goo blog サービス終了のお知らせ 

グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

マダラちゃん

2010年06月25日 | 
 昨晩の光るキノコは、とっても良かったですよーッ!
月が明るかったものの、森の中は真っ暗で、何よりも雨に濡れずに観察できました。
今年も森の妖精たちに出会えました!

 さて、今夜のお題は「マダラちゃん」
以前、ヘビのシロマダラを紹介しましたが、今夜はマダラマルハ・・・。

 庭の材木置き場から、使う材を引っ張り出して、雨が降る前に積み直したりしていると、材と材のすき間から様々なサイズのアイマスク状の物体が・・・?



 一般には、ツヅミミノムシと呼ばれることの多い、一風変わったミノムシの住み家です。ちょっと尻尾を出しているように見えるのが、実は頭の方なのです。和名は、マダラマルハヒロズコガという蛾(ガ)の幼虫が住んでいて、この中で蛹(サナギ)になり、羽化します。



 仕事中にササッと拾い集めたので、他にもっと小さいのがいたのかも知れません。後で計測してみると、小さいのは、長さ7ミリ程、幅は4ミリくらいでしょうか? 厚さは1ミリ程です。 




 大きいものは、長さ18ミリ程です。

 6月20日の『FITツアー・虫偏』(byカナ)に登場したミノムシは、オオミノガだったのかな? 建築資材は葉や茎でしたが、こちらは、スズメバチの巣と材質が似ている(一緒?)ようで、パルプ状ですね。
 
 下の画像をご覧頂くと、大きいものには、何と大島の名所のひとつ、地層切断面(バームクーヘン)のような模様があるじゃないですか! 不思議です!!(笑)




 ツヅミミノムシの「ツヅミ」は、和楽器の鼓(つづみ)の形からのようです。ミノムシの「みの(蓑)」は、今は使われることがほとんどなくなった雨具(雪の時にも使用)。蓑は時代劇や歌川広重の版画などで見られるでしょうか。

 ミノは、ヒトのサイズに置き替えると、キャンプで使う寝袋くらいですが、幼虫にとっては立派な家でしょうね。移動する家は、キャンッピングカーか、幌馬車(古いなあ!)。
 マダラちゃんのトレーラーハウスは、前後の区別がありません。頭を出した方が前になります。2枚のアイマスクを重ねたような造リで、ツヅミのくびれた部分2ヶ所が接着されています。

 この家は、平べったい偏平で、物のすき間へ入っていきやすいのでしょう。木の根元や、樹皮の裂け目、朽ち木などにいることもあります。
 
 狭いすき間へ入って行って、行き止まりの場合は家をUターンさせなくてもバックできるようになっているわけですね。列車のスイッチバックのような感じ。



 最後に無理を言って、出てきてもらいました。↓幼虫の下の方、黒っぽい部分が頭(前方)です。幼虫も偏平です。



 家から出たと言うより、服を脱がされた感じでしょうか? おっと失礼!




 でも、幼虫だからベビー服・・・?




 ご安心を。すぐ戻しました。  


(なるせ)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする