8月も終わりに近づいています。
夏とは思えない涼しさになっていますが、まだ暑い日はあるようです。
残暑の時期まで元気に活躍してもらうために、
今からでもできるお手入れいくつかをお知らせします。
街を歩いているとよく見かけるこんな様子の緑のカーテン。
がんばって天井まで届いているけれど、
カーテンと呼ぶには隙間が多すぎます。
今からできることの一つ目は、摘心。
ネットの上端に届いた蔓が行き場を失い大暴れしています。
以前にもご紹介しましたが、蔓の先端をとめることで、
子蔓、孫蔓がたくさん出ます。
はみ出した蔓を、「ごめんね!」と切って下さい。
今からできる事の二つ目はマルチング。
これは、浜松市の緑のカーテン見本園のフウセンカズラ。
土の上にわらが敷き詰めてありますね。
これがマルチング。
土の乾燥や温度の上昇も防いでくれます。
「わらはちょっと手に入らない」のが普通ですが、
マルチング材も販売されています。
今年我が家と音楽室ではこのマルチング材をためしているところ。
土の上に1センチほどの厚さに敷き詰めます。
なんだか、ゴーヤー君がほっとしたように見えました。
マルチング材にはいろいろな種類があります。
お好みのものを使ってみてはいかがでしょう。
今からできることの三つ目は断熱。
たとえばこのプランター。
日差しにさらされるだけでなく、
目の前の道路からの熱ももろにあびています。
土の温度が高いのは、植物にとって大きなストレスです。
それを防ぐための断熱が大切です。
ゴーヤー先生を中心に頑張っていらっしゃる京都の方々は、
お魚の入っていた「トロ箱」を使います。
これなら安上がりで効果抜群。
今からトロ箱に植え替えるのはもちろん難しいですから、
農業用の遮光シートや、
100円ショップで売っている小さなすだれ、
発泡スチロールなどでプランターを覆ってあげるだけで、
かなり違ってくるはずです。
それにもちろん、追肥。
蔓がのび、葉が茂り、花が咲き、実を付け、という生長で、
土の栄養は使われてしまっています。
人間だって、1回の食事でひと夏がんばることなんてできません。
私が使っているのは、バイオゴールドオリジナルと尿素。
バイオゴールドは、土の上にバラバラとまいておくと、
水やりのたびに栄養が土に入っていきます。
他の植物にも使えるバランスのよい肥料です。
ちょっと微妙な匂いがしますが、土にまいて水をかけると、
匂いは気にならなくなります。
土の中に埋め込んでもOKです。
尿素は葉っぱを応援する窒素100%の肥料です。
大きく茂った緑のカーテンの強い味方です。
白い顆粒で、水に溶かし、この時期なら週に1回ほど、
水やりの際あげるだけ。
ただし、濃度はきちんと守ること。
「濃い方が、元気が出るんじゃない?」と思われがちですが、
濃度が濃くなると、根から吸い上げることが出来ないのです。
ちょっと薄い分には大丈夫ですが、濃いのはだめ。
それだけは気を付けてあげてください。
お役にたちそうなことがあったでしょうか?
ひとつでもできそうなことがあった方、ぜひお試しを♪