久しぶりに本の紹介です。
魚屋は真夜中に刺身を引き始める
著者:織茂信尋(東信水産株式会社 代表取締役社長) 出版社:ダイヤモンド社
目次
第1章 魚屋のリアル―ビジネスモデルの限界と秘められたチャンス
第2章 養殖という価値―国民の人気魚、サーモントブリの秘密とは
第3章 冷凍の魔法―時を止める技術の奥深き世界と可能性
第4章 マグロを探して―世界の海を旅する巨大魚の知られざる顔
第5章 魚屋の神話―「包丁」という伝説の武器の有効期限
第6章 新しい刺身―真夜中の工場がひっくり返す流通の常識
第7章 ITによる化学変化―スピードアップした経営判断と人の成長
第8章 HACCPを知る―宇宙食から開発された「安全」の作り方
第9章 お客様の真実―魚が嫌いなのではない、ただ困っているだけ
第10章 海の幸―ダイビングから見えてきた魚と日本の未来
私は学生時代から、もう40年も魚と付き合ってきましたので、魚の生態とか生理、養殖の技術などの知識はそれなりにあります。しかし、流通や小売りは苦手をしている分野だったので、とても勉強になりました。また、DXの実例としても面白く読めました。
厳しい状況の中でも、知恵と工夫でピンチをチャンスに変えることができるんだなぁ、よし、オレも頑張ろう! と、ちょっとポジティブな気持ちになりました。