グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

30年ぶりの再会

2015年05月31日 | ツアー
昨日、小学校~高校時代の友人が、娘さんと一緒に半日ツアーに参加してくれました。
歩き始めの三原山は、スッポリ雲の中・・・。

「もしかしたら火口は見えないかも」と伝えたところ、昔からポジティブな友人は「雲は雲でいいじゃない。見えなければまた来るから」と全然ひるみません(さすが!)

・・・で、モクモク雲の中の火口を目指しました。


途中、娘さんが葉っぱの上のトカゲを見つけてくれました。

カナヘビです!
もう何年も姿を見ていないので絶滅したのかと思ってましたが、まだ生きていたのですね。

火口周辺の景色は、行きも帰りもこんな感じでした。


霧ならではの幻想的な雰囲気を楽しみながら・・・


火口へ。

一瞬でしたが、大きな穴があることはわかりました。

帰りは西側斜面を下山。

雲の流れがとても速くて、全員でその動きに見とれました。

灰色の雲の固まりが、モクモクと山の稜線から現れて移動して行きました。


「スゴイ~!」

「まるで○○みたい!」

あんまり雲の動きが面白いので、山の斜面の途中で腰を下ろし、みんなで『雲劇場』を鑑賞。

外輪山のシルエットが雲の向こうに現れる度に、誰かが「うわ~!」と叫びました。

もう、テンション上がりまくりです!(笑)

ということで、ここまででも十分雲や霧を楽しんだのですが・・・

一番盛り上がったのは、ここでした。

雨の後だけ現れる通称『幻の湖(池と呼んだ方が良いという意見も)』

霧が薄くなると、太陽の光で水面がキラキラ輝きました。


波の模様もステキでした。


そして風が表面の水を、ザ~っと風下に運ぶ光景も圧巻でした。

「スゴイ、スゴイ~!」←叫び続ける友人と私。

「雨と風と雲のタイミングが合わないと見られない景色だよね!」「ありがとう~。」
私の気持ちをそのまま代弁してくれているような友人の言葉の数々・・・。
30年ぐらい間が空いているのに、同じ気持ちで昨日の景色を楽しめたことが嬉しかったです。

心に残る風景とたくさん出会った、昨日のツアーでした。


(カナ)
コメント
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