緑のカーテンのある暮らし

楽しくて、快適で、おいしくて、地球にも優しい緑のカーテン。我が家と学校の緑のカーテンの生長をお知らせします。

さよなら、緑のカーテン③

2009-11-06 19:37:18 | 学校
ネットはずしの作業には、
たくさんの方が駆けつけてくださいました。

自動灌水プランターの会社「マップ」の小林さん。
「たいへんよく作業ができました。」
とほめてくださいました。


NPO法人緑のカーテン応援団の谷内さん。
学習の最初から最後まで、支えてくださいました。


6年生のみならず、いろいろな学年のお母さんたち。
途中で帰られた方も含め9名の方が一緒に作業し、
子どもたちに温かい言葉をかけてくださいました。

さらに、算数少人数のW先生、
事務のOさんも力を貸してくださいました。
たくさんの方々のご協力がなかったら、
どれほどたいへんな作業になるか。
感謝の気持ちでいっぱいです。

収穫したヘチマは、
まだ青いものが109本、茶色いのが133本。
今年は、この青いヘチマを小林さんに教えていただいた方法で、
タワシにしてみようと思います。


ヘチマの根っこ。
微生物が大活躍した証拠の根瘤がありますが、
一昨年、昨年とくらべると小さめです。
今年の緑のカーテンは茂り方が今ひとつでしたが、
根の張り方が例年と違ったようです。


作業の途中に、大きなカマキリを発見。
そういえば緑のカーテンのあちこちに卵がありました。
4階のベランダにもあったということは、
そこまでカマキリはのぼったんですね。


「先生、つる玉できました!」
くるくるした巻き蔓を丸めたようですが、
手のひらにしっくりなじむようで、ご満悦。
子どもっておもしろいです。


黄色いTシャツの男の子。
みんながネットを抱えて校庭に移動したあとも花壇に残り、
落ちている蔓や枯れ葉、雑草などを取り続けました。
一つの花壇がきれいになると、もう一つの花壇に移動して、
黙々とひとりで作業を続けます。
いつもなら、友だちと一緒が大好きなのに、
誰に指示されたわけでもないのに、
この子は花壇の後始末を続け、
時間の経過と共に集め方もうまくなっていきました。
(後ろの女の子はひたすら種拾いにのめり込んでいます)

こんな思いがけないすてきな姿に出合った時、
ああ、がんばって緑のカーテンを支えてきてよかったなあ、
と心から思います。
この写真は、私にとって、今年のベストショットかもしれません。

毎年のことですが、緑のカーテンのなくなった校舎は、
ちょっと寂しく、寒そうに見えます。


あ~あ、なくなっちゃった。
でも、この場所にこれから1年生が花を植えます。


とった蔓を手にして、
「来年、中学生になってまた来るからね。
 がんばるんだよ。」
と語りかけている子もいました。
何をしているのかたずねると、
堆肥化する蔓にパワーを送っているのだと答えました。
今年の緑のカーテンは、こうして来年に繋がっていくのです。

子どもたちは緑のカーテンを通して、
たくさんのことを体験し、学び、感じ、成長しました。
また、多くの方々に支え、励ましていただきました。
心から感謝申し上げます。

ありがとう、緑のカーテン。
楽しかったよ。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
緑のカーテンありがとう!! (子へちま)
2009-11-08 00:12:54
とうとう、緑のカーテンがなくなってしまいました。
校舎から緑のカーテンがなくなると、なにか足りない気がします。
カーテンの蔓をとった時、私も、「執念蔓とり隊」に参加していました。担任の先生が「もう終わり」と、言っていたけど友達と一緒に「いやだ~~~」「まだやる~~~」と言って、ずっと、とっていました。
来年、私たちが育てた緑のカーテンがイイ肥料になって、学校に戻ってきてほしいです!!
返信する
また会いましょう、緑くんたち (へちま)
2009-11-08 00:26:55
緑のカーテンに関わることで、本当にいろいろなステキな体験をさせていただきました。
ありがとうございました。

校舎から姿は見えなくなってしまったけれど、これで終わりじゃないんですよね。
ずっとずっと命は引き継がれていくのですよね。
まとめの学習もしっかりやってほしいと思います。

緑のカーテンをはずす前に、みんなで歌った「MIDORI」が深く心に残っています。
緑たちも、きっと喜んで聴いていたことでしょう。

ぼくたちは忘れない~♪

私もずっと忘れないよ!また、会おうね緑くん!!
返信する
繋がります (ruriko)
2009-11-08 08:12:30
子へちまちゃん

本当に執念で巻きづるとりをしていましたね。
そこでとった蔓は、
コンポストという大きな木の箱の中で、
微生物に分解され、
来年、肥料になって高五小に戻ってきます。

卒業しても、時々様子を見に来てあげてね。
返信する
ありがとうございました ( ruriko)
2009-11-08 08:17:01
へちまさま

お忙しい中、作業に加わっていただき、
ありがとうございました。

緑のカーテンをはずしても、
あの空間は「緑のカーテンの場所」であり続ける気がします。
そして、翌年の春ネットを張ると、
「おかえりなさい」
という感じがするのです。

子どもたちの心の中には、
あの夏の青々としたカーテンが、
ずっと存在し続けるのではないでしょうか。

ただの体験にしないためにも、
これからの学習が大切です。
来年の発表会もお楽しみに!
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