ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

出稽古

2007-02-23 20:53:32 | 料理
 今日は月に一回の上田での教室の日、その前に隣りの教会のミサに与り、その後友人の明日の養成講座で発表する予行演習を聞いてから、黙って失礼すればいいのに気がついたこと一言二言話してから、上田へ。

 今日は、茶懐石にむくような献立ということでした。
★ぐじの数の子和え ぐじとは甘鯛のことですが、大ぶりの一尾おろして、そぎ身にして、数の子をほぐして三杯酢に浸したもので和えました。
★海老のしんびき粉揚げ 巻き海老(活き車えび)をしんびき粉(もち米を蒸してから観想させ、敷いて粉にしたもの)で2尾ずつ揚げ、からすみの薄切りも同じく揚げたものを添えました。
★海老しんじょのみぞれ椀 しんじょに海老を小口に切ったものをまぜて、二番だしに落として日を通したもの、椎茸、ほうれん草、桂むきにした人参を飾って、大根おろしを本汁に入れてとろみをつけた汁をはりました。
 出し、みりん、しょうゆの煮汁に、しょうがの千切り、一口大の牛の薄切り肉を入れ、肉の色が変わったところで水菜(5cm)を加えさっと混ぜる。簡単!!

 甘鯛をおろす手順が大変なこと、活き車えびの捌き方に慣れないとドキドキしますが、どれも丁寧に作れば美味しく、お腹にもたれないでいただけました。

 手間はかかり、家に帰りついたのはもう暗くなった6時半。明日から、ちょっと留守になるので、教会へ届けるカレー、おでん、煮物に手をつけて、今一段落しました。ブログへは、携帯でも送信できそうなので、何とか少しずつ更新したいなと思っています。

渡る世間に鬼ばかり

2007-02-22 09:03:11 | 料理
長い長い間のシリーズ「渡る世間に鬼ばかり」最初の頃は面白く見ていた時期もあったのだが、登場人物が多い分、その人間模様がどろどろとしているドラマをわざわざ見る気もなくなって久しい。いつの間にかえなり君は青年になって、山岡久乃のとってもいい味を見ることはなく、今のシリーズから「おかくら」の家族の要、店の要も宇津井健さんに代わった。

 宇津井健さんの料理こと、包丁捌きを指南しているのが、私の習い、伝えているお料理宗家の若先生である。2年近く、お陰で収録日に当たる私達のクラスにはお稽古に出られなくなっている。流派の新年会、総会などでお会いしたときに、「宇津井健さんはさすがにベテラン俳優で、スタジオに入っていらっしゃるときは既にせりふは全部はいっている。そして本当に熱心に始めての料理人役に取り組み、形も腕もピシッと決まり、人間的にも学ぶことがとても多い。若い板前役の俳優さんたちが、段々と様になっていくさまもチームで楽しく、勉強ささて頂いている。」とお聞きしている。

 その間のエピソードを毎週ブログに書かれている。http://www.tbs.co.jp/oni/okakura-d/46_01.htmlドラマは相変わらず、本当に時々覗くくらいで「おかくら」の場面に興味を持ってみるくらい(^^ゞ この3月で終了になる撮影、思いついてこのブログを全部プリントアウトしたら、かなりの量になってしまった。終わり近くなって、パソコンに保存しておいたら良かったんだ…と気がつきました。フゥ~、疲れた。かなり扱いの難しい食材も使っていて料理は本格的‥。カメラ映りの型を指南し、料理は若先生の手になっている「おかくら」あと数回、ちょっと気合を入れてみようかと思っている。興味のある方はブログをみてください。

教会漬け

2007-02-20 22:21:42 | 日々の出来事
 先週の月曜に東京から帰って夕方から教会の仕事、火曜日には夜クラスがあり、水曜には午前にクラスがあり、その午後会議もあって一日教会。木曜は午後から業者さんと打ち合わせ、金曜には掲示板用に写真のスキャンの為に教会へ、土曜は午前中は事務担、午後は会議、日曜は一日事務担、昨日も一日事務担、今日は午前と夜とクラス…その間に昨日から入っている教会の墓地関係の資料作りの手伝い
 \(◎o◎)/ 書き出すと教会漬けの毎日だなぁと思います。

 どっぷり教会というのはどうなんだろう(>_<)、と時々バランス感覚を求めに外気を吸いたくなります。こんな毎日が続くことはまれではあっても、帰宅するとヘトヘトのことも多くて集中力がなくなってお風呂に入って休むのが精一杯になってしまうこともあります。家の中も片付かなくなったり、調べ物が滞ったりすることも、時々からだが悲鳴を上げるので、ホームドクターに行ったり、気功整体に行ったりしています。

 精神的な部分で支えられ、豊かになることと現実に時間と体を差し出す事による疲労とは違うみたい。・・・あ、誤解しないで下さい。今、ぐったりするほど疲れているわけではないです。そんなときはブログもHPもアップする気になりませんから、まだ余力あります。ただ、こうやって、教会に行ったスケジュールを書き出してみると気分転換の時間が必要かなと思うだけですから。

 来週から上京、どんな数週間になるやら。でもE君とFちゃんと存分に遊べるのは楽しみです。長女の出産と次女の引越し…やっぱり大変かな。今日電話で話した友達に「長期の上京から変えると、必ずげっそりやせてくるから気をつけて元気でいてね」といわれました。心して過ごそうと思うのであります。

 ウン、ウン、今年は桜が早そうですから、一足早いお花見を楽しみにする事にします。アップしますね、きっと。ではでは。

自分のことのように嬉しいこと

2007-02-18 22:24:46 | カトリックの信仰
 先月、信徒養成講座で自分の発表当番でした。かなりテキストを読み込まなければまとめられない分量に四苦八苦、苦しめば苦しむほどにもっと知りたくなるという体験は終わってみれば嬉しい体験でした。あっという間の一ヶ月。

 今月、友人が発表当番。彼女とは同じグループではないので発表を聞くことはできません。でも、やはり読み込み、読み込みまとめに入っていた彼女を見ていて他人事でなくワクワクドキドキしていましたが、段々とイメージが形を成していくときの一つの達成感!(厳密には、当日のその場になるまではうまく発表できるか、気になって気になって仕方ないのですが)昨日、原稿にまとまったものを添付してもらって読みました。パソコン入力の仕事をしているので、パソコンには慣れているとはいえ、「カトリックの教え」をすっきり、シンプルにまとめてあって、「やったぁ」という感じですよね。あと一週間、いじりたくなったり、こだわってみたり、気にならないときはないと思いますが、準備はして充分すぎることはないのでいいときを過ごして欲しいなと思っています。

 一応でもまとめ上げて、きっとホッとしているだろうなぁ\(^o^)/

 ハハハ…偉そうに。(^^ゞ 実は、私の原稿が出来上がったときに一番に見てもらったのは彼女。次が娘達でした。彼女の一番の感想、娘からの感想にすごく力づけられました。もう、このためだけでも勉強した甲斐があったと思ったものです。信仰の分かち合いができる、どこかで信仰のセンスが似ている友達がいるのは本当に嬉しいことです。

修道院の夕食は・・・カーニバル

2007-02-18 19:38:53 | カトリックの信仰
 教会では、今週の水曜日から復活祭まえ40日の準備の期間「四旬節」に入ります。ブラジルのリオのカーニバルは有名ですが、カーニバルはもともと「四旬節」に断食と犠牲をもって復活祭に向けて過ごすので、その前に大騒ぎをしておこうというものです。

 イスラム教の断食月ラマダン明けもご馳走、ユダヤ教の安息日シャバット明けの土曜の日没後もかなり楽しげに大騒ぎと、四旬節前のカーニバルは似ているのかもしれない。

 今日の修道院の夕食:全然ご馳走ではないと思っていたのに
★解禁になったばかりの岩魚の塩焼き(2尾づつ)
★手作りこんにゃくが一杯の根菜の煮物(6種類)
★甘いかぼちゃを軟らかく煮ただけのところに黒煎りゴマをまぶしたもの
★ほうれん草に刻み塩昆布と煎り卵を和えたお浸し
★大豆を柔らかくゆでたものと青菜を辛子マヨネーズで和えたもの
★キャベツと油揚げの味噌汁
★頂いた手作りの野沢菜漬けと沢庵
★グレープフルーツ、キウイ、イチゴの盛りあわせ
各自の前に並ぶとかなりのご馳走の模様…(*^_^*)

「今日は何の日だ?」
「すごいご馳走だねぇ」
「まるで、カーニバルみたいだ!」・・・・?!?!
「そうだ! カーニバルだよ! 四旬節前の最後の日曜だもの!!」
大騒ぎして喜んでくださった、5人の神父様たち、何だか嬉しくなりました。

 この頃、料理を作った後写真を撮ろうと思うのですが、レストランでも宴席でもすぐに携帯で写真を撮る若い人と違って、忘れてしまいます。また、いつか、どこかでご馳走のときには、撮ろうっと。 (^_^)v

マーマレードに挑戦

2007-02-06 23:15:05 | 料理
 妹の友人宅でなった夏みかんを、今年は生り年のようで家にまで頂けた。それも16個も!!妹の作るマーマレードはやはり手作り、いつも美味しく好評で、ちょっと羨ましかったので昨日からがんばった。 実は以前無農薬の夏みかんを友人から頂いたときに4,5個で2,3回作ったことがあるのだけれど、うまくいったという満足感がなくて、今回は大量なので失敗は許されない、と気合を入れて作った。

 まず、夏みかんの皮をむいて、皮は1ミリ~2ミリぐらいに切って水に放し、湯でこぼしてから皮が柔らかくなるまでゆでる。その間に身をほぐし、端っこの皮と種でペクチンを作り砂糖と一緒に皮と煮詰めていく。


 昨日の晩から始めて、結局瓶詰めして脱気消毒まで終わったのは今晩でした\(^o^)/ でもおいしそう~~~(*^_^*) 煮詰めているあいだに詰める瓶を消毒したり、焦げないようにかき混ぜたり、がんばりました。フフフ・・・成功です。途中でヨーグルトにかけて、パンに塗って試食済みです。今日タイミングよく昼間電話をしてきた友人から、もう予約済みです。大小あわせて20個のマーマレード、そういえば隣りの教会のN師はこれだけは嫌い!!と言ってらした。誰に分けてあげようかと考えるのも楽しい。

蕪の万寿菊

2007-02-06 11:34:01 | 料理
 この間蕪の大ぶりなものが売っていたので、日曜の献立に手の込んだ「万寿菊」の煮物にしようと求めた。蕪に飾り包丁を入れて、万寿菊のように綺麗に仕上げる。これが、かなり手間がかかる。皮を梨むき(りんごをくるくると皮むくように)にしてから、元からV字に切り込みをいれ、間あいだに一段2段3段とV字に組んでいく。細かくやれば細かい菊花になり、粗くしてもそれなりに…。5個を綺麗に仕上げようとするとそれだけで時間がかかるので、気持ちに余裕がないときでないとできない。菊花に剥きあがったものを湯蒸し(ボールに水を張り、その中に蕪を浮かべて蒸し器にかける)、蕪が柔らかくなったら、だしで煮含めていく。そこまでは土曜の仕事。

 日曜には、炊き合わせる生麩と椎茸,ミツバ,蟹ほぐし身を別鍋で味をつけて、椀に炊き合わせて盛り付けた。作っている間は、できあがったら写真を撮ろうと思っていたのに、出来上がったらすっかり忘れてしまった。跡形もなくなってから気がついて、残念! 適度な大きさのある蕪が手に入るとき、心に余裕があるときとタイミングがあったときにしか作らないので、ア~~、くやしい。

 献立はは、蓮根の薄切りに鳥のつくねを挟んで焼いてたれ味にしたもの、黒豆、切干大根のゴマサラダでした。もうそろそろ名残りになるりんごのコンポートをデザートに。

 近いうちにまた万寿菊、作りましょうっと。

暖冬です

2007-02-03 09:20:23 | 日々の出来事
 今朝、年に数回廻ってくるゴミ当番でした。朝7時から20分ゴミ回収場所に立ちます。前回に続き、今回は教会のゴミを引き受けてきたので自動車の中は紙ごみで一杯でしたが、当番なのに自動車を置きっぱなしにするわけにもいかず、6時45分ごろ自分のゴミを運んで一旦家に帰ってから、当番に立ちました。ちょうど寒波ではあり、寒かったですが去年ほどではありません。ゴミ日誌を見ましたら去年は1月14日に当番になっていた雪がひどくて、衛生役員の方がカイロを配ってねぎらってくださいましたっけ。

 市町村合併で、今冬からスキー場や夏のキャンプで有名な戸隠村が長野市になって、地元の詳細天気予報でないと普通の天気予報では長野(北部)の予報には戸隠が入っています。市街地はおかげさまで殆ど降雪、積雪していないのですが、と学士のお陰で全国情報を見て、家族や親戚、友人から「雪大変ね」とか「雪同?」と聞かれます。市街地はほとんど雪はありませんから、去年に比べればずっと過ごしやすいです。何しろ雪かきをしなくて言いのですから。

 ただ、この頃春の前倒しというほど暖かい都心に比べればやはり気温は寒いかな。でも贅沢はいいません。去年の写真と今年の写真を比較していただけると良く分かるかしらと思ってアップします。雪が積もっているのが2006年1月22日、雪のない庭が今朝のものです。去年が異常だったのか、今年が異常なのか。
                        

微妙 (^^ゞ

2007-02-02 17:03:19 | 日々の出来事
 この頃、自分が映画を観にいく時は大抵一人で行く。誰かと一緒に、あるいは誘われていっても観る好みや視点が違うと、観た後の感想もお互いに探り合って、当たり障りのない言葉を捜さなければならなかったり、なんともいえない『間』がシラーっと流れたりすることがあって、以来一人に限ると思っている。

 そして、自分の観た映画が良かったとしても余り人に勧めないことにしていたし、逆に観なくて正解!けなすようなことは思っても口に出さないようにしていた。

 でも昨日はついつい、『それでもボクはやってない』良かったと勧めてしまった。今日も「興味あったら観たらいい映画だった」とちょっと話した後で、その場にいた一人が「観たんだけど、自分には終わり方が納得いかなかった」とつぶやきが耳に入った。あ~~~、後の祭りったぁこのことでした。ま、映画ですから、たいした問題ではないのですけれどね。

「それでも ボクは やってない」を観て

2007-02-01 21:55:21 | 日々の出来事
 今日はいまラインアップされている映画の中で、これは観たいと思っていた「それでもボクはやってない」を観てきました。しかも、今日は映画の日 1日サービスで1,000円でした。ギリギリに飛び込んだ割にはいい席でラッキー(^_^)v

 映画の感想の前に当地シネコンデビューでした。全館指定。長野の映画館は平日ならばいつでもどこでも大抵ガラガラ。ちょっと寂しいけれど、一人でゆっくりするには椅子が硬いのを我慢すれば、別にシネコンでなくても良かった。でも行った人に言わせると快適な所だと、シネコンに行ったら他には行けなくなるよと。シネコンに大感激ではなかったけれど、全館指定でもう予告が始まったときに飛び込んだ身ではうろうろしないで案内してもらえたのは嬉しかったかも。何よりも「それでもボクはやってない」が他の映画館でやっていなかった(;一_一)

 さて、映画に対する予備知識は周防監督の「Shall we ダンス」以来の作品であることと痴漢冤罪を取り上げたものであることだけ。オープニング『十人の真犯人を逃がすとも、一人の無辜(むこ)を罰するなかれ』…無辜…初めてであった言葉だが、きっと無罪の人かなと思ったけれど、忘れちゃぁならないと必死で覚えた。

 主人公テッペイは満員電車の中で痴漢に間違えられて掴まる。「やっていない」と何回言おうと、それは駅員にも刑事にも、検事にも取り合ってもらえない。むしろやってもいないことをやったという方が、略式起訴になって罰金で済むらしい。これは以前本当にあった痴漢冤罪事件で無罪を獲得するまでを闘った方の報道を見て知っていた。痴漢事件で無実を証明するのがいかに困難なことかとそのときに始めて知った。周防監督もどうもその事件報道をきっかけにこの映画の企画を考えたようだが、「やっていない」と容疑を否認し続けると、こんな風に留置場に拘留され、起訴され、裁判にまで行ってしまうのだというあたり、本当にリアルで、裁判に入ってもなかなかテッペイが無罪だと立証できず、判決にいたる。裁判官が判決主文を読み上げている間にテッペイのモノローグがはいる。

 「裁判は、罪を犯したか犯さなかったかで有罪か無罪を決めるのではない。‥それでもボクが無実であることを知っているのはボクだけだ。今ボクがはっきり言えるのは、裁判官が下した有罪判決が間違っているということ‥」(チャンと覚えている訳ではないので,間違っていたらごめんなさい。ニュアンスはこんな風)

 『疑わしきは罰せず』というのが、人が人を裁く鉄則かと思っていたのですが、どうも違うらしい。罪を容認した被疑者に有罪判決が下されるのは99.9%だとか、容認した人が無罪になるのは0.1%ということですね。無罪を主張した人に無罪判決が下りるのは100人に3人…!!と具体的な数字が出てきて、それは企画を暖めた監督・脚本は映画とはいえ、現実を映しているのだと思う。疑わしいだけで、有罪にされてしまう日本の裁判の在り方が現実だとしたら、それは、それは、本当に怖いことが起きているのだなぁとおもう。裁判員制度はいつからだっけ、大丈夫かいな、と思う。

 今日のところ、感想はここまで。良かったですよ。観終わって、いろんな人に紹介したくなりました。2時間は一気でした。いろんなことを考えさせられるけれど嫌な疲れは残っていない。パンフをあまり買わない事にしているけれど、もう少し周防監督の製作意図も読んでみたくなったし、見落としているところもあるだろうから確認したかったし買って来た。でもこのブログを書くに当たっては読むのをやめた。今、観終わった、感覚を大切にしたいと思ったので。

 時間がある方は、ぜひ観てください。脈絡なく見ている映画の中で一番のお勧めかも。