ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

卆寿のお祝い

2010-05-30 22:47:53 | 大切な人 家族・友人
 義母が今年、満90歳になる。米寿の前から孫たち(実は私、嫁であって、嫁でない、私から提案するのは筋違いかな?)からお祝いの声は何度も上がった。でもその度に○○が結婚決めたら、○○が資格試験に通ったら、○○が△士になったら…そんなこんなのお祝いと合わせてやりたいと拒否し続けた義母。でも、そんなこんな理由をつけずに皆が集まれるときに、楽しくお食事ができたらその方がいいのではないですか?と何回か言い続けた所へ、孫からダメ押しした今年は実現した。

 今日、19人が集まってお祝い食事会があった。欠席は5人。これだけ揃ったのは久しぶり。義母にとって大切な孫たちが日にちを決めて、場所を決め、細かい心配りをしてこの日を迎えたことがことのほか嬉しかったようで、喜んでおしゃべりし、食し、飲んでいる姿を見てお元気なことは本当に良いことと思った。今もひとりで生活し、週に二回は買い物に出かけ自分の好物の素材と総菜を求めることができ、週に一回孫と昼食をともにし、大作こそ描かなくなったが好きな油絵を続けていられるって、すごいなぁと思う。

 あと30年弱…なんて私はいきたいと思わないけれど。

父のこと

2010-05-28 22:46:45 | 大切な人 家族・友人
 今やっている講話起こしの前に毎日約1時間半、買い物好きの父の生前の買い物リストを母のノートからパソコンに落としています。遺される子ども達(私たち)が読めるように、母が分かっているものを聞いておけるようにとひと月半ぐらい前から母にいわれて少しずつやっているのですが、これもまた時間の必要な作業で、この半月忙しすぎてパソコンになかなか迎えなかったので、ちょっと気持ち急いでいます。

 父の買い物は半端ではないのです。祖母が買い物好きでした。生活用品は予備が一杯ありましたっけ。美術品は多分当時有名ではない作家をサポートするような、パリのパトロンのようなお仲間がいたのでしょうか、思わぬお宝もありそうな…。父は脳梗塞をして言葉を失ったときに外出をして刺激がある方がいいと買い物に行き始めたのがデパートと通いのきっかけだったと思います。思えばデパートは言葉がなくても指でさしたり、うなずいたり、首を振れば意思の通じるところ、晩年足元が弱くなっても、ショーケースを眺めるために立ち止まるのは男のプライドも傷つかずにいい場所だったのだと思います。買い物があってもなくても、ときには朝から午後まで、ときには毎日のようにいって、顔なじみの店員さんもいて、デパートの隅々までよく知っていました。

 父が脳梗塞で倒れた翌年から買い物ノートは始まっていて、無くなる前の年の秋で終わっています。表情のある美術・工芸品、母へのアクセサリー、子どもたちへのアクセサリー、孫たちへのプレゼントなどなど…どれも買い物をして喜ぶ顔を思いながら買い物をしたのだろうなぁと思います。さもないものから、びっくりするほど高価なものまで父の思いが伝わります。年金はこうして父の楽しみに使われたのでした。考えれば幸せなことでした。

 明日は父の追悼ミサ。命日は31日です。6年前のことでした。

講演録音起こし

2010-05-28 00:50:15 | カトリックの信仰
 土曜日にあった2時間の講演の逐語録音起こし。昨日も今日も9:30pmから今時までやっています。昨日はラフで1/2位の1時間。今晩は最初から確認しながらやっと30分。ポイントを起こしていた昨日であったが、今日確認したらできるだけ逐語でとのことで、改めて聞き始めると<ですます調>で丁寧に話しておられることに気付きました。いや、大変!大変!まだ先は長い。

 で、私は友人に何度も何度も貴重な講話を起こしてもらったり、焼き直してもらったりしていることを改めて感謝しているところです。

上原 ファン心理

2010-05-25 22:44:56 | 日々の出来事
 巨人にいながらちょっとドン臭いところがあって自分でも「雑草魂」と言っていたところ、コントロールが抜群なところと気持ちが素直な感じが好きだった。

 去年から大リーグにいって、故障してDLに入っての繰り返し、いいシーズンではなかった。今年は慎重に準備をしていた春先にまた太もも裏の「ハム」をいためて、やっと5月から中継ぎで登板するようになった。

 彼はブログをやっている。本当にマメにファンに近況報告をしてくれていた。時々BBSに書き込んでいたけれど、去年はコメントに返事はまれだったのに今年はかなりの頻度で返事を書き込んでくれる。ファンとしては飛び上がるほどの喜びで、多分、この春から書き込めば返事が書き込まれているというラッキーな思いをしている。って、私のブログを見て上原のブログに飛んでくださってもいいのだけれど、でもバレルの嫌だなぁとじっと我慢してひそかに喜んでいた。でも
順調に滑り出したかに見え始めたこの頃、また肘を腫らして、多分へこんでいるのでせめて、応援する人が増えたらなぁと思って・・・。

 中には「もう引退したら・・・」、なんて書いている人がいて、傷口に塩を塗るというか、本人が一番言われて嫌なことを感じない人種もいるんだなぁと、以前やっていたHPでもブログでもそんなことを思ったりする。ブログのルールもやっぱり誰かの気持ちを害するような内容はいけないなと思っている。

 早く上原がピシッと押さえて、ボルチモアに勝ちがつくといいな。毎日チェックするページの一つた。

充実感

2010-05-24 09:08:41 | カトリックの信仰
 今の仕事に入ってちょうど一年。最初に仕事の内容を伺ったときに「企画委員
に入って貰う」と言われ、そういうの本当に苦手なんですが~と答えたにもかか
わらず結局務めることに相成った。

 企画委員会は期毎に年に3回、企画委員会で委員から企画案を出してもらい、
館長、理事長、事務スタッフで練り直して各期で3~4本のシリーズ講座の柱を
立てる。1本につき3~4講座、それぞれの具体的な内容を絞り込み、講師探
し、交渉、講座の開催日の司会が事務スタッフの仕事になる。

 今までも講師の交渉をし、司会もしたことがある。でも候補に挙がった講師と
の交渉であった。今日からのシリーズ講座は「“いのちのありようを考える”人のいのち、地球のいのち、生物のいのち」。その第一回と第3回は0からのスタートだった。きょうは「取材現場から地球温暖化をみる」A社の論説委員の方の囲み記事を読んだことがきっかけで講師依頼して引き受けて頂いた。記事の内容はいつもソフトな語調でピリッと辛口で共感できたものが多かった。が、ずいぶん昔、S社のいつもいいこと言うなぁと思って読んでいた論説委員の方の講演を聞いたときに『書くことが得手であることと話すことは違うのだ』と実感したことがあって不安だった。

 時間通りにピタッと来て下さった外観の印象(勿論事前に写真では知っていた
が…)はさわやかで好印象(これはとても大切)。温暖化問題の復習とパワーポイ
ントをつかってはじまった講話は1時間半、休憩後質疑もあって2時間ぴったり。
 温暖化問題は諸説あるものの科学的にも事象的にも地球の危機は現実の問題としてあること。しかし、50年、100年先の実感として伝わりにくい危機を乗り越えるためにお金もかかる地球温暖化削減計画は、世界各国の思惑と駆け引き、経済界の思惑もあってなかなか具体的な取り組みにならないという現実があること。それでも地球温暖化問題は国ベースも勿論取り組まなければならない“いのち” の危機問題だと。
 去年の暮れにコペンハーゲンでひらかれたCOP15は地球温暖化削減の具体的な目標、取り組みがでてくるのではないかと大きな期待を持って私も報道に接していたが、先進国と途上国、新興国の駆け引きというか、結果は具体策が出ず合意に留まったので、その現場に身を置いた講師の具体的な話も聞きたかった。

 温暖化削減の取り組みは国ベースでも身近な取り組みもやはりお金がかかる。(だからエコポイントでつらないと大きな取り組みができない、のだろう)化石、石油エネルギーによる地球温暖化は産業革命後から確実に始まっており、自然エネルギーへの変換も、経済的にも政治的なリーダーシップが問われているのだろう。がカリスマ性も必要だけれどもスパンの長い取り組みには、もしかしたら政治や経済を超えた“いのち”と取り組む枠組みが哲学や宗教に求められないかとも思う。ジャーナリストに全部求めることもできないがマスコミから情報を得る一般の人に大きな影響力があることを肝に銘じて欲しいと思って聞いた。

 毎講座ごとにアンケートをとっているが、今回のテーマへの受講希望者は人数的に多いとは言えないが、でも、関心の高い方が受講しているようで質問もアンケートも具体的で好ましい講座になったようだ。次回はフォトジャーナリストによる「大地の命、与えられし者たちへ」という講座になる。


初夏の爽やかイタリアン

2010-05-23 06:02:54 | 料理
 いつもの月一回の料理教室、今日はイタリアンでした。日本料理は自分のテリトリーの中なので講師助手が務まるのですが、ここでの教室は西洋料理、中華料理が時々はいるのでそんな時には準備などはして半分生徒になります。

☆かつおのタルタル
 かつおは1テーブル1/4節使う単位なの節を用意してあるのかと思っていたら、なんと4.5キロの立派な鰹が用意されていて、13,000円也だったそうです。この食材の揃え方は日本料理の先生ですね。ついお魚はいいものを買ってしまう…という訳で小柄な先生はさばくの大変、力も要りますから。大きいので一節だけタルタルに使えば十分でした。というわけで今回の私の役目は中骨のついた半身をおろして、中骨についた肉をタルタルに、先におろした上身の背節腹節をタルタルに使う分と下身の背節腹節を合わせて。タルタルに使うものと最後に焼き霜にかけて生徒さんに持って行ってもらう分に始末することでした。自分の教室ではデモンストレーションしやすいように小ぶりのを扱いましたが、確かに勉強になりました。
タルタルはかつおを叩いて、玉葱・オリーブ・アーモンド・ピクルスを刻んでビネガー・塩・コショウ・オリーブオイルを混ぜ(上に半分飾った)、パルメジャンチーズのスライスをのせたもの。

☆アボガドのあっさりスープ
 アボガドは裏ごしにかけ、サワークリームと牛乳でのばして、スープを加えて塩、こしょうで味を調えるだけ。

☆手羽先のスパイシーベジタブルソース
 洗った手羽先に塩こしょうして10分おき、フライパンでじっくりきつね色になるまで炒める。その間に、しょうゆ、砂糖、みりん、ニンニク、黒コショウ、白ゴマのスパイシータレを作り、熱々の手羽先をつけこむ。
 一方赤、黄のパブ理科、セロリ、玉ねぎ、胡瓜のあらみじんを酢、砂糖、ごま油、タバスコ、淡口醤油と合わせたソースを作っておく。付け込んだ手羽先を皿に盛って上にソースをかける。

☆のびのびマッシュポテト
 じゃがいもは粉吹き芋にゆでて完全に潰す。そこへバター、にんにくのすりおろし、生クリーム、とろけるチーズを入れて火にかけて練る。最後の塩コショウして肉料理に添える。

☆チョコレートナッツバー
 製菓用のチョコレートとバターを湯煎にした中にバタービスケット、レーズン、ドライアプリコット、ドライイチジク、クルミ、アーモンドを刻んだものをいれてクッキングシートに棒状に小分けにして冷蔵庫で6時間冷やす。仕上げにココアパウダーと粉砂糖を振る。

メニューを見たときにはワクワク感があって、イタリアンを習いに行きました。やっぱり、日本料理好きだなぁ~~というのが正直な感想です。

終生誓願30年

2010-05-19 23:22:46 | カトリックの信仰
 シスターOが修道生活を始める前、洗礼を受けられた大学生の時からの霊的兄妹の友人Hが、私を含めて二人を誘ってくださり、終生誓願30年のお祝いの席に呼んで下さった。

 今まで顔を合わせたこと、ちょっと会話を交わすことはあっても食卓をともにしたことなどなかった組み合わせ、シスターの学生時代のことから受洗、そして修道生活を選び、過ごされた日々のお話を伺ったり、今のお仕事のこと、Hさんとの卓球部の楽しかった若いころの話…話は途切れることなく時間がたつのが早かった。今のお仕事に関わるようになって出会ったシスターOは、とっても明るく気さくな方だけれど、私たちスタッフの人関係も鋭く&ユーモアをもって見ていらっしゃることも面白く、一緒に誘われたTさんも気持ち良くお話をしていた。8年前の出会いがきっかけで年に一回の研修会でお話しするようになったHさんがこんなに長時間楽しく過ごしたのは半年ぶりとおっしゃるこの半年の体調不良のことも話して下さった。医者や人間ドックの検査数値では全く異常がないのに身体と心は正直に「休め~~」と指令を出して、どうしようもない日々が続いたとのこと、いわゆる老人性鬱といわれた。責任感があって色々な役職も引き受けていたHさんが具合の悪い時にも大切な友人であるシスターのお祝いを開きたいと計画されたこと(少し延期になったのだが)、そういうお二人の信頼関係に温かなものを受け取ることができた幸せな時間を過ごせた。

鰹 美味しく頂きました

2010-05-18 22:32:52 | 料理
 目に青葉 山ホトトギス 初かつお

 ことし初めて鰹を食べたのではないですよ。母の日に東京で大きな鰹の大きな節を大枚はたいて、たたきにして母と食べました。すご~く美味しかったです。

 そして、今日はカルチャーでかつおを二本おろしました。鯵などと違って季節にしかおろさないのでちょっと不安でもありましたが、そして大原則の皆でさわってと言うのはなくて私さばいちゃいました。勝浦沖のかつおです。

☆鰹のみぞれたたき
 大根おろし、にんにく、あさつき、茗荷をたたきにのせて酢醤油で頂きます。
 おろしたての一節ずつを各テーブル4人で焼き霜にかけて、平作りして、大好評でした。
☆鰹のたたき和え
 鰹の刺身にしない端と中骨についた落とし身をたたいて玉葱の微塵と混ぜ、生卵、荒引こしょう、新あおのり、ほんの数滴のしょうゆで頂きます。これもまた絶品。
☆鹿尾菜の煮物
 今が旬の生ひじきと油揚げだけのシンプル煮物。甘みが強いのですがこれが病みつきになる美味しいバランス。
☆ウズラ卵とわらびの清汁
 ウズラ卵とわらび、生椎茸を本汁で頂く。これはだしが決め手!だしをひく意欲に繋がります。

私の誕生日、心の中で今日の献立がお祝い膳でした。

引越し! プレゼント!

2010-05-16 22:04:15 | 大切な人 家族・友人
 行ってきました。娘の引越し。先週の月曜日は引越し前日。結婚して三回目の引越しは前二回よりも捨てること下からずいぶん楽だったはず…。夜半に差し掛かり減り目の見えない部屋に少し不安も残ったけれど、火曜日雨模様の中無事に引越し終了。午前中はS君と午後はF子ちゃんとすごして荷物は娘夫婦に任せてそれはそれで楽しかった。水曜も出勤したので夜のみ少し片づけを手伝っただけ。

 もっとしっかりと手伝ってあげたい気持ちは山々なれど、ずっとは手伝えないことも分かっているので…ごめん!と思いながら木曜には家に戻った。

 そして今日、長野に戻る前に寄って前の家に残った荷物を運ぶ手伝いをしてきた。アップしたのはその時に渡されたF子からのプレゼント。「ちよがみでつくったおさいふ。本当のお金も入れられるよ」って。まだまだ諸業者の出入りや手続きやらで親は大変そうだけれど、子どもたちの笑顔はいいなぁ。

 いいドライブ日和、道も空いていて快適に帰ってくることができた。そしてそのまま、ずっと会っていなかった友人とお茶。とりとめもない話、身があったのかなかったのかは分からないけれど、どこにあっても人との関わりのあれこれは大なり小なり同じようなもの。お互いに感じあうことができることが嬉しい。