HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第273話≪平成18年度「特色ある大学教育支援プログラム」の審査結果状況(文部科学省)≫

2006年08月14日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、進学選択の参考になる、平成18年度「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」審査結果について文部科学省から発表がありました。

 今年で4年目の「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」の2006年度は、応募総数331件の中から、48件(14.5%)が選定され、採択されました。

 「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」は、文部科学省の重点的資金援助プログラムの一つで、優れた教育を実践している大学を公募し、その中からより優秀な大学に予算を重点的に配分する方式で、当初は、優れた研究に助成をする「21世紀COEプログラム(COE)」の教育版としてとらえられ、それになぞらえてCOL(Center Of Learning)と呼ばれていました。平成15年度から実施されており、教育システム支援には、他に「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」などがあります。

 HageOyaji通信:第100話≪現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)≫でも記載しましたが、

  ◆平成14年度開始 ⇒「21世紀COEプログラム(COE)」
              ↓
              ↓
  ◆平成15年度開始 ⇒「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」
  ◆平成16年度開始 ⇒「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」

の二つのGPが動いています。(注:GP=Good Practice)


 「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」の実施目的として文部科学省は、
  ◆ 特色があり優れた教育について広く社会に情報提供する
  ◆ 大学の職員・教員等に対してのインセンティブとなる事に期待
  ◆ 高等教育における活性化の促進
 
 詳細な「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」の「趣旨及びねらい」は、クリックしてお読みください。
 
 2006年度は、申請区分を「大学、短大」から「学士課程、短期大学士課程、修士課程」の三部門にし、そして取り組み別に細区分した公募を行い、合計331件の申請がありました。その結果、選定件数は48件(採用率14.5%)でした。
   <採択件数>
    【学士課程】
     教育課程の工夫改善を主とする取組:8件
     教育方法の工夫改善を主とする取組:17件
     上記以外の教育の工夫改善に関する取組:6件
    【短期大学士課程】
     教育課程の工夫改善を主とする取組:4件
     教育方法の工夫改善を主とする取組:3件
     上記以外の教育の工夫改善に関する取組:3件
    【修士課程】
     人社系の教育の工夫改善を主とする取組:3件
     理工農系の教育の工夫改善を主とする取組:2件
     医療系の教育の工夫改善を主とする取組:2件
                     合計48件

 尚、心配なことは、申請件数が、2004年534件、2005年410件、2006年331件と毎年減少を続けていることです。

  ◆選定されたプログラム数
           国立大学      
        大学  短大  修士 
   2004年  18  1   
   2005年  12  0   
   2006年  14  0   3 

          公立大学      
        大学  短大  修士 
   2004年   3   2   
   2005年   2   3   
   2006年   2   2   1 

          私立大学
        大学  短大  修士
   2004年  20  11 
   2005年  20   8 
   2006年  15   8   3 


 ◆選定率(選定件数/申請件数)

   年度   国立大学  公立大学  私立大学   総計
   2004年~~~~~23.2%~~~~~~~~8.9%~~~~~~~~8.6%~~~~~~~~10.9%
   2005年~~~~~16.7%~~~~~~~~5.7%~~~~~~~10.8%~~~~~~~~11.5%
   2006年~~~~~20.5%~~~~~~~13.9%~~~~~~~12.3%~~~~~~~~14.5%
 
 尚、課程別の選定率は、学士課程 14.1%、短期大学士課程 15.6%、修士課程 14.9%です。
 大学別では、慶応大学が4年連続、山口大学と京都精華大学が3年連続、採択されました。帯広畜産大学では、1年生全員が入学直後に農業や畜産の実習に参加し、体験を参考にして専門を選択するプログラムを実施する。京都外国語大は、英語と英語以外の言語を2人の教員が同時に教える「2言語同時学習」を行っています。