HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第274話≪若年層の就労に関する意識調査ー明治安田生活福祉研究所≫

2006年08月16日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、明治安田生活福祉研究所が、「若年層の就労に関する意識調査」を発表しています。その結果、働くことを意識した時期が早いほど就労形態は安定という調査になっています。



 今年の3月、全国の17歳から29歳(非正規就労者については17歳から39歳)の男女を対象に、就労観や生活設計に関する意識調査を実施してます(有効回答数3,068人)。

 今回の調査は、モニターに対するWEBアンケートで行っており、四つの就労形態の若年層を、
   ◆「正規就労者」
   ◆「派遣・契約社員」
   ◆「パート・アルバイト」
   ◆「無職・求職中」
に分けて調査してます。

 17歳から39歳までの非正規就労者の中で、「フリーターである」と認識する人に対し、フリーター自身に対する質問を別途行っている。

 調査結果の一部を抜粋して掲載しておきます。

 ≪就労形態別にみた就労観等の調査結果≫
 ◎「社交性」「気分転換」「リーダーシップ」は就労形態により大きな差
 ◎就労形態が不安定なほど消極的な自己評価
 ◎「収入や出世のためなら仕事がきつくても頑張れる」「一人よりチームで仕事」は就労形態により大きな差
 ◎「転職することに抵抗はない」―― 派遣・契約社員は6割強、ほかも5割前後
 ◎「ほかの人とうまくやっていく能力」「健康・体力」は就労形態により大きな差
 ◎暮らし向きの自己評価は、正規就労者と非正規就労者で大きな差
 ◎働くことを意識する時期が早いほど、現在の就労形態は安定
 ◎進学時点の就労意識が明確なほど、現在の就労形態は安定
 ◎単身者の今後10年間の生活の楽しみ ‥‥
  「恋愛」「結婚」は女高・男低。無職・求職中の男性の3人に1人が「楽しみなし」


 ≪フリーターに関する考え方等の調査結果≫
 ◎父親とのコミュニケーションが「良い」は、正規就労者6割、フリーター4割
 ◎フリーターの半数が父親の生き方・働き方を否定 (4人に1人は強く否定)
 ◎学生はフリーターに厳しい眼(大学生の約半数が「いつまでも続けるのはよくない」)
 ◎フリーター増加の原因を、
   (学生・正規就労者は「本人の問題」と考える傾向)
   (フリーターは「外部環境」と考える傾向)
 ◎フリーターになった理由のトップは「自分に合う仕事をみつけるため」
   (男性に多い「夢の実現」、女性に多い「自分の病気・ケガ」)
 ◎フリーターは「卒業・中退直後からパート・アルバイト」が4割で最多
 ◎フリーターの30歳代後半層は「最初は正規就労」が6割弱
 ◎「夢追いフリーター」の夢の職業は「芸能・芸術関係」が3分の1を超えトップ
 ◎25~34歳の男性フリーター、4人に1人は「結婚するつもりはない」
 ◎フリーターから正規就労者になった人の半数以上はフリーター生活1年以内

 みなさん、詳細は「若年層の就労に関する意識調査」をクリックして確認ください。