私は鮭が大好物。中でも油ののったハラスが大好きです。刺身用のいいハラスが手に入りましたので、燻製にします。
ついでに金華鯖とイカの一夜干の燻製にしました。ついでに作る燻製を、居候燻(君)と言うそうですが、誰が名付けたのでしょう?!おつまみです。↓↓↓↓↓↓↓
============= 作り方 =============
1 お刺身用のハラス。まずはこれを一夜干にします。
トロトロで刺身でもGOOD!生なので、塩を振ってピチット・シートに包んで一晩冷蔵庫へ置いときます。
ピチット・シートは、元々、解凍や一夜干を作るための脱水シートですから、これで簡単に、かつ衛生的に一夜干ができちゃいます。(カラス等外敵に奪われることもありません。春は黄砂や花粉も飛んでるので、これを使いました。) 油がきついので、包みを解いた後、1時間ほど風にさらして表面がさらっとするまで乾かします。
2 ついでの居候燻の下準備
居候なので、写真も控えめに・・・。
下準備と言っても、特にすることはありません。ぶら下げやすいように切るだけ。イカは燻煙中にカールするのを防ぐため、爪楊枝と金串を写真のように刺します。
教科書によると、燻煙後そのまま食べる場合は、お好みで白胡椒を振ると、風味がいいそうです。
3 燻煙
一夜干の燻製はお手軽です。塩味が付いてて、干してあるので、通常の燻製の風乾までの工程が終わっているのですから・・・。 あとは煙をかけるだけ (^^)v
私は、食べる前にさっと炙り、火を通してから食べるつもりです。(その方が香ばしいし、温かくて美味い!) ですから、今回は燻製の色と香りをつけるのが目的です。よって、温度は55℃、燻煙時間は約2時間です。温度を上げすぎると、油が滴り落ちて干からびてしまうので要注意!
電気コンロをスモーカーの外に置き、分厚い汁受けを使い、煙はたっぷりでも、叙々に温度が上がるようにしてます。 (※ 汁受け皿は、汁受けだけでなく、温度調節にも使えます。分厚い材質の場合、なかなか温度が上がらず、ヒーターは付きっ放し、よって煙は長い間もうもうです。逆に薄い素材の場合はすぐに温度が上がります。外気温や煙のかけ方により使い分けてます。)
そのまま食べる場合は、十分に火が通るよう、70℃位で燻煙します。空気の循環を良くして水分を飛ばすため、後半は煙抜きを開きます。乾き具合をチェックしながら調節しましょう。ここが醍醐味です。
燻煙が終わったら、そのまま2時間程、風にさらします。家の中が燻製臭くなってもかまわないなら、その後、皿に取って家の中に数時間ほっときます。(20℃以下) 色がどんどん上がって、身も締まり、油の照りが出てきます。夏場は冷蔵庫で・・・。
金華さばは、燻製にすると皮が金色になります。これが本当の「金化さば」・・・寒 (-_-;)
新しい家に移ったら道具を揃えて始めてみようかな、
などと安易に考えていましたが、
不器用な私にはとても無理なような気がしてきました。
(妻も横で大きく頷いてます)
初回の感想としては燻製はカレーと同じで、だれでも簡単にできるが、手をかければかけるほど、おいしいものができる。奥がなかなか深いぞっていうことでした。スモークレシピの洋書を注文したり、素材も次はコレ、次は・・・とスモークラビリンスにはまって行っています。
初コメントありがとうございます。燻製は面倒で、食材の幅が広がれば広がるほど処し方が違い、ほんと大変です。でも、作った燻製を肴に酒を飲むとき、出来具合に自己満足しながらも、次は・・・なんて考えられる、上昇志向のある趣味(と実益)と思ってます。これからもお互い頑張りましょう。記事のUP楽しみにしてま~す (^_^)v