ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

政権交代から数ヶ月・・・思ったこと…もろもろ 珍しく・・・

2010-02-04 06:08:45 | 日々の出来事
 昨年の総選挙以来、民主党政権になった。子供手当、高速道路無料化、農家の個別補償などの財源は大丈夫なの?という不安はあってもそれらのマニュフェストを完全に実現できるとは思っていなくても、長年にわたる自民党政権に嫌気がさし、あるいは変化を求めて衆院選挙は大量の民主票となったのだと思う。

 多くの財源をいままでの国家予算の見直しで無駄と思われるところからねん出するつもりのようだが、11月の仕分け作業はほんの一部の財源しか得られなかった。だが、だが、もっと大きな財源はもう少し時間をかけて特定法人、特殊法人などの仕分けに期待したいところだ。族議員と癒着企業による無駄な公共事業はたくさんあると思うが、バッサバッサと切っていくと逆にそこここで生活している人々に生活不安がおきるし、仕事がなくなって会社運営があやしくなることもあると思うので、人と人が何度も話し合いを重ねるという人間味のある細やかな新しい政権体質が必要になってくるのだろうと思う。

 選挙からではなくて、政権が発足してまだ100日が過ぎたばかりというべきか、もう100日たったというのか。初めから次の選挙までの4年間にその先につながる成果をあげたいと言う言葉があったと思うので、焦ることはない。今までの自民党政権の時に選挙公約の実現に向けて努力してきたのだろう、叶ったもの叶わなかったものがあると思うが、民主党が初年度からマニュフェストを実現しようとしている努力はつたわる。が、立ち消えないように少しずつ実現したらいい。国民は本当に厳しい選択を強いられて生活を維持しにくいなかで、今の社会状況を分かっているのだから、順次できることをできる範囲で、でも着実に今までとは違う成果を上げていってほしい、理念を持って。―私、思うに確かに仕事がなく、住むところがなくなり、生きることがしんどくなる現実はあることを認めつつ、一度手に入れたものがいとも簡単にくずれることがあるのだということを忘れ去っていた危機感のない時代を見過ごしてほとんど手を尽くさずに過ごしていた責任は為政者だけではなく私たち自身の責任でもあるのではないだろうかと思う―

 鳩山さんには、抽象的だけれど進めていきたい「いのち」を大切にするという想いはぶれないことを期待したい。ご自身の全く知らなかったというお金の動きも、小沢さんの資金問題も質は違うのだろうが、こんなことの質疑のために大切の国政の時間を使ってほしくない。優柔不断とか決定力がないとか、判断が甘いとか言われているけれど、普天間の問題も決着がつかないで大丈夫?と思われているけれど、こうしてアメリカに待ってもらって、地元と与党になっている社民党の声、ほぼ決まっていることに自分たちが政権を持ったらこのまま進めていいのだろうかと検証しなおすことはとても大事なことだと思う。八場ダムに代表される問題も然り。何度も皆が考える機会を持ち、話し合いを積み重ねていく中で結論を出すことはどのような場合も問題点を浮き彫りにしていくことが大切なことのように思う。これは政治の世界ではない。私たちの生きている生活の場はいつも人とのかかわりの中にある。思い込みや枠組みの中でしか見ない、見えない視野のなかでは、良い結論は導き出せないのだ。

 この数カ月の新政権の動きで、逆に今まで自民党がしてきたこと、しなかったこと、政治がどういうことをしていたのかを少し垣間見ることができた。あの大騒動の仕分けで、一つ一つの事案に上ったことがどういうことなのか、続けるということはなぜ必要なのか、仕分けられた中でこれは必要なのではないかという国家予算のほんの一部だがどういう風に私たちの税金が使われているのか見えた。時間は一杯かかるかもしれないが、優先順位をつけながら、政権交代してよくなったといわれるまで頑張ってほしい。それでもどうにもしようがなくなったら、国民はまた考えるだろう、そんなときのために自民党はもっと自覚を持って大人の政党になってほしい。