グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

今日の川場村 黄金色の田んぼで産卵する赤トンボ

2011年09月30日 21時24分43秒 | 自然観察
9月最終日の川場村では昼頃までは日差しがありましたが、午後はどんよりとした曇り空になり時々小雨も降りました。


川場村は稲刈りシーズン。稲の天日干し(はざかけ)は、一時あまり見られませんでしたが、最近また多くなってきましたね。


アキアカネ




稲刈りを待つ田んぼでは、ナツアカネやノシメトンボが産卵中。
ナツアカネ






ノシメトンボ


飛翔しながら産卵している赤トンボは、デジ一にとっては割と簡単な被写体ですが、コンデジで撮るのはなかなか難しいです。
デジ一欲しいなぁ。でもお散歩自然観察には重すぎるよねぇ。まぁ先立つものもないのだけれど・・・ (^^;)


ジョロウグモ

ジョロウグモの巣に小さなクモがいますが、これは別種ではなく、ジョロウグモのオスです。Homo sapiens のオスとしては、ちょっと複雑な心境・・・ (^^;)

ツマグロヒョウモン



予報では週末から気温が下がり、秋本番になりそうです。


ヤマメの採卵

2011年09月29日 22時29分19秒 | 自然観察
水産試験場の箱島養鱒センターで、ヤマメの採卵が始まりました。

網で親ヤマメを集めます。

ヤマメというと、20cmくらいの大きさを想像するかと思いますが、卵を採る親魚は50cmから60cm級の大物揃いです。

何百尾もいるメス親魚の中から、その日に卵を採ることのできる魚を選び出します。

熟練の必要な作業です。

箱島養鱒センターでのヤマメの採卵は来月中旬まで続きます。



採卵を終え、ふと空を見上げると電線にアキアカネが止まっていました。

深まりゆく秋

カマキリ

2011年09月28日 22時16分42秒 | 自然観察
先日、「間違えやすい身近な虫の見分け方」という題名で、ヒョウモンチョウの仲間とアキアカネ・ナツアカネの見分け方について書きましたが、この時期によく見かけるカマキリも見分けるのが難しい昆虫です。

私の手元にある「カマキリのすべて」(トンボ出版)という本には11種の日本産カマキリが掲載されていますが、ふつうに見られるカマキリは、オオカマキリ、チョウセンカマキリ、コカマキリ、ハラビロカマキリの4種です。

このうち、コカマキリとハラビロカマキリは特徴がはっきりしているので見分けやすいのですが、オオカマキリとチョウセンカマキリは外見がそっくりです。

オオカマキリ






チョウセンカマキリ




体の大きさは、オオカマキリよりも一回り小型ですが、ここに載せた写真では区別できないですよね。


さて、肝心の両者を見分けるポイントですが、前脚の付け根の間(胸元の部分。難しい言い方をすると「前脚基節基部」)の色で判断できます。チョウセンカマキリはオレンジ色で、オオカマキリは薄い黄色です。
オオカマキリ


チョウセンカマキリ


また、後翅の基部付近がオオカマキリは紫色がかった濃い褐色なのも判別のポイントになります。


コカマキリ

前脚の黒い模様が特徴

ハラビロカマキリ

ちょっと太めの体型と、前脚に並ぶ黄色をしたイボ状突起が特徴です。


この他、全国的に見られるカマキリにはウスバカマキリという種類がいるのですが、分布は広いものの、生息数は少ないらしく、私はまだ見たことがありません。是非ともお会いしたいカマキリです。

川場村散歩 秋晴れ

2011年09月27日 20時46分50秒 | 自然観察
今日の川場村は爽やかな秋晴れ。

ナツアカネ




アキアカネ




稲刈り前の田んぼで産卵中のノシメトンボ



ノシメトンボの産卵はナツアカネと同じように雌雄が連結し、メスが空中で腹部を上下にふりながら卵をばらまく連結打空産卵です。
産卵された卵は翌年の春に水につかるとふ化。幼虫(ヤゴ)は急速に成長し、梅雨時に羽化します。



いいですねぇ、日本の秋。川場村の秋。



川場村観光協会

田園プラザかわば


「ぐんま山の日」制定記念講演会のお知らせ

2011年09月26日 21時44分07秒 | ニュース! & お知らせ
昨年制定されたばかりなので、まだあまり知られていないと思いますが、10月第1日曜日は「ぐんま山の日」。
これを記念して、10月2日に山岳ガイドの第一人者である岩崎元郎氏による講演会が開催されます。

 開催日時 10月2日(日) 午後2時から3時15分
 会場 群馬産業技術センター多目的ホール(前橋市亀里町)
 講師 岩崎元郎 氏(登山家、山岳ガイド)
 演題 山を楽しむ方法
 入場無料

詳しくはこちら→「ぐんま山の日」制定記念講演会を開催します。 群馬県



山と言えば、昨日放送されたNHKスペシャル「クニ子おばばと不思議の森」は面白かったですねぇ。
森林(やま)とともに生きる人々の知恵の素晴らしさ、日本の里山の豊かさを再認識しました。
10月6日(木)午前0時15分~1時04分(5日深夜)に、再放送も予定されていますので、昨日の放送を見逃してしまった方は是非ご覧くださいませ。

NHKスペシャル『クニ子おばばと不思議の森』



おまけ
今日の夕方、我が家から浅間山を望む



間違えやすい身近な虫の見分け方

2011年09月26日 21時08分50秒 | 自然観察
今月の初め頃から、真夏の休眠から目覚めたヒョウモンチョウたちの姿が目立つようになりましたが、彼らは翅の模様が似通っており、見分けるのがなかなか難しい。
ヒョウモンチョウの仲間を見分けるには羽の裏に注目します。

ミドリヒョウモン


話が少々それますが、下の写真のミドリヒョウモンは後翅に左右揃った欠損があります。これはビークマーク(beak mark 、嘴の跡)と呼ばれ、鳥に喰いつかれた跡です。修羅場をくぐってきた証拠ですね。


ミドリヒョウモンのペア(上がオス、下がメス)


ウラギンヒョウモン


オオウラギンスジヒョウモン


クモガタヒョウモン



代表的な赤とんぼのアキアカネとナツアカネを見分けるには、胸の黒い模様を確認するのが確実です。
胸にある3本の黒いスジのうち、真ん中のスジの先(丸で囲んだ部分)が、三角なのがアキアカネ、四角はナツアカネです。
アキアカネ


ナツアカネ


しかし、トンボの胸の模様の一部がどうなっているかなんて、そのままでは判別することができませんよね。
捕獲して確認するのが一番確実ですが、デジカメで撮影してモニターで拡大する方法もあります。また、最近私はやや小ぶりの双眼鏡を持ち歩いています。双眼鏡は鳥見では必須アイテムですが、虫見でも活躍してくれます。

コーワ BD25-8GR

最短合焦距離が1.8mと短いので、虫見に使いやすい機種です。

その他の赤とんぼの見分け方についてはこちらのサイトを参考にしてください
     ↓
   アカトンボの見分け方


な~んて、さも分かった風に書いていますけど、私も同定ミスをよくやらかします。これは違うんじゃねん? というものがありましたら、その都度コメントでご指摘いただけると嬉しいです。


嶺公園 お彼岸のアブラゼミ

2011年09月25日 20時55分01秒 | 自然観察
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、厳しかった残暑もおさまり、すっかり秋らしくなりましたね。
今朝は、嶺公園で虫見散歩。

この時期になると、聞こえてくるセミの声はツクツボウシばかりになりますが、今日はアブラゼミの姿を見つけることができました。




さすがにもう元気があまりなくて、近寄っても逃げませんでした。


ツマグロオオヨコバイ


アカスジキンカメムシの幼虫


セミ、カメムシ、ヨコバイは、カメムシ目という同じグループに分類される生物です。


アキアカネ


ナツアカネ






ミドリヒョウモン


オオウラギンスジヒョウモン




ツマグロヒョウモン


ヒョウモンチョウの仲間は、そっくりさんが多いですが、ツマグロヒョウモンは翅の模様が明らかに違うので、一目で見分けられます。


イカリモンガ

昼間に活動する美しい蛾です。

アシグロツユムシ




あぐりハウスおふくろ亭のざるそば定食(渋川市赤城町)

2011年09月24日 22時02分41秒 | 美味しいぐんま
ある日のランチシリーズ(そんなシリーズあったけ? などというツッコミは無用に願います)
今月中旬のある日、赤城農産物直売所の敷地内にある「あぐりハウスおふくろ亭」に、久しぶりに寄ってみました。
あぐりハウスおふくろ亭は、農家のおふくろさんたちが運営する農家レストランです。

ざるそば定食

ボリューム満点です (^^)

そば粉はもちろん地元産。


先ほど、ボリューム満点と言っておきながら、この他にウインナーも注文してしまいました(^^;)

地元の赤城ポークを使っています。


JA赤城たちばな

川場村散歩 秋分の日

2011年09月23日 21時22分58秒 | 自然観察
今日は秋分の日でしたが、休日勤務当番で出勤。
ということで、昼休みに職場の周りをカメラ片手にお散歩です。

多少雲が多めでしたが、秋らしい爽やかな陽気でした。


黄金色の田んぼ




稲刈りも始まりました。








コバネイナゴ


ナツアカネ


ノシメトンボ


ヒメアカタテハ


ツノアオカメムシ




緑色に輝く、美しいカメムシですね。ツノカメムシの仲間に似た体型ですが、ツノカメムシ科ではなく、カメムシ科に分類されます。




ジョロウグモ


マルバルコウ

中米原産の外来種。江戸時代(嘉衛年間)に観賞用として移入されました。


四万温泉「くれない」の鰻重

2011年09月22日 22時08分00秒 | 美味しいぐんま
四万温泉に美味しい川魚料理のお店があると以前から聞いていて、是非立ち寄ってみたいと思っていました。先日、中之条ビエンナーレの四万温泉エリアをまわっていた時に、ちょうどお昼時になったので、そのお店ののれんをくぐりました。

そのお店は、四万川の畔にあるくれない

料理がおいしいと評判のくれない旅館が昼の時間だけ営業している料理屋さんです。

店内からは、四万川の流れが眺められます。


名物の湯むし鰻重


四万温泉の湯で蒸し上げたという鰻は、あっさりとして、とても上品なお味でございました。


いわな茶漬けや、ヤマメ、イワナの塩焼きも美味しいらしい。次回はいわな茶漬けを食べてみたいなぁ (^^)


2年1度のアートの祭典 中之条ビエンナーレも残すところ、あと10日。お見逃しなく!


群馬県四万温泉 くれない旅館



中之条ビエンナーレ公式サイト


中之条町公式サイト