グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

川場村散歩 後山古道

2011年05月31日 22時57分40秒 | 自然観察
美味しいもの、温泉、アウトドアスポーツ、田園風景、歴史と文化、等々、川場村の楽しみ方は色々ありますが、自然観察もその一つ。
先日紹介した虚空蔵堂のある後山には「後山古道コース」と呼ばれるハイキングコースがあります。鳥や昆虫、植物を観察しながら里山をのんびり歩くのも楽しいですよ。

キビタキやホトトギスなど鳥の歌声を聴きながら林の中を歩きます。




オノキ 


虚空蔵堂への長い石段


林縁で見つけたクモガタヒョウモン 


ヒョウモンチョウの仲間は、どれもよく似ていて同定に苦労します。


コジャノメ 


ヨツボシナガツツハムシ 

テントウムシに擬態しているのかな?

アカハネムシの仲間(ムネビロアカハネムシ?)


エゴツルクビオトシブミの揺籃


清岸院近くの沢沿いではシャガが満開です。






後山古道コースのマップは田園プラザ内の川場村観光協会で入手できます。



川場村観光協会



おまけ
今日の昼ごろ、太陽に暈がかかっていました。




NAKANOJO BIENNALE 2007-2009 「ART WORKS」

2011年05月30日 21時26分13秒 | 文化・芸術
2007年、2009年に開催された中之条ビエンナーレ。その作品の図録の発行を待っていたのですが、なかなか発行されず・・・。もう出ないのかなぁと諦めかけていたのですが、先日、ビエンナーレの公式webサイトを覗いたら、NAKANOJO BIENNALE 2007-2009「ART WORKS」販売開始のお知らせが掲載されていました。で、早速入手。

Nakanojo Biennale 2007-2009 ART WORKS

中之条ビエンナーレ2007、2009の全作品がカラーで紹介されています。2,500円。

中之条ビエンナーレ公式webサイトで通販されているほか、中之条町役場中之条町ふるさと交流センター「つむじ」で購入できます。


さて、今年は2年一度の中之条ビエンナーレの年。

8月20日から10月2日まで、中之条町全体が美術館に変身。里やまの景色や昭和のまちの風景と現代アートが融合し、不可思議な世界が展開されます。今から楽しみです(^^)


中之条ビエンナーレ公式webサイト

中之条町観光協会


前回までの中之条ビエンナーレの様子はこちら↓

グッドぐんま 2007年記事
中之条ビエンナーレ2007 ~現代の作家による里山ふるさと美術祭~
中之条ビエンナーレ その2
中之条ビエンナーレ その3 ~旧第三小学校→四万温泉~

グッドぐんま2 2009年記事
中之条ビエンナーレ2009
中之条ビエンナーレ2009 その2



                                                  

おまけ
今日の川場村




夕方、雲が虹色に光っていた


ぐぐっとぐんま体験・滞在バスツアー  とってもお得!ポッキリ1万円

2011年05月29日 21時08分14秒 | ニュース! & お知らせ
7月から始まる観光イベント群馬デスティネーションキャンペーン(DC)
その本番を目前に控え、体験滞在型モニターツアーの参加者を募集しています。

どのコースも県内温泉地などに宿泊する一泊二日のツアーですが、モニターツアーということで、参加費はお一人様一律1万円と、とってもお得です (^^)
ほとんどが平日か金~土曜日の催行なので、サラリーマンには参加し難いですが、どのコースも面白そうですよ~








群馬デスティネーションキャンペーン


梅雨空

2011年05月28日 21時35分53秒 | 季節の便り
関東地方は、昨日、早くも梅雨入り。(まだ5月なのに・・・)
平年より12日、昨年より17日早い梅雨入りで、記録が残る1951年以降、2番目の早さだそうです。
今日は、朝からどんよりとした曇り空で、夜になって雨が降り出しました。
こんな天気なので外を出歩く気分になれず、今日は一日中、買ったばかりのCDを聞きながら、本を読んで過ごしました。

日系スウェーデン人歌手のマイア・ヒラサワ。九州新幹線全線開業のCMに使われたBoom!を聴いて、ハマりました。





放射能のことって、分かりにくい。皆が色々なことを言っているので余計不安になるのかもしれない。自分で勉強するしかないね。と言っても、専門的な難しいことは分からないので、新書で・・・ (^^;)



列島あちこち 食べるぞ!B級グルメ  群馬県編スタート!

2011年05月27日 22時05分44秒 | ニュース! & お知らせ
日本経済新聞電子版のユニークなコラム列島あちこち 食べるぞ! B級グルメ(食べB)で、ついに群馬県編がスタートしました。

日本全国の知られざる食文化を都道府県別に紹介するコラムですが、特徴は読者参加型であるという点。「○○県の食卓にはこれが欠かせない」「スーパーにこういう食材が売っている」「給食で○○が出てくる」等々、読者からメールで寄せられた地域の食に関する情報を織り交ぜながら、B級グルメを紹介しています。

ぐんまには、焼きまんじゅうや伊勢崎もんじゃをはじめとする、世界に誇るB級グルメが存在します。


群馬賢人の皆さま、あなたの知っているぐんまB級グルメ情報を投稿してくださいませ!



列島あちこち 食べるぞ! B級グルメ

敷島公園ばら園 春バラ見頃

2011年05月26日 21時59分35秒 | ぐんま花だより
昨日の夕方、春のバラが見頃を迎えた敷島公園ばら園を覗いてみました。




今年は、節電のため夜間のライトアップは中止ですが、6月12日までの土日(9:00~)には「前橋産新鮮野菜市inばら園」が催されます。また、物産展や苗木の販売等は連日行われています。



ばら園 前橋市

敷島公園ばら園 開花情報、イベント情報 前橋市

ヤマボウシも花盛り


公園近くの池ではたくさんのアジアイトトンボが見られました。




今日の川場村散歩から
ほたる川でバイカモの花が咲き始めました。





川場村散歩 細身越年とんぼと早苗とんぼ

2011年05月25日 21時02分00秒 | 自然観察
本日、朝から気持ちの良い青空




川場村天神地区の田んぼでは、爽やかな風に早苗が揺れていました。






田んぼの中をのぞき込むと、オタマジャクシやタニシがたくさん見えます。



タニシは、まだ同定していません。そのうち、ちゃんと調べます(^^;)

ホソミオツネントンボ 

今日の青空のような美しい色です。

ダビドサナエ 

サナエトンボの仲間。サナエトンボは「早苗蜻蛉」。早苗の時期にみられるからです。

サナエトンボの仲間はよく止まってくれるので、写真は撮りやすい。


田んぼに怪人出現!?


と思ったら、竹竿に糸で吊るされた人形でした。

近くにCDも同じように吊るされていたので、鳥獣害防止用なんだと思いますが、この人形で何を追い払おうとしているのでしょう? (^^;)



                                        



遅ればせながら、九州新幹線全線開業のCMを観た。
なぜか涙が出た。


九州新幹線全線開業CM集/YouTube JR九州







シロヒトリの幼虫

2011年05月24日 21時24分39秒 | 自然観察
警告!
本日、毛虫の話題につき、キライな方は直ちに違うページに移動して下さい。

(ホントは毛虫嫌いな人に見てもらいたいのですが・・・)




この時期、庭や道路を焦げ茶や黒い大きな毛虫がもぞもぞと歩いているのをよく目にしますね。


これはシロヒトリという白くて美しい蛾の幼虫です。(悪名高きアメリカシロヒトリではありません)

食草はスイバ、ギシギシ、イタドリ、タンポポ、オオバコなど。

毛虫はすべて有毒で人を刺すと思っている人もいるようですが、毛虫の中で毒を持っているのは、ごく一部です。シロヒトリの幼虫も無毒で、刺すことはありませんので、手で触っても大丈夫です(^^)

くるりと丸まって可愛いね。

シロヒトリ 昆虫エクスプローラ

庭の刺す毛虫・刺さない毛虫 (社)農林水産技術情報協会

毒はないと言っても、こんな大きな毛虫を見ると、「キャーっ、コワイーっ!」とか「気持ちワルイ~!」と悲鳴を上げる人も少なくないでしょう。中には毛虫を見つけ次第、踏みつぶすという人もいるかも知れません。しかし、農作物や人の生命、健康に危害を与えるのなら仕方ありませんが、気持ち悪いという理由だけで踏みつぶされたり殺虫剤をかけられるのは、虫にとっては理不尽なことです。(私は「不快害虫」という言葉が嫌いです)



おまけ
今日の川場村




トケン類ってなに?

2011年05月23日 22時30分31秒 | 自然観察
昨日の朝、嶺公園で今年初めて、ホトトギスの声を聞きました。
ホトトギスのさえずりは、「特許許可局」や「テッペンカケタカ」と表されたりしますが、私には「ホット、ト・ギ・ス」と聞こえます。

ホトトギスはカッコウ科の夏鳥ですが、カッコウと言えば、私も所属している日本野鳥の会群馬では、毎年、HP上でカッコウの初認情報を募集しています。
その告知↓

トケン類? 初めて聞く言葉です。鳥の分類にトケン類なんてなかったはずだけど??? と思い、調べてみると・・・

ホトトギスを表す漢字にはいくつかありますが、その中に「杜鵑」があります。「杜鵑」を音読みすると「とけん」。という訳で、トケン類とは、ホトトギスの仲間(カッコウ科)を指す言葉だそうです。

鳥見を初めて4年目になりましたが、まだ知らない“業界用語”があったんですねぇ。鳥の種類に使われる業界用語としては、シギ・チドリ類を指す「シギチ」というのもあります。これも初めて聞いた気にはなんのこっちゃ?と思ったものです。

日本で繁殖するトケン類、つまりカッコウ科の鳥は、カッコウ、ホトトギス、ツツドリ、ジュウイチの4種類です。
何れも、鳴き声(さえずり)が名前の由来になっていますが、これは、声はよく聞こえるけど、なかなか姿が見られないから?
昨日UPした川場の虚空蔵さまに行ったときにも、ポポ、ポポという筒を叩くようなツツドリのこえは聞こえましたが、姿は見えず。カッコウやホトトギスも声はよく聞きますが、はっきりと姿を捉えたことは、まだありません。(「それはオマエの鳥見技術がヘボだからだよ」と言われたら、身も蓋も無いですが・・・)


嶺公園に咲いていたハクウンボクの花

エゴノキの花によく似ていますね。

川場村散歩 虚空蔵堂からの景色

2011年05月22日 17時42分50秒 | 歴史
先日、川場村の後山にある虚空蔵堂まで行ってみました。
後山は川場村の中心部にそびえる独立峰なので、眺めは抜群。虚空蔵堂の北側にある展望台からは村のほとんどを見渡すことができます。


クリックすると拡大します↓


虚空蔵堂

地元では虚空蔵さまと呼ばれ、親しまれています。



川場村指定重要文化財
能満山虚空蔵堂
 この堂は、間口10米、奥行9.5米の寄棟造りで、正面に唐破風の向拝を付け、銅板葺屋根は、軒が長く二重繁垂木で、丸柱四面四本建である。擬宝珠高欄を廻し、前方は縦桟唐戸で三区切りされている。
 深い彫刻の蟇股は、大胆な流れと、唐草文様、木鼻から江戸時代の特徴を残している。
 堂は永禄三年(1560年)に建立、承応二年(1653年)真田内記信正の家臣、鎌倉重継の発願により、沼田城の奇問除けとして改築された。
 参道の石段456段は、天明五年(1785年)に着工、寛政九年(1797年)に完成した。堂の虚空蔵菩薩を中心とした十三佛のうち、十二佛尊像が石段左右に安置されている。
 この祭神の創始は、天長四年(827年)弘法大師が、裏山の岩窟にて虚空蔵菩薩を刻んだことによる。
 修験道場の霊場として、山岳宗教の端緒でもある。
川場村教育委員会

(説明看板より)


虚空蔵さまでは、毎年4月の第3日曜日はお祭りが行われ、その前夜に石段の両脇に並んだ108の灯篭が灯ります


後山には、ニホンカモシカ、タヌキ、テン、ノウサギ、ムササビ、リスなどが生息しています。ウサギは古来から狩猟対象とされ、食用にされていきました。ウサギを数える単位に鳥と同じく「羽」を使うのは、獣肉食が禁止されていた時代に、「ウサギは獣ではなく鳥だ」として食肉としていたとする説もあるくらいですから、ウサギはよく食べられていたのでしょう。
しかし、虚空蔵菩薩信仰のある地域では、ウサギを食べないという風習があるそうで、虚空蔵さまの地元である立岩地区もウサギを食用にしないということです。
(2011.5.27訂正・追記)
とんでもない間違いを書きました
虚空蔵菩薩信仰のある地域で食の禁忌とされているのは、ウサギではなくウナギです。あ~恥ずかしい・・・(^^;)

虚空蔵山 川場の森林(やま)づくり


虚空蔵さまの境内で見つけたキマダラヒカゲ 


川場村の田んぼの周りでは、ウスバシロチョウが飛び交っています。

一見、スジグロシロチョウのように見えますが、シロチョウ科ではなく、アゲハの仲間です。年1化で、成虫は今の時期しか見ることができません。


川場村

川場村観光協会