ヤマカガシ
昨日、兵庫県の小学生がヤマカガシに咬まれ、一時重体になったとの報道がありました。
ヤマカガシは、アオダイショウやシマヘビと並んで、身近によく見られるヘビですが、かなり強い毒を持っており、死亡事故もこれまでに4件発生しています。
しかし、ヤマカガシは大変臆病な性質で、人の気配がすると逃げてしまうことが普通です。咬傷はほとんどの場合、捕獲しようとした時や捕獲した個体を素手で扱っている時に発生しています。今回の咬傷事故も本日午後の報道によれば、捕獲時と捕獲したヘビを入れていたリュックから取り出す際に咬まれたということでした。
また、ヤマカガシには頸部の皮下に頸腺と呼ばれる器官があり、ここにも毒があります。ヤマカガシを棒で殴ったり、スコップなどで突くと毒腺が破れて、毒が飛び散り、これが目に入ると激しい結膜炎を起こします。
いずれにしても、ヤマカガシを捕まえようとしたり、棒などでたたいたりする行為は大変危険です。手出しをしなければ、人に危害を加える可能性はほとんどありません。
群馬県内の個体群は、写真のように赤と黒の斑紋が並ぶ色彩が普通ですが、地域によって色や斑紋にバラエティーがあるので注意が必要。
ジャパンスネークセンター(日本蛇族学術研究所) 公式ホームページ
昨日、兵庫県の小学生がヤマカガシに咬まれ、一時重体になったとの報道がありました。
ヤマカガシは、アオダイショウやシマヘビと並んで、身近によく見られるヘビですが、かなり強い毒を持っており、死亡事故もこれまでに4件発生しています。
しかし、ヤマカガシは大変臆病な性質で、人の気配がすると逃げてしまうことが普通です。咬傷はほとんどの場合、捕獲しようとした時や捕獲した個体を素手で扱っている時に発生しています。今回の咬傷事故も本日午後の報道によれば、捕獲時と捕獲したヘビを入れていたリュックから取り出す際に咬まれたということでした。
また、ヤマカガシには頸部の皮下に頸腺と呼ばれる器官があり、ここにも毒があります。ヤマカガシを棒で殴ったり、スコップなどで突くと毒腺が破れて、毒が飛び散り、これが目に入ると激しい結膜炎を起こします。
いずれにしても、ヤマカガシを捕まえようとしたり、棒などでたたいたりする行為は大変危険です。手出しをしなければ、人に危害を加える可能性はほとんどありません。
群馬県内の個体群は、写真のように赤と黒の斑紋が並ぶ色彩が普通ですが、地域によって色や斑紋にバラエティーがあるので注意が必要。
ジャパンスネークセンター(日本蛇族学術研究所) 公式ホームページ