グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

ぐんまフラワーパークで宝探し (前橋市柏倉町)

2009年05月05日 21時04分22秒 | ぐんま花だより
こどもの日の前橋はどんよりとした曇り空でしたが、なんとか夕方まで雨は落ちてきませんでした。
今日は家族で前橋市柏倉町にあるぐんまフラワーパーク



年間を通して様々な花に彩られているフラワーパークですが、特にお目当ての花があったわけではありません。
今回の目的は宝探し
宝探しイベントは昨年に引き続いて第二弾なんですが、前回も参加して面白かったので、今回もやってみようということに・・・

コースは「みつばちブレイの大冒険」と「花の賢者と知恵比べ」の2つ。
我が家は花の賢者と知恵比べコースにしました。



冊子に書かれてある謎の言葉(問題)から4つのヒントを集め、それを元に宝の在処を探し当てるという遊び。
これが予想外に難しく、なかなか問題が解けません。
結局、4つのヒントを集めて宝の在処を突き止めるまでに2時間半もかかってしまいました(^^;)
発見者がもれなくもらえるのは、100円くらいで売っているきれいな小石なので、参加費500円は高いという気もしなくはないのですが、家族4人で2時間半も楽しめたので、それを考えると安いかな?(^^)



珍しい「ハンカチの木」


ハンカチの木の別名は「鳩の木」。 うん、白いハトにも見えるね


ところで、フラワーパークで好きな場所はどこですか?
好みの分かれるところだと思うのですが、私はジャングルの雰囲気が楽しめる熱帯花木温室が好きです。






熱帯の虫とか小さな爬虫類がいたりするともっと面白いと思うけど・・・
さすがにムリですよね・・・(^^;)

ぐんまフラワーパーク

ぐんま昆虫の森 ~賑やかな春~

2009年05月04日 21時05分15秒 | ぐんま昆虫の森
昨日、新里のサクラソウ群落の後に向かったのは
ぐんま昆虫の森



冬から早春には、お客さんが少なく静かでしたが、昨日の園内は久しぶりに虫を追いかけ回す子供たちの歓声でいっぱいでした(^^)
フィールドで目に付く虫の種類も数もどんどん増えてきました。春の山の形容で「山笑う」という言葉がありますが、「虫笑う」季節って感じです。

ベニシジミ


翅がだいぶ傷んでいますが、ツバメシジミ


クロアゲハ

ゴージャスな外見の種類が多いアゲハの仲間の中では一番地味ですかねぇ(^^;) 食草はミカン類、カラタチ、カラスザンショウなど。

コジャノメ

雑木林の中でたくさん見ました。一見地味ですが、よく見るとシックな美しい蝶ですよね。ね、ね。
ヒメジャノメに似ていますが、後翅の小さな目玉模様の数で区別できます。

シオヤトンボ

シオカラトンボにそっくりですが、ちょっと太った感じなのと腹部先端部が黒くありません。(シオカラトンボは腹部の先が黒い)

ニホンカワトンボ

今年初めてのニホンカワトンボに会えました(^^)
カワトンボの仲間は美しいですね。トンボに中でも特に好きです。

アジアイトトンボ

よく見かける小さなイトトンボ。水面をフワフワと飛ぶイトトンボの仲間には、他のトンボやヤンマのスピード感のある飛翔とはまた違った魅力を感じます。

アオモンイトトンボとアジアイトトンボ、どう違う?/ いきもの通信

水辺ではこの他にもクロスジギンヤンマやシオカラトンボも見られました。

草の間にはキリギリスの仲間の幼虫


樹皮の間には、ヨコヅナサシガメ
成虫


幼虫


横綱という立派な名前ですが、中国原産の外来種。1928年に九州で初めて発見されました。1990年代に生息域が急速に拡大し、関東地方では珍しい種類ではなくなりました。
素手で掴むと針のような口で刺されるおそれがあります。触らない方がよいです。もっともエイリアンのような気味の悪い姿ですので、素手で触ろうと思う人は少ないでしょうが・・・

クサフジ


キンラン

雑木林で金色に輝く“ミス雑木林”ですね。



シャガ


ヤマオダマキ

園芸品種のオダマキは本種ではなく、ミヤマオダマキを品種改良したものだそうです。

下から覗いてみました。


ハナニガナ

秋に咲くヤクシソウに似ていますね。

サワフタギの花

漢字書くと「沢蓋木」。沢に蓋をするように茂るという意味だそうです。

ミヤマウグイスカグラの実

花が早いので、もう赤い実がなっていました。美味しそうですねぇ(^^)
でも、ウグイスはこの時期は虫が主食なので、この実は食べないでしょうね。 

フィールドを一回りした後は、生態温室で亜熱帯の蝶としばし戯れました。
コノハチョウ


オオゴマダラ


日本最大のチョウは飛翔姿も迫力満点です


ぐんま昆虫の森

新里のサクラソウ群落 (桐生市)

2009年05月03日 20時56分38秒 | ぐんま花だより
江戸時代から品種改良が行われ、数多くの園芸品種のある桜草は馴染みのある花ですね。
野生のサクラソウは北海道南部、本州、九州に分布。河川敷のような湿気の多い野原に生える多年草ですが、環境悪化や盗掘などによって自生地は減少し、環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類(絶滅の危険が増大している種)に、群馬県植物レッドリストでも絶滅危惧Ⅰ類(県内で絶滅の危険性が増大している種)に指定されています。

県内では桐生市新里町にサクラソウ自生地が残されており、県や市の天然記念物として保護されています。
その貴重な自生地の一つ、舟原地区にある県指定天然記念物「新里のサクラソウ群落」を訪ねました。



広さは約1,600㎡。谷間の草地にピンクの可憐な花が点在しています。





一面を覆い尽くすような群生を期待して行くと、少々ガッカリされるかも知れませんが、ここは公園の花壇ではありませんので・・・。
あ、それと歩道と自生地は柵で隔てられていますので、3倍ズームくらいのコンデジではアップの写真はキツイです。







新里のサクラソウ自生地 桐生市

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おまけ
見つめ合うマムシグサ あるいは睨み合う二匹のマムシ

今日も嶺公園へ

2009年05月02日 22時19分29秒 | 自然観察
今日から5連休ですが、今日もいつもの休みと同じく嶺公園へ

嶺公園ではあまりお目にかかったことのないスズメがペアでいました。

木の穴を覗き込んだりして、巣に使う良い物件を物色中のようでした。
子供を育てるなら町の中より自然豊かな田舎がよいというご夫婦だったのでしょうか?

カオジロガビチョウ

東アジア、東南アジア原産。在来の小鳥を圧迫するとして特定外来生物に指定されています。今のところ生息は群馬県内に限られているようですが、生息域が拡大していくのは間違いありません。
とても大きな声でビィィーン、ビィィーンと鳴きます。私は、あまり好きではありません。

カオジロガビチョウ/特定外来生物の解説

今日は残念ながら、お目当てのキビタキ、オオルリは見られず・・・

足元に咲いていたそっくりさん
アマドコロ


ホウチャクソウ

「狐の提灯」という素敵な別名があるそうです。
ところで、その別名で思ったのですが、人がキツネやタヌキに化かされなくなったり、川で河童が見られなくなったのは、いつ頃からなんでしょうね・・・?
人には騙されたくはありませんが、キツネやタヌキには1回くらい化かされてみてもイイかなぁ~(^^;)

嶺公園で見つけた鳥(2009.5.2)
キンクロハジロ、トビ、キジ、コゲラ、ビンズイ、ヒヨドリ、ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、コジュケイ、カオジロガビチョウ

嶺公園でお目当ての夏鳥が見られなかったので、富士見村の雑木林も覗いてみました。
キビタキやオオルリは見られなったのですが、
アカハラがいました

シルエットはシロハラそっくりですが、お腹がオレンジ色です。
(シロハラやアカハラという鳥はいますが、クロハラはいません・・・。腹が黒いのは人間だけよ)

同じ林の中に咲いていたジュウニヒトエ


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今日のトンボ
職場(今、カワウの実験中なので連休中も職場に顔を出さなくてはならないのです)と嶺公園でシオヤトンボを見ました。






頭のアップ!




嶺公園では、そろそろニホンカワトンボが見られると思います。楽しみ楽しみ(^^)

風薫る五月

2009年05月01日 22時41分07秒 | 自然観察
今日から5月。前橋の最高気温は7月上旬並の27.8℃。木陰をさがして入りたくなる陽気でした。

初夏のような陽気の職場で見た植物や虫など・・・

今朝、職場の隣の池では、キンクロハジロのオスが1羽だけポツン・・・

他の冬鳥のマガモはとっくに見られなくなり、ツグミやシメもいつの間にかいなくなりました。
このキンクロハジロは、まだ北へ旅立たなくて大丈夫なのでしょうか?
ペアになれなくて繁殖地に行きたくないのかな・・・? 

ヒメスイバ

スイバ同様、シュウ酸を含むので茎や葉は酸っぱい味がします。
でも、生であまりたくさん食べると毒です。味見程度に・・・。

ヘビイチゴ

名前からは有毒植物のような感じがしてしまいますが、毒はありません。
でも、全然美味しくありませんよ(^^;)

キショウブ

ヨーロッパ~西アジア原産の帰化植物。1987年頃に観賞用として導入され、現在では全国で野生化しています。
「繁殖力が強く、海外では水路等の雑草になっており、日本でも水辺の在来種と競合・駆逐のおそれがある」、「近縁種に絶滅危惧種が含まれ、それらの遺伝的攪乱のおそれがある」、「美しい花が親しまれ、観賞用に栽培されることが多いため、分布を拡大するおそれが大きい」という理由で、要注意外来生物リストに登載されています。

要注意外来生物リスト:植物

ヤマトシジミがたくさん飛んでいました。

食草はカタバミ。カタバミは、どこにでも生えている雑草なので、ヤマトシジミも都市化なんてへっちゃら。どこにでもいるシジミチョウです。