つれづれごと。

SD他、管理人葉月の日常の中で思うことを綴ります。※SDに関しては、必ず5/29「はじめに」をお読み下さい。

気持ちの熟成、とでもいうのか。

2006-03-17 00:07:51 | SD
実は最近SDには冷めてきている。
ボークスへの不平不満、販売方法の酷さ、対応の悪さはもう言うに及ばずだが、タカラの復刻チビ猫人形を買ったためもある。

SDは本来顔を描き変えて楽しむことを推奨されていた(今はどうだろう…?)ドールだし(私自身はこの「ドール」という呼び方が嫌いである。何だか安っぽいものを指しているように感じるから)、チビ猫は観賞用のお人形なので、目的が違うからと言われればそれまでだが、タカラのチビ猫は担当者さんの熱意により企画され、買い手の熱烈なラブコール?で再販されたためかお顔がとても丁寧に描かれている。
それでもスタンダードSDより一万円安い。限定から見たら、四万近くは安い。

かたやSDは、高いわりにメイクは適当である(限定とフルチョイスメイクは除く。但しフルチョイスメイクは当たり外れがあるらしい)。服もつかない。

企業の差というものかもしれないが、「価格」と「仕上がりの差」で愕然としてしまったのが、気持ちが冷めた一番の理由だと思う。

それと、もう一つ。
実はチビ猫お迎え前に、ずっと欲しかったSDを購入した。
ある限定っ子だが、もともと、この子の発売当時は購入予定がなく、スルーした子だ。
ところが、一年経つ間にじわじわと欲しくなり、時期を見て、と思っていたのになぜか盛り上がってしまってオークションで手に入れた。
SDはたくさんいるのだが、この子は何だか特別な気がする、と思っていた。
が、最近ふと気づいた。この子は、私が買ったSDの中で初の、「本当に欲しくて」買った子なのだ。

欲しいもの、というのは、大抵見てすぐに欲しい、と思うが、私の場合、その場で即決で買ったものより、どうしよう、と悩んだあげく、一度はやめて帰ってしまい、その後改めて購入のために出かけていって買ったものの方が思い入れが強いらしい(即決で決めたもので、後々まで後悔しないでいられるもの、というのはあまり多くない)。
ものを買うのに、気持ちの熟成、とでもいうのか、それだけ考えても欲しい、とまで思わないと、思い入れがしにくいようなのだ。

ところが、SDはそもそも、「限定」で品薄感をあおり、実物をみるチャンスもなく(写真のみで購入を決める)、イベント当日に買わないと、後では手に入らない(オークション等は除く)。
なので、勢いで買ってしまった、という場合が多かったように思う。
それらのSDが好きではない、ということではない。
ただ、熟考する時間なしに買ったものと熟考したものとでは、思い入れの深さが違うように思える。

オークションのSDカテの盛況ぶりをみながら(ひところよりは落ち着いたような気もするが)、思い入れをさせない今のボークスの限定商法ゆえかと考えている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 入門式 | トップ | 転換期? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

SD」カテゴリの最新記事