ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

祈り

2015-10-30 15:13:06 | カトリックの信仰

   

平日の昼下がり、誰もいない聖堂は一人神さまと向き合うには最適な空間。

何人もの気になる方々の顔を思い浮かべながら、祈る。
健康のこと、安否のこと、次から次へと祈る。
静かな時を持つと日ごろ、傍においていた想いに気付く。
ゆっくりと、ゆっくりと心が膨らんでいく感覚が嬉しい。

何か、いい感じになって家に向かう。

錦繍の献立

2015-10-27 19:58:53 | 日々の出来事
          

秋は食欲の秋です!
ひと手間、ふた手間かけて作っても、楽しいし、美味しいので皆さん満足顔になるのでお教えするのも張り合いがでます。

 ☆秋色蕎麦蒸し
 糸より、帆立、銀杏、里芋、それぞれを下煮して、そば粉で合わせて繫いで蒸します。
 仕上げに紅葉麩をおき、熱々のあんをかけて山葵を添えて頂きます。

 ☆リンゴと柿、巨峰の梅肉味噌和え
 秋の果物を、梅肉を裏ごして白みそと合わせた衣で和えましたが、普段口にしたことのない風味でレパートリーが増えました。

 ☆糸よりの照りだおrし
 糸よりに飾り包丁を入れて、切れ目に薄く片栗を入れて揚げたものと焼き下仁田ねぎ、しめじを盛り合わせて
 下仁田ネギの葉を蝶薄いせん切りにしたものを天盛りにしたうえに、熱々のかけ汁をかけて頂きました。

  ☆糸よりの汐汁
 一人一尾の糸よりの頭と中落ちがでましたので、急きょ献立に追加しました。
 上品なだしをとって汐汁ができあがりました。残っていたしめじを載せればこれも秋の様子…

今日の生徒さんの感想も、「わぁ~、高級料理やさんに行ったみたい!」
自分の手で作れる感動を学んでいただけたら、この上なく嬉しいのです!

秋色のお献立

2015-10-26 20:09:59 | 料理
         

秋は冬の前で寂しさも感じる季節ですが、でも今は紅葉のさなかですから彩りは華やかであったり、にぎやかでもあります。
お料理にも季節感を感じる彩りを楽しみました。

☆錦秋の蒸し物   
 里芋と糸より、銀杏と甘露栗、海老としめじをそれぞれ下味をつけて器で蒸しました。
 紅葉麩を添えると秋!!ですね。出会った時に買って、冷凍しておくと気軽に使えます。
 上品な味に仕上がりました。海老がもう少し小さいと良かったなぁ・・・

☆春菊のくるみ和え   
 春菊を太い茎から外したものをむきくるみの和え衣で和えた一品。(春菊の茎は勿論使ってもいいのですが)
 クルミを重曹で煮てから薄皮をむいてすり鉢で当たって苦労した和え衣は絶品でした。

☆鳥丸のすまし汁   
 とりの胸肉の皮と脂を取って二度引きしたものと大和芋を少し合わせて、
 柔らかなふんわりした鳥丸を作り榎と長ネギですまし汁を作りました。
 すまし汁はすっぽん仕立てですが、
 煮切り酒にだしを加えて味付け、長ネギと生姜のしぼり汁が入るとすっぽん仕立てになります。

今日は期の初め、新しい方も加わり少しの緊張感の中、楽しくクラスを終えることができました。

リンゴのジャム! 季節の手仕事、楽しみです。

2015-10-23 13:56:36 | 日々の出来事
  

弾丸特急で自宅に戻り、紅玉のジャム作りをして、料理教室してきました。

前日夜に帰ったので留守中の手紙やDMを整理するだけでその晩は疲れ果てて寝ました。
翌日は手紙の中で問い合わせの必要なものの処理、料理教室のために買い物、この帰省中に会う約束をしていた方たちに滞在が短いのでキャンセルのお詫びやらごあいさつに出向いたりしたらすでに夕方も夜近く。
午後にジャム用に紅玉の下ごしらえしておいたものを、煮はじめて・・・その間に翌日の教室の材料を整えたり、ジャム用の瓶を消毒したりして結局眠りにつけたのは夜更けでした。今年の紅玉は小さい玉ですが赤が多くて、しかも木での熟し加減が良くて蜜も多くてそのままでも本当においしいものでしたので色がとても鮮やかに出来上がりました。透明感がなかなかうまく撮れないのですが伝わりますか?

生徒さんから下仁田ネギ、お母さまが丹精込めて作ったものをいっぱい背負って持ってきてくださいました。実は料理の中で使いたかったので本当はもう少し置いておいた方が甘みが増すのですがおねだりしたものです
もうお一人からは原木椎茸を大きく育てたものを頂きました。私の顔が隠れるほど大きいです。

  

ずいきで作った9月の料理

2015-10-22 13:54:37 | 料理


☆金目鯛とあかいか、赤貝のお造り
 金目が美味しい季節になりました。いか好きの私には堪らないいかの甘さもおいしく、げそも柔らかくて良い献立になりました。



☆ずいきと白貝の酢の物 菊花添え
 苦労の末にあくを抜いたずいきを甘酢に浸し、北海道の白貝初めて使いましたが頼りなげな薄い貝の中身はかなりしっかりした味でした。



☆茄子とずいき、石川小芋、えびの炊き合わせ
 あく抜きしたずいきはえびの下にありますが、薄味で含め煮しました。茄子も皮をむいて青さを残した薄味に仕立ててあります。
 石川芋は蒸して皮をむいて黄な粉をまぶしてみました。(えびがもう小巻ならもう少し上品になったでしょうね、残念)

☆金目鯛の落とし身の汐汁
 金目のあらはすてられませんね。綺麗なすまし汁になりました。

☆松茸ご飯(おまけ)
 カナダ松茸ですが、頂いたのでおまけでした。

ずいき (芋茎) に挑戦

2015-10-12 06:40:21 | 料理


乾燥のずいきを戻して煮ものにしたことがありました。
先月、散歩の途中で畑で里芋の葉が大きくなっているのを見て生の里芋の茎はどうやったら食べられるのかなと思っていました。
”だつ”といって築地で見たことがあったのは確か里芋の茎。ずっとずっと以前にあく抜きが大変だけどと、あく抜きしたく気を使った料理をしたような気がしてノートをひっくり返してみたら見つかりました。


ためしに友人に茎だけおねだり。勿論まだ里芋は収穫に時期ではありません。



まず、茎の皮をむいて大なべに入るくらいの長さに切って、酢水にさらすこと一時間半ぐらい。
大なべに湯を沸かし、酢と塩を入れて更してあった茎を入れてあくを取るための下茹で。柔らかくなるまで茹でてから粗熱を取ってから新しい水にさらすこと(ノートには)一晩おくと書いてありました。

1時間ぐらいした頃、ついネットで生ずいきの調理方法を見てしまったのが間違いのもと。そこにさらす時間が1時間半~と書いてあったのです。

さらしてあった里芋の茎、これはもうさらされたかと食べ良い長さに切って軽く絞って出しに入れて薄く味をつけて煮ました。上に布布巾をおいてあったのですが、頃合いを見てそろそろ味が付いたかという時に、確認もせずに一本口の中に放り込み食べてしまいました。

ひゃぁ~~~、下から上あご、のどの奥まで細かいとげが刺さったように痛くて痛くて涙まで出てきそうでした。あくが抜けていなかったのです。うがいをしても水を飲んでも痛みは全然引きません。それでも、眠りにつく頃は違和感ぐらいまでには落ち着きましたが本当にどうなることかと思いました。

ずいきはまた新しい水に入れて味を抜き、水を何度も取り替えた後で一晩おくことにしました。そして翌朝、恐る恐る口に含んだらあくは抜けていました。調味して薄味で煮て、炊き合わせたものと、甘酢に漬けた酢のものを作りました。
里芋の茎を頂いた友人に振る舞い、他の友人にも試食してもらいました。

完成!手間はかかりますが珍しい食材を使ってみると新しい食感を楽しめました。が、大変でした。料理教室の食材にするために何度かまた試したましたが、のどの奥の荒れた感じはしばらく続いていて、あくが抜けたか試食するときには疑心暗鬼で腰が引けていましたよ。

次回アップ予定。