つれづれごと。

SD他、管理人葉月の日常の中で思うことを綴ります。※SDに関しては、必ず5/29「はじめに」をお読み下さい。

いろいろな…気づき。

2014-11-11 12:31:06 | 日常雑記

私は、昔から悩み相談とか、そういった記事を読むのが好きでした。

何故?当時はよく分かりませんでした。単に、人の不幸を見たいだけなのではないか、と恐ろしかった時期もあります。

そのうち、「こんなこともあるのか」という風にかわっていきました。

そして、そういった記事の投稿者さんたちが、自分と同じ年代になってきた最近、自分の中で、色々なことがつながり始めました。

私は普段、馬鹿丁寧?な言葉を使いたがりますが、怒ると口悪いです。きついです。

そう、親に叱られて育ちました。なんであんたはそんなに口悪いの、お父さんそっくりね…という感じ。

当時も、親に「お母さんがいつも言っているじゃない!」とか言い返してましたが…親は認めませんでした。

その後、いろいろ悩みながらも、親の毒が抜けていなかったので、問題の根幹に気づかぬまま過ごし…乳癌を経て、心療内科につながり、自分の気持ちの整理を始めたら…何のことはない。

うちの父が小心者で、口が悪く、すぐ怒る。そして母は、本人は自分がそういう性格なことに気づいていなかったけれど、一言多く、イヤミだとも思わずにイヤミを言う。それで父が怒り、母は父がすぐ怒る、とこぼす。何も言えない、という。

でもお母さんのいうこと、腹立つよ、と言ったら、気にするから悪い!自分は気にしない、あんたとお父さんは気にするタイプだからいけない、ともよく言われたな…。でも、同じことを私が母に言ったら怒るんだよね。一言多い!なんでそんなイヤミなこと言うの!とかね。

当時は子供だったから、母と同じことしてなんで怒られるのか、本気で分からなかった。

…治療が進んできて、なーんだ、思春期の自分が思っていたことが正しかったんだ、と力が抜けた気分です。

さらに、最近あった悩み相談に、まったく母と似たタイプの方が相談していて…その配偶者の方も、父に似た感じで。

ああ、これは怒るよ、と思ったけれど、一般的にどういうものだろうかと思って回答がつくのを待っていたら。

7:3か8:2くらいで怒る人の方が多かった。母タイプの人もいるけど、そういう人は同じタイプで夫婦をしている場合、あっけらかんでいい夫婦、と自己肯定的なのもわかった。

父と母みたいな性格違いで夫婦をしていると、母タイプは自分ばかり我慢している、自分さえ我慢すれば夫は怒らない、と思いこんでいるのもわかった。実際は、怒らせているのは母だった。

…なんだ、やっぱり夫婦は「割れ鍋に綴じ蓋」だったんだなぁ。

そして私は、タイプ違いの夫婦に生まれて、双方の悪いところ(自分に言われるものだから)を身につけて、双方から怒られる、という、どうしようもない螺旋の中にいた。

そして萎縮してしまい、家族の中でサンドバッグと化していた。だまってやられっぱなし、という訳ではなかったけれど。

そういう、弱い立場であり、不安定な気持ちであり、世界は敵だと感じているような子であり、考え方も古臭く(私の親は、同世代よりもひと世代上でした)、価値観があわない子。…これはいじめられるわ、そりゃ(自分でも呆れる)。

でも先生受けはいいタイプだから、先生は何で私がいじめられるかよく分からなかったようで、自分から近づいていきなさい、というアドバイスをするばかりだった。…いや、それは確かに必要なんだけど、同性からいじめられることはあんまりないけど(でも経験はある)、基本、男子からいじめられていたんだけど…。それについては、先生も叱ってくれたけど…。担任が、嫌いな子をつるしあげるタイプの教師に替わって、いじめがひどくなったんだよなぁ。

で、何が悪かったのか、ってつらつら考えると…。やっぱり、相性の悪い親子だった、ことに尽きるかも。

親子兄姉、みんな相性が悪い。としか思えない。…だって、みんな悪気がないから。

悪気がない、って実は最悪。ただしようがないので。

そして、悪気がないから、ここまで気づかずにきてしまった。

…まぁ、社会的な要因とか、当時の情勢とか、色んなものも関係しているとは理解できるので、一概に親を責める気はありません。

同世代に、私と同じような悩みを抱える人がー悩みの大小はあれー結構いる、ということで、日本社会の変化によって出てきたことなんだな、と思えますし。

…子供が、子供として育つことができる(年齢以上のことを強制されない)幸せ。年相応の親を持たないと、与えられる常識が古臭くなって、年配の方には可愛がられても、うまく友達に適応しにくいことがある、ということ。社会の変化によって、今までは「仕方ない」と諦めていたことが、実はそうではないとなってきた時、いろいろ問題が噴出すること。子供は、親のものではないこと。親の期待をかけるのはありでも、子供の個性を見極めてくれる親に当たったら、それはとても幸運なこと。子供は、適当な時期に独り立ちしなければ、世界を広げることができないこと。

…当たり前のことなんですが、今更実感しています。毒親は、子供の独立を許さないので。

我が家では、家事全般、親から習っていません。多少は(掃除機のかけ方とか、ぞうきんの絞り方とか)はやりましたが。

それで、「あなたは家事ができないから、一人暮らしなんてとてもできる訳がない」と言われていました。

で、大人になって出来ないと困るから、と言ってやろうとしても、「それより勉強」と言われていたんですよね。

食い下がったこともありますが、「大人になればできる」と謎のことを言われていました。

…が、親は実際、習わなくてもじゃがいもの皮は剥けるようになるはず(この場合の「習わなくても」は、「一度もやったことがなくても、年齢さえ重ねれば」です)と思っていたので、驚愕。

あれってなんでしょう。子供の手伝いって邪魔だったから、と言われましたが、子供のつたない手伝いを待てない?練習させようと思わない?自分ができることを、子供にできるようになってもらいたくない(子供より、いつまでも優位に立ちたいから)?

家事ができなければ、出て行かない(出て行けない)とうちの親は思ってましたね。

世の中が変わって、自炊でなくても生活できて、なおかつ私が職に就いて、出て行けるし出て行く!となったら慌てて止めました。

…これ自体は、私が出て行くタイミングとして、まだ目覚めていない私が出て行くには、あのとき二年待って正解でした(これについては個人的すぎるので割愛)。

…子供を、手元から離すのが、嫌なだけだったかもしれません。結婚以外では。

結婚も、させたくない、とまではいわなくても、させたいわけでもなかったようですし。

うーん…「何も考えてない、成り行き任せ」が一番近いかも。

いろいろ気づきだして、整理されたような、混沌としているような、変な気分です。

 

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