HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第255話≪産学連携共同研究で、企業の評価トップは2年連続立命館大学≫

2006年07月14日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、経済産業省は「技術移転を巡る現状と今後の取り組みについて<平成17年度調査>」を発表し、産学連携による共同研究で企業からの評価が高かった2005年度の大学ランキングを発表しております。志望大学の選択に関する参考の一つになりますね。

 経済産業省 産業技術環境局 大学連携推進課の説明では、平成10年の大学等技術移転促進法(TLO法)試行以降、産学連携のための制度、体制は強化され7年の年月が経過した。平成16年4月には国立大学が法人化され、研究の成果を普及し、その活用を促進することが業務として規定される等、産学連携が大学における第3の使命として明確に位置づけられたところである。

 こうした中、経済産業省では、平成17年に国公私立大学及び政府系研究機関の産学連携部局、TLO(技術移転機関)の産学連携活動について、産業界から見た評価について調査・分析するとともに、併せて大学等からの見解や意見を聴取し、技術移転を巡る現状と課題についてとりまとめをを行った。


 ◆平成17年度調査企業
  アンケート発信企業:178社
  アンケート回収企業:161社
  アンケートの有効回答事例:1732件
  企業規模 大企業:1393件
       中小企業:339件

 その結果、トップは2年連続立命館大学である。公表された10大学のうち8大学を国立大が占めています。
また、全体で「改善の余地あり」とされた事例の割合は2002年度の16.1%から8.4%までに減少しています。
               評価点
    1位:立命館大学  140.0点  
    2位:東北大学   132.9点    
    3位:九州大学   122.7点    
    4位:筑波大学   119.4点   
    5位:大阪大学   119.1点    
    6位:北海道大学  115.3点
    7位:徳島大学   111.8点
    8位:慶應義塾大学 108.3点
    9位:東京農工大学 107.4点
   10位:広島大学   104.0点


 経済産業省によれば、国立大学は独立行政法人化直後、事務手続き面などで混乱が見られたが、その後産学間の相互理解が進んだこともあり、現場の対応は急速に改善したとのこと。今後は省としても産学連携に積極的な大学に対して、資金を重点的に配分していくことを考えたいという。

 みなさん、産学連携が大学における第3の使命として明確に位置づけられたてきましたので、自分の進むべき学部を参考にしながら、希望先がどのような産学連携をしているのかを充分に調べておきましょうね。

               

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