今日は、化石や石が大好きな小学生の兄弟とお母さんの1日ツアーをガイドしました。
化石堀りが大好きで、何回か化石堀りツアーに参加したり、茨城硯北ジオパークのジオツアーにも参加したことがあるというご家族。お母さんは、大学で天文学を学び、解説の仕事をしていたこともあるそうです。
山は今日も濃霧でしたが、子ども達には足もとの石で次々に色々なものを見つけ、とても楽しそうでした。
縄模様の溶岩を見ながら…

「こうやって(溶岩が)回ったんじゃない?」とクルクル回転。
「あ、ここで流れが曲がってるよ。」

確かにカクッと曲がっていました。
観察力あるなぁ~と思っていたら、さらに…
「この溶岩、色が違うよ。(この写真の)下は穴が大きいからゆっくり流れた溶岩で、上は穴が小さくてつぶれているから速く流れたんだね。」

…何という推察力!
彼は将来、火山の研究者になるのではないか?と、本気で思いました(笑)。
そして、持っていたコーラを横において「コーラ溶岩だよ」

ヒエ~、マグマの発泡とコーラの泡が同じような理屈で生じることを、たった1回の説明でシッカリ理解してくれています!もう、ビックリです。
「これ、すごい美味しそう。まるでチョコレートだ!」

本当に、溶けたチョコレートそっくりな岩を見つけてくれました。
「溶岩チョコレート作ればいいのに。」と提案がありました~。
「この岩、犬に見えるよ。」
「耳つけてみた。」

…とっても楽しそう。
霧は全く問題ではないようです。
溶岩チューブに開いた穴の中に、小さな葉っぱが開いていました。

「ビニールハウス…いや、溶岩ハウスだね。」と、お母さん。
素敵な家族だぁ~。
1986年に三原山を流れ下った溶岩の上で、逞しいハチジョウイタドリが最初に生えて栄養を作り、そこに他の植物が入ってくるという話しをした時には…

「民宿だね。」と弟君。
葉の形で一度でイタドリを覚えたらしく、以後違う場所で、人の背丈ほどに伸びたイタドリを見ても「あ、民宿だ。」と言っていました。(感心)
霧の山を下り、1986年に元町に向かって流れた溶岩の上を歩いた時も…
「これ、お月様みたい」

「これは武器になるよ」

と、アイデアは次々。
ここで、天文学を学んでいたお母さんが「あ、あそこで雲ができていますよ」と教えてくれました。

濃霧の山を歩きながら、海水が蒸発し、南西の風に吹かれて山を登ると冷えて水滴になる「島曇り」の話しをしていたのを、覚えていてくれたのです。
青空の一点で生まれた雲は、次々に山の上を流れていきました。

「さっきまで、あの中にいたんだね~。」と、みんなで雲に見とれました。
丸くてコロコロの「火山豆石」を見に、筆島海岸にも行きました。
2色になった小石を見つけ…

“2色の石のアパート”を作成する弟君。

激しい噴火で火山灰にめり込んだ石が、まるで置物のようになっている景色を「面白いなぁ」と思って見てはいましたが、何かのアパートだなんて、発想はありませんでした。
立派なアパートに見えてきましたよ~。

お兄ちゃんは、青い海に向かって石投げ。

「届いたよ!」と嬉しそう。
このあと、トビウオのジャンプも見つけていました。
さて最後は「再び雲の中へ行きましょう。」と言うことで、裏砂漠を目指しました。
道中で地層好きのご家族にあわせて、寄り道してみました。
一昨年、道路工事で出てきたシマシマの地層。
セミの声が大音響でこだまする森の中。

久しぶりに訪れたら、コケがシマシマを作っていました。
「同じ層にコケが生えるんだね」と全員。
で、ついに裏砂漠に到達しました。

ここは、下から山を見上げた時に、次々にできていた雲の中。
黒と白の不思議な世界を楽しみました。
あ~、面白かった。
(カナ)
化石堀りが大好きで、何回か化石堀りツアーに参加したり、茨城硯北ジオパークのジオツアーにも参加したことがあるというご家族。お母さんは、大学で天文学を学び、解説の仕事をしていたこともあるそうです。
山は今日も濃霧でしたが、子ども達には足もとの石で次々に色々なものを見つけ、とても楽しそうでした。
縄模様の溶岩を見ながら…

「こうやって(溶岩が)回ったんじゃない?」とクルクル回転。
「あ、ここで流れが曲がってるよ。」

確かにカクッと曲がっていました。
観察力あるなぁ~と思っていたら、さらに…
「この溶岩、色が違うよ。(この写真の)下は穴が大きいからゆっくり流れた溶岩で、上は穴が小さくてつぶれているから速く流れたんだね。」

…何という推察力!
彼は将来、火山の研究者になるのではないか?と、本気で思いました(笑)。
そして、持っていたコーラを横において「コーラ溶岩だよ」

ヒエ~、マグマの発泡とコーラの泡が同じような理屈で生じることを、たった1回の説明でシッカリ理解してくれています!もう、ビックリです。
「これ、すごい美味しそう。まるでチョコレートだ!」

本当に、溶けたチョコレートそっくりな岩を見つけてくれました。
「溶岩チョコレート作ればいいのに。」と提案がありました~。
「この岩、犬に見えるよ。」
「耳つけてみた。」

…とっても楽しそう。
霧は全く問題ではないようです。
溶岩チューブに開いた穴の中に、小さな葉っぱが開いていました。

「ビニールハウス…いや、溶岩ハウスだね。」と、お母さん。
素敵な家族だぁ~。
1986年に三原山を流れ下った溶岩の上で、逞しいハチジョウイタドリが最初に生えて栄養を作り、そこに他の植物が入ってくるという話しをした時には…

「民宿だね。」と弟君。
葉の形で一度でイタドリを覚えたらしく、以後違う場所で、人の背丈ほどに伸びたイタドリを見ても「あ、民宿だ。」と言っていました。(感心)
霧の山を下り、1986年に元町に向かって流れた溶岩の上を歩いた時も…
「これ、お月様みたい」

「これは武器になるよ」

と、アイデアは次々。
ここで、天文学を学んでいたお母さんが「あ、あそこで雲ができていますよ」と教えてくれました。

濃霧の山を歩きながら、海水が蒸発し、南西の風に吹かれて山を登ると冷えて水滴になる「島曇り」の話しをしていたのを、覚えていてくれたのです。
青空の一点で生まれた雲は、次々に山の上を流れていきました。

「さっきまで、あの中にいたんだね~。」と、みんなで雲に見とれました。
丸くてコロコロの「火山豆石」を見に、筆島海岸にも行きました。
2色になった小石を見つけ…

“2色の石のアパート”を作成する弟君。

激しい噴火で火山灰にめり込んだ石が、まるで置物のようになっている景色を「面白いなぁ」と思って見てはいましたが、何かのアパートだなんて、発想はありませんでした。
立派なアパートに見えてきましたよ~。

お兄ちゃんは、青い海に向かって石投げ。

「届いたよ!」と嬉しそう。
このあと、トビウオのジャンプも見つけていました。
さて最後は「再び雲の中へ行きましょう。」と言うことで、裏砂漠を目指しました。
道中で地層好きのご家族にあわせて、寄り道してみました。
一昨年、道路工事で出てきたシマシマの地層。
セミの声が大音響でこだまする森の中。

久しぶりに訪れたら、コケがシマシマを作っていました。
「同じ層にコケが生えるんだね」と全員。
で、ついに裏砂漠に到達しました。

ここは、下から山を見上げた時に、次々にできていた雲の中。
黒と白の不思議な世界を楽しみました。
あ~、面白かった。
(カナ)