮮烈。新聞奨学生を描いている時点で、1位は当確です。暗い主人公と、脚の悪い娼婦が素晴らしい。
以下、『プロジェクトA』『イル・ポスティーノ』『明日に向かって撃て!』『少女リンダ』『ポスマン・ブルース』『クイックシルバー』『自転車泥棒』『E.T.』『キッズリターン』。
もちろん浮かんだまま記しているので、1位以外は暫定だけれど。
2009-01-05 06:51:11 ページのトップへ
映画館
mackychan
あるシーンに映画館を取り入れた作品は多いけれど、じつは、映画館そのものが舞台となっている作品って、思った以上に少ないんですよね。
もちろんパラダイスは永遠の王者なので省いて、こちらも暫定的・・・うわっ、とても偏るぞ、、、
クリスチャン・スレーターが千葉真一(アメリカ名ソニー千葉)のアクション映画を観ている『トゥルー・ロマンス』、警察に潜入したヤクザがボスと情報交換する場として使われる『インファナル・アフェア』&『ディパーテッド』、映画館長として渥美さんが登場する『砂の器』、映画館がゾンビの襲撃に遭う『デモンズ』、憧れの女性と映画を観るフェリーニの『アマルコルド』、これは試写室だけれど、物語作りに悩んだ主人公が延々と同じ場面を観せられる『バートン・フィンク』、恨みのある弁護士の前の席に座ってデ・ニーロが煙草を吸い始める(このときに使うライターの造形が素晴らしい。女体のデザインで、火をつけると乳首の部分がピカピカ光る)『ケープ・フィアー』(ちなみに流れている映画も、スコセッシ制作。わざと安っぽく作ったB級映画)、もちろん『タクシードライバー』も入るし、残り1本か・・・あ、『映写技師は見ていた』という渋いサスペンスがあるので、これに。モーツァルトを演じたトム・ハルスが久し振りに主演したロシアの監督作。

つくづくアメリカ映画で育ったんだなぁというチョイス。
2009-01-05 06:51:41 ページのトップへ
階段
mackychan
これは確かに、どんどん上がるね。縦の運動を捉えることって、横の運動を捉えることより遥かに難しいというのは、じつは映画の講義でも取り上げられていることなんです。
それを意識して作られたのが、冒頭(エレベーターで縦)、中盤(バスで横)、もういちど、クライマックスで地下鉄の横移動を展開させたキアヌくんの『スピード』。

なんだかんだいって、『ポチョムキン』は不動の1位かもしれません。どれだけ時間を要したのか、想像以上なんだろうなと。
面白い動画があったので、リンクしておきます。これはオデッサの階段シーンに影響を受けたであろう作品を、延々と繋げたもの。これ作ってアップしたひと、すごい。よくやるなぁと。
有名なのは『アンタッチャブル』だけれど、そのすぐあとに流れるパロディ『裸の銃を持つ男』の馬鹿馬鹿しさは、ある高みにまで達しているので、やっぱり感動してしまいます。馬鹿も極端なところまで行き着かないと。

http://jp.youtube.com/watch?v=yH1tO2D3LCI&feature=related

オデッサ関連を抜かしても、階段を印象的に使った映画は多いですね。チョイスするのが最も難しいかも。『ロッキー』シリーズ、『エクソシスト』、『ミラーズ・クロッシング』(この階段の使いかた、素晴らしい。ほんの数秒なんだけれど)、『逃亡者』、『ザ・シークレット・サービス』、『めまい』、『ブラック・ダリア』(つまりこれとか『アンタッチャブル』とかデ・パルマは、そーとーなテクニシャンということです)、『フレンチコネクション』、『鴛鴦歌合戦』(阿呆のように長い階段が出てくる)・・・これだけ、ベスト20にしようかしら。
2009-01-05 06:52:14 ページのトップへ
『ワンダとダイヤと優しい奴ら』
mackychan
「大人のコメディ」と評されていて、でも、なかなかテレビ放映されないから、観てもらうチャンスは少ないかもしれないな。
コメディ映画で一本を選出するとしたら、これを挙げます。ちょっと観るのよそうかなという邦題ですが、原題は『A Fish Called Wanda』。
ひとや動物がワンサカ死んでいるのに笑えるという、スレスレの線を狙った挑発的な映画ですが、アメリカがイギリスとフランスをコケにするシーンもワンサカ登場。そのコケのしかたが悉く幼稚で、それも笑いを誘います。挙句、「ベトナム戦争はどうだ?」「・・・あれは、引き分けだ」「馬鹿! 大惨敗してるじゃないか!」「引き分けだ」・・・の流れで、ひとが死んでしまうという滑稽さ。

ちなみに、そのアメリカ人オットーを演じたケビン・クラインはオスカー助演賞受賞。生きている魚を生で喰い、『善悪の彼岸』をサスペンス小説だと思っているキャラクターにオスカーをあげるアカデミー賞のことを見直した、個人的には忘れ難い傑作です。

―というわけで、新年早々、書き散らしてしまいましたとさ~。
2009-01-05 06:52:48 ページのトップへ
感謝
haruniwa
いろいろな映画情報をありがとう

3月までに見たい映画はみておかないと。
2009-01-06 10:20:46 ページのトップへ
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土キス
mackychan
ネタリクエストが嬉しかったんで、自分のやってみたいこともプラスして、しばらく毎週土曜に土キス特別篇として取り上げることにしました。シリーズの比較論は、1ヶ月くらいお休みしよう。

①exclamationシネマ

「!」な、「あれはなんだったんだ・・・?」的展開を持つ映画セレクション

②Stop motionシネマ

スローモーションの使いかたにセンスのある映画セレクション

③bicycleシネマ

④stairsシネマ

で、
⑤The Theater

の5週を予定。明日は時間があるので、下書きしてみようっと。

そうそう、図書館の出てくる映画ですが、断然『セブン』です。もう、ぶっちぎり。
図書館の照明を含めて、そして、そこに流れるG線上のアリアを含めて最高のもの。
内容的に、春さんが観ていない可能性のほうが高いんだけれど、どうかな観ているかな。

と思ったら発見。便利な世の中よのぉ
前後のシーンがないと意味が分かりづらいし、フィルムで観ても暗いので、ちょっとモニターでどう映るか不安だけれど、このシーンです。

http://jp.youtube.com/watch?v=CbLGfJecWyE


2009-01-07 10:44:22 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:土キス
haruniwa
ネタ作りに貢献できてうれし、土キス楽しみです。

「セブン」の図書館シーン。ドイツ語のセリフにG線上のアリアはほんと合っていて、図書館の記号的な意味もぞわぞわって立ち上ってくるって感じだね。でも、こわいから、本編を見るのはまだ先。オープニングクレジットだけ見ました。

我が家、江口洋介と
広末涼子が出ている今期のドラマ『トライアングル』を見て、女の子の死体が画面に出てきただけで、もう娘は「ひとりでトイレに行けない」というので、娘がトイレを終えるまで、ドアをあけて、わたしは後ろ向いて立っていなければならない始末。
こわいなら、見なけりゃいいのに、って、たしかにその通り。
ホラーもサスペンスも、人は「こわがりたがる」ものだから成立する分野だものね。

シナリオの仕上がり具合どうですか。お師匠さんのOKが出る日を待っています。
2009-01-08 11:16:29 ページのトップへ
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新年始動
haruniwa
9日から仕事開始。朝から冷たい雨が降り続けた一日でした。
10日土曜日はは、とても忙しい一日。
2009-01-11 10:21:49 返信フォームへ 掲示板へ戻る
リアル日記1月10日
haruniwa
2009年1月10日土曜日。

朝、6時起床。9時まで、大学院に提出する博士後期課程単位取得レポートを書いた。
「日本語言語文化における白」というタイトルで、日本語表現のなかで「白」という色彩名詞がどのように表現されてきたかを検証する。そのために、万葉集の「白」源氏物語の「白」川端康成の「白」の用例を抜き出す作業をした。

9時からスコーン&クローンテッドクリーム、コーヒーという朝食。こじゃれた感じのセットは娘の好み。ただし、パソコン前でスコーンをかじりながらコーヒーを飲むというスタイル。娘に「ハハは、いつかコーヒーをパソコンにひっかけてパソコンのデータをだめにするから覚悟しといたほうがいいよ」と警告をうけているのだけれど、コーヒー飲みながら足跡つけをするというのが朝の日課。

9時半から身支度。どのシャツと上着にするか、けっこう衣装選びに時間がかかった。写真うつりは如何に。娘の成人式のときにとったスーツと同じ上着なのだけれど、スラックスは、もうウエストがきつかったので、べつの黒いズボンにした。

息子は床屋へでかけた。床屋の帰りにネクタイとベルトと靴を買うというので1万円渡した。20歳成人式をすぎたらもういっさいおこずかいはやらない、と言い渡してあるので、たぶん、最後のおこずかい。これから先は、何を買うのも自腹でまかない給え。

結局家を出たのが10時半。ゼミ会場についたのが11時10分すぎ。40分の遅刻。ゼミは「比較文化」という内容なので、要するにテーマは何でもいい。

キリスト教棄教と文学について、発表がはじまっていた。私にはキリスト者からみた棄教というのがよくわからない。
それで、棄教しても、心のなかにキリストへの思いは残っているという発表者のことばに対して、「それではキリスト教社会における棄教宣言とは、要するに教会共同体からの離脱を意味しているだけではないのか」と質問してみる。

昼ご飯を大学会館の地下食堂で食べた。私はA定食のカツライス700円。

午後、私の発表は、「川上音次郎一座のオセロ上演にみるシェークスピア演劇の受容と変容」というタイトル。

焦点は、ジェンダー学者近代文化論学者による言説の定番となっている「デズデモーナ/鞍音は、近代家族像の貞淑な妻の像を提出している」という言説への反論。

Mさんから、「オセロとデズデモーナだけに言及されているけれど、イアーゴーとエミリアの関係にもふれなければ、オセロを語ったことにはならない」という批判が出た。
うん、私はオセロを語ったのではなくて、デズデモーナが明治社会に与えた印象だけを語りたかったのだもの。

先生からは「オセロやデズデモーナに対する文化的言説はこれまでにたくさん出されているので、タイトルを見たときはまたか、と思ったけれど、これまでの言説とは違う切り口で、おもしろく読みました。ただし、最後のデズデモーナが夫の絞殺を主体的に選び取ったという結論には賛成できない。」という講評。

この論文は
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/nipponianippon/diary/d67#comment
に掲載してあります。

午後3時にゼミを早退して、飯田橋へ。
神楽坂の写真館で「一家集合写真」を撮影。夫、姑、娘、息子、私。
夫が言う。「一家で写真をとるなんて、これが最初で最後だろう」
息子の成人式記念写真撮影。ほんとうは私が集合写真をとりたたかったのだけれど、「おばあちゃん孝行のために撮りましょう」と、姑のため、ということを強調した。舅は、娘の成人式のときにはすでに亡くなっていて、集合写真をとることはなかった。

撮影に1時間くらいかかった。5時から神楽坂の中華屋で夕ご飯。5時少し前に神楽坂をうろうろして、夫が「ここがいい」と決めていた店に入ろうとしたのだけれど、1軒はもう廃業していた。つぎの店は6時すぎからだった。つぎの店は土曜日は休みだった。それで、とびこみで入った中華屋、あまりお祝いっぽくない場所柄だったけれど。そして、ビールを注文したのは私だけ。息子は飲めることがわかったけれど、夫と娘は飲めない人なので、息子も飲み物は水でいいや」と言う。

私は、映画を見ることにしたので、デザートがくる前に退却。

6:15分から、ギンレイ2本立を見た。
『ああ、結婚生活』は、若くて美人の愛人を得た中年男が妻を毒殺しようとしたけれど、愛人は友人に寝取られ、結局は妻とヨリを戻すというお話。つまらなかった。監督はヒチコックに影響されたらしいのだけれど。ハラハラもドキドキもしないヒチコック?

2本目は『コレラの時代の愛』
こちらは、ただ1点、コロンビアを舞台にした映画というのを見たことがなかったから見た。ただし19世紀末から20世紀初めにかけての50年間の物語なので、今のコロンピアではない。
ガルシア・マルケスの原作を読んでないけれど、映画化されるにはいいストーリーだと思う。マルケスの「魔術的リアリズム」というのが、映画だとどうなるのか。

ギンレイの紹介記事。
「激化する内戦とコレラの蔓延に揺れるコロンビアを舞台に、622人の女性と関係を持ちながら、初恋の女性を51年9ヶ月と4日待ち続けた男の愛と人生を描いた、ノーベル賞作家ガルシア=マルケスのベストセラー小説の完全映画化!!

主演は、コーエン兄弟の『ノーカントリー』でアカデミー賞助演男優賞を得たハビエル・バルデム。若いときのフロレンティーノ・アリーナ役は、若手ハンサム君が演じていたので、いきなりフケ顔のバルデムにチェンジしたので、びっくりした。年老いてからの顔はよかったけれど、若い頃と中年のフローレンティーノに扮するバルデムはただキモイ男だった。名演というのはわかるのだけれど、キモイ。放蕩男ピーノに騙されて私生児フロレンティーノを生んだ母親役フェルナンダ・モンテネグロがいちばん気に入った。棄てた男に未練を残しながら変わり者の息子に偏執的に愛を注ぐ。最後は痴呆症となって町をさまよう。マザコン息子になって当然という母親でありながら、女の動物的存在も感じさせ、最後は痴呆。いやあ演技ってこういうことを言うのですよ、みたいな。
コロンビアを舞台にしたマルケスの原作だけれど、アメリカ資本の映画だから、みんなスペイン語なまりの英語で会話する。これって、スペイン語バージョンも撮影されているのかなあ。それとも、スペイン語バージョンは吹き替えなんだろうか。
コロンビアの山岳地方の景色はよかったけれど、これって、どこでのロケなのだろうか。コロンビアの産学地帯は今でもゲリラが跋扈しているだろうから、ロケできないだろうと思って。

映画が終わって10時半。30分ブックオフの棚をながめていたけれど、今回はまったく買いたい本が見あたらなかった。

11時半に帰宅。娘息子が古田新太が「ガネーシャ」になるドラマを見ていたので、いっしょに見た。笑いながら見たけれど、実に安いつくりのドラマも、こう見せればいいのだ、という見本のような。
1時半までふとんのなかで新聞を読む。
カフェコラム更新して就寝。

いろいろなことした一日だった。疲れはしなかったけれど、まだ咳が残っていて、ときどき咳き込む。ギンレイで隣の席にすわっていた女の人が、私が咳をしたとたんに席を立って別のところに移動した。うん、うつされたくないもんね。
2009-01-11 11:43:00 ページのトップへ
Re:新年始動
mackychan
リアル日記、面白かったです。めまぐるしい一日でしたね。

先ほど、ギンレイのサイトにジャンプしてきました。

押さえてほしいのは映像美で一気にみせる『落下の王国』と、ホラー作家・黒沢清が「ふつうの映画だって撮れるんだってば!」といいたかったであろう『トウキョウソナタ』かな。

『ああ、結婚生活』・・・主人公の顔が、よかった。好きな俳優さんなんだけど、監督の才能は確かに感じなかった。なんで40年代という設定だったのだろう。

『コレラの時代の愛』・・・いいといわれるミニシアター系の映画、これから2~3年はバルデムづくしになることが予想されます。オスカー効果。
このキモさは『ノーカントリー』では効果的でしたけれどね~。
オカッパ頭は、やっぱりコーエン兄弟のアイデア。もっと格好よくやりたかったらしい。殺し屋に釣竿とか持たせてしまう、武に似たセンスですね。
2009-01-12 08:10:55 ページのトップへ
息子さん、成人おめでとー
mackychan
そろそろ、独り暮らしを始めたいとか思い始めるんじゃないでしょうか。
ろくでもない先輩がここに居るので、こんな男子にならぬよう、春ママさんは、ちょうどいい距離で見守ってあげてください(えらそうだな、この書き込み~
2009-01-13 10:12:55 ページのトップへ
ボクサー骨折
mackychan
昨日、成人を迎えた道場生へのお祝いと、特別稽古。
頑張って教えていたら、調子に乗って左手中指を負傷。

頚部骨折。別の名では、ボクサー骨折だって。

今ね、えらいよく出来たギブスをしています。というわけで、右手のみのキーボード叩き。

傷だらけの、34歳です笑
2009-01-14 10:55:21 ページのトップへ
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リハビリはるまき
mackychan
エラソーに主治医なんかがついている自分、なんてことはないアマチュア格闘家なんですがね。
「怪我ばっかりしているから、痛さも一般のひとに比べて耐えられる身体になっている」とかなんとかいっちゃって、もうリハビリしろと。ふつうはギブス外れてからなんだけれども、まぁ自分もウズウズしていたので、先生のGOサインが出た直後から両方の手を使っています。
きょうは完全オフなので、さっきまで最前線のスパートをかけるための原稿を書いてました。晩はシナリオに充てます。ということで、いまは一休みのためにはるまきへ。ときどき、ズキッとくる痛みがあるので、誤字脱字には目を瞑ってね。

3月くらいまで格闘技の大きなイベントがないので、少し寂しいです。アメリカのUFCはどんどん開催され、スカパー!で観られるけれど、いちど生で触れてしまったら、もうテレビでは満足出来なくなりますね。こういうところは、映画とほとんど同じ。
その代わり、アカデミー賞や映画ベストテンがどんどん発表される時期だから、退屈はしませんが。

来週、自宅に旧友ふたりが遊びにくるので、その準備。ビールをケース買い。ワインも何本も。こういうときだけ、車がほしくなりますね。
汚されてもいいように笑、畳の上に簡易カーペット? を敷く。来週だっていうのに、やっぱりせっかちなんだなぁ。

最後にプレゼント?

映画『カジノ』より、オープニングクレジット。
デ・ニーロの衣装も笑っちゃいますが、このクレジットが凄い。手がけるはソール・バス。バスはヒッチコックの相棒的存在でしたが、80年代後半より亡くなるまでのあいだ、スコセッシの全作品を担当しています。これが、バスの遺作となりました。

『マタイ受難曲』、吹っ飛ぶデ・ニーロ、バスのイメージしたカジノ・・・あぁ、何度観ても恍惚。

http://jp.youtube.com/watch?v=jqUyRE4HPzo&feature=related

2009-01-16 11:20:52 返信フォームへ 掲示板へ戻る
おまけ
mackychan
『カジノ』から、ワンシーンを。
前半で流れている曲は、ゴダールの名作『軽蔑』のテーマ曲。こうやってぬけぬけと拝借してしまうところが、スコセッシらしい。スコセッシになら、たとえゴダールでさえ、使われて光栄だと思うことでしょう。
しかし、ジョー・ペシはこの短いシークエンスで、何度fuckといっているのか。
この映画が180分、『グッドフェローズ』が150分と短いのに、こっちのほうがfuckといっている回数が多い。つまり、このシーン以上に連発しているというわけです。愉快だ。

以上、久し振りに時間が出来たものだからと、荒らしにきた映画小僧でした。

http://jp.youtube.com/watch?v=JD44ouab5pc&feature=related

2009-01-16 11:35:27 ページのトップへ
リハビリがんばってね
haruniwa
くれぐれもお大事にね。驚異の肉体をもつと思っているだろうけれど、35才は立派な「中年」
あと半月で中年入りちゅうわけですねん。

と、意地悪を言ってみたくなるのも、若さへの嫉妬ですよ。
こちらは還暦ですからね。アラカンというか、還暦そのもの。
五十肩といえるのもあと数カ月。毎週ヒアルロン酸の注射うちに通ってます。

きのう15日は、大学院のレポート締切日でした。2本のレポート、自分でもほんとよくやったと思える40枚の論文なの。2本ともメール送付して、やれやれと思って、今朝確認したら、ひとつはまちがって送付しており、ひとつは送付が完了していなかった。

すでにメール送付窓口は閉め切りになっていたので、指導教官に直接メール添付で送ったのだけれど。まあ、単位をおとすことはないだろうけれど、自分のドジさかげんに、これもアラカンの呆けがはじまっているのだろうと暗然。

まっき~の若さがほんとうらやましい。とはいえ、35才から還暦はあっというまです。
誕生日までに完治しますように。




2009-01-16 13:30:26 ページのトップへ
マタイ受難曲
haruniwa
「カジノ」見ていないけれど、クレジット、いい感じですね。

美術館でもインスタレーション作品としてビデオ映像の展示が多くなってきました。
こういう映画クレジットの芸術性をまとめて展示するのも、京橋フィルムセンターあたりで行うべきだと思います。


2009-01-16 13:32:40 ページのトップへ
1月16日の日記
haruniwa
今日はセンター試験のため、大学の仕事はお休み。

それで、締め切りがすぎたレポートを指導教官のメールに送付したあと、録画しておいたエディットピアフを見た。

久しぶりに夕ごはんのおかずを作った。きんぴらごぼうとトン汁と豚肉チーズ巻き。
あしたの分にとして牛すね肉のポトフ。

このところずっと娘の作る夕食を食べてきた。きのうはスパゲティトマトソースと生やさいサラダと、トマトとモッツァレラチーズのグラタン。おいしいけれど、どうしても洋風のものが多くなるので、たまには和食が食べたくなる。娘はきんぴらやひじきと油揚げの煮付けなどは作ろうとしないので、たまにスーパーの総菜売場でひとり分パックを買ってきて食べる。
今日はきんぴらを大量に作ったから、あまったら冷凍しておいてひとりで食べよ。

咳がとまらないので、金曜日のダンスレッスンはやすむことにした。

2009-01-16 18:05:53 ページのトップへ
ヌマ=沼
mackychan
論文、ごくろうさまでした。美味しいもの食べて、自身を労ってください。
娘ちゃん、料理得意なのね。こっちはさっき、オリジナルのオムライスを作って食べたんだけど、ケチャップの味しかしなかった~。

原稿を書きながら、小さい音でテレビを流していたら。
爆笑問題の『検索ちゃん』で、イマドキの言葉特集。「イケメン」はさらに短縮され「イケ」に、逆にいけてないことを「ヌマ」(池と沼)というのだってね。ま、こういう造語たちがどれだけ広まり定着するのかは分からないけれど、ヌマというのは巧いなぁと思いました。

2009-01-17 07:43:37 ページのトップへ
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2009-01-18 11:18:55 ページのトップへ
六大学野球
mackychan
略語講義ありがとう、少し言葉足らずがあったかなと、ずるいけど書き足しておきました。

爆笑問題もネタにしていたと記憶しているけれど、六大学野球で法政と慶応の対戦の場合も、早慶戦のように法慶戦といってみろよー、、、というのは、男子であれば15~7歳あたりで、必ずといっていいほど周囲で話題になるネタです。

エロを続けて記せば。
男子の一部が多用する「チンピク」は、まぁ簡単にいえば「勃起する」を偏差値化しているもので、「チンピク50」とか、そういう風に使用します。だからマックスは75。ぜんぜん興奮しない場合は25です。

略語が一般化されても関係ないの、これは私の世界だから―といえる日本の脚本家は、恐らく、ただひとり。橋田さんです。
家族の会話で皆がちゃんと「インターネット」といい続け、電子メールといい続け、それだけでなく、決して略語が使用されていないことに気づきます。厨房内でも、メニューは略さない。凄いなぁ!!

2009-01-18 20:31:37 ページのトップへ
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バッファロー’74
mackychan
ごめんなさい、春さんと対等に『大和』を語るには、もういちど、ちゃんと観ないと。

明日のコラムは、沢山の粗大ゴミからエロビデオだけを探す能力に長けた先輩を紹介する『掃き溜めに鶴』で、自分らしいユーモアコラムを載せる予定だったんだけど、急遽『バッファロー’74』に変更。といっても、これから寝ずに書くので、どういうのが出来上がるか自分でも分かりません。ただ、もう笑うことしかやり過ごしようのない出来事が起きたので、文章で表現する『すべらない話』にしようかと思ったんだけど、いや、細部に自分らしいエッセンスを沢山入れて、いつものように自分好きコラムにしたほうがいいのかなと。
最近、数年前に仲良くしていたひとから「文章がよくなった。自虐を覚えたかな」と褒められ、前から覚えていたけれど、使いかたが分かってきたということなのでしょうか・・・
と、無駄な文章を長々と記しているのは、それだけショックが大きいからです。

自宅の鍵、紛失。公社にスペアキーなし。早朝6時から雨のなか、ガタガタ震えているのに中に入れない。公社の営業時間まで待って電話をかけるも、スペアがないから業者しか紹介出来ないと。紹介してもらった業者に悉く断られ、あ、そうか104だと。
で、鍵を壊してもらって入室、新しい鍵に取り替えて、いま、風呂上りでこんな時間。悔しいので眠れない。
なんといっても、代金3万円。
1階であったなら、窓ガラスを割って入ったろうな。だって鍵の残りふたつは、部屋にあるのだもの。窓ガラス取り替えたほうが遥かに安い。
失くしたのは自分の所為だけれど、自分の誕生日になにか買おうと年末年始頑張ったアルバイトの特別手当が、ちょうど3万円。すべて、もっていかれた。

きー! みたいな。

この怒りは、もう笑いに変えるしかないので、そんな文章にするべく、頑張ってみます。

しかし骨折に鍵紛失に、つくづく、ついてない。

2009-01-22 13:06:48 返信フォームへ 掲示板へ戻る
キーッッッ!!!と、自虐のうた
haruniwa
> ごめんなさい、春さんと対等に『大和』を語るには、もういちど、ちゃんと観ないと。

いやいや、まっき~が『男たちの大和』を評価していないことは承知の上で録画ビデオ見たの

で、これまで「淡々と娯楽作を撮る」作風と言われてきた佐藤純彌監督が大和をとるなら、これでアリだろうと納得。

角川春樹が「天皇の戦争責任を映画で描いた」と言えるほどの画面になっているのかと期待した部分は、はぐらかされた。

それにしても、鍵の紛失と取り替えで自分にご褒美の分が消えたのはお気の毒でした。合い鍵がなかにあることを知っていても、自分の部屋に入れないのはもどかしいね。公団って、管理人が合い鍵持っていないシステムなんだね。

自虐ネタは好きだから、どんどんつかってね。

でもね、まっき~の文章がよくなってきたってのは、自虐ネタのせいじゃなくて、文章のリズムがよくなったのだと思うよ。

じゃ、明日のコラムを楽しみに。
2009-01-22 19:53:03 ページのトップへ
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落下と野生
haruniwa
1月25日、ギンレイでショーン・ペンの『In to the Wild』とターセム『落下の王国』を見ました。
2009-01-28 23:00:56 返信フォームへ 掲示板へ戻る
Re:落下と野生
haruniwa
『The Fall 落下』は、予想通り映像と衣装が華麗。でも、「In to the Wild」を先に見て疲れていたから、落下の象が泳いでいるあたりで、ちょこっと寝た。
 ファンタジー部分は美しい映像が楽しめた。『パンズ・ラビリンス』のように悲しいラストになるのかもしれないと心配しながら見ていたのだけれど、アメリカ映画だから、世界中たびしても、最期はめでたしになるのでした。
人とかかわることが人を癒し救うということを描くのに、ずいぶんといろいろロケして、楽しませてくれて、ありがとさん。

「荒野へ」は、ノンフィクションが原作。金持ちぼっちゃんが「自然のなかですべてをすてて自由に生きる」ことを求めて放浪する話。

荒野で暮らしたいなら、ちゃんと食べられる植物の見分け方を完璧に習得してからにしましょうという教訓話。というのはうそだけれど、ヘラジカの解体処理くらいは漁師に弟子入りして覚えてから撃つべきだった。

レザー加工には弟子入りして教えをうけたのだから、漁師の師匠もさがせばなんとか生きるわざを身につけられたのになあ。惜しいことした。「ウォールデン」のような傑作が書けたかもしれないのに。

もちろん、クリスが書き残したように、彼自身は自分の生き方に満足して、幸福に死んだのだろうと思うけれど。

私には、金持ち坊やの逃避行にしか見えなかったけれど、アメリカのなかにこのような純粋な感受性をもっている若者もいるのだとわかってよかった。





2009-01-28 23:25:29 ページのトップへ
素敵にクレイジー
mackychan
①ま、春さんにはイイワケじみたコメント補足など不要でしょうが、ヒステリックという言葉に関する春さんの考えが述べられたコラムのコメント欄に、敢えてクレイジーという言葉で返すのは、じつはちょっと勇気が要りました。
もちろん、ほかのひとが同じコラムを書いていても、こうは返さなかったでしょう。自分の嗜好を分かってくれているであろう春さんだからこその、クレイジーというコメントでした。

②『誰も守ってくれない』の完成度が素晴らしく、ちょっと驚いています。まさか『踊る~』関係者の作る映画で席が立てなくなるとは思わなかった。
加害者側の家族が直面する悲劇に、「あ、可哀相な少女」という描きかたかなぁと思ったら、そういう同情を許さぬ作りで感心。素晴らしい出来です。
始まったばかりの09年、日本映画は幸先のいいスタート。

③シナリオ、「もう少しで合格点、でもこの時期にコンクールはないから、もっともっと良くしていこう」と。
長い旅になっています。でも、楽しくなってきた。この前の段階で「前回より悪くなっている」といわれ、ちょっと焦りましたが。ちまちまちまちま・・・映画はダイナミズムが命だと思っているんだけど、脚本執筆は、ほんとうに地味ですね。この時期に向き合っておかないと、春からはまた格闘技シーズンが到来するからね。

④俳優と監督の両方に意欲を燃やすひとといえば、イーストウッド。そんなイーストウッドのお気に入りの俳優でもあるペンは、精神をすり減らすような映画作りを実践しているという点で、イーストウッドに似ているなぁと思います。そして、おとなの映画を撮るひとだなぁと。
ほとんどハズレなしですが、とくに『プレッジ』は、ジャック・ニコルソンの名演もあって、いつまでもいつまでもこころに残る名作です。
魂の彷徨を描くのが巧いペン、個人的に『In to the Wild』は、なにかが足りないと思った。俳優の演技も映像も素晴らしいんですけれどね。もっと、素敵にクレイジーな演出が出来るひとなんじゃないかと。
2009-01-29 14:28:52 ページのトップへ
きちがいもOK
haruniwa
クレイジーは、まっき~さんにとってほめことばですよね。

クレイジーケンバンドもクレイジーキャッツのギャグもインディアン嘘つかないクレイジーホースも、みんな好きです。

シナリオ完成、ゆっくりじっくり縫い合わせていきましょう。

君塚良一のTVドラマ『誰も守れない』面白かったです。
映画『誰もまもってくれない』も、テレビ放映のとき、見ようと思います。
2009-01-29 19:48:58 ページのトップへ
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さくらな人たち
mackychan
特別上映で、『さくらな人たち』を鑑賞。

オダジョーの初監督映画。
じつは同級生の河本準一を起用しての、低予算映画。
いつも組んでいるスタッフが「それ系」なので、ひょっとすると同じ感じなのかなぁ、、、という予想が当たり、全裸踊りやらなにやらが延々と続く、褒めるとオフビート、貶すと自慰から発展しなかった自慰映画・・・というわけで、自分の感想は後者。

残念無念。
2009-01-30 08:38:47 返信フォームへ 掲示板へ戻る
自ら、さくらになる
mackychan
自作自演、おつかれまさまというネット用語を転じて、
長島☆自演乙☆雄一郎・・・こういうキャラは好きではなかったんだけれども、彼の場合はホンモノのオタクだし、衣装を脱ぎ捨てて戦ったら、ほんとうに強い。

というわけで、来月の取材で実際に会える自演乙くんに多大なる期待を抱く自分です。


http://ameblo.jp/jienotsu/

2009-01-30 08:47:18 ページのトップへ
もうひとつの期待
mackychan
いまの『ろくでなし』外伝で展開しているとおり、自分がシナリオでほんとうにやりたいことって、ピンクと劇映画のスレスレであって。

映画『ララピポ』は、

http://www.lalapipo-movie.com/movie/

脚本が『松子』『下妻』の中島さんなので、洗練とか目に新しいということで評価されるのは、誤魔化されているようで嫌だなぁと。
ちゃんと、まじめに、ふざけず、でも面白く撮ろうと思えばいくらでも撮れるはずなので、逃げずに描いてほしい。海外からは『ブギーナイツ』をはじめ、オトゥールの老いた性を見つめた『ヴィーナス』、現在公開中でも『エレジー』というのがありますし。

最後に、はるまきだからと勝手に許されると思っている画像をリンク。

前に記した、自宅での呑み会。
こんな写真を撮れるのも、皆がキチガイだからです。いわゆる、ぶっかけのAVパッケージを抱えてパシャリ。

ぜんぶ、自分のコレクションです。

http://homepage.mac.com/ko1net/marigold/famiry/macky/photoland6/mackyphoto866.JPG

2009-01-30 09:16:23 ページのトップへ

ぶっかけ系
haruniwa
おお、なんとムダにぶっかける意欲ある人々の画像。男性精子がどんどん減少していっているという人類の危機的状況にある21世紀に、がんばっている男子たちですなあ。人類の救世主か。

オダジョー映画、コーモトが同級生って知りませんでした。持つべきはゲーニンな友。

ギンレイにきたら見ます。
2009-01-31 05:27:06 ページのトップへ

コメント
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