自由人

 己を『”親も無し、妻無し、子無し”職も無し、ローンもなければストレスもなし』と詠んで、六無斎清々を僭称。

雑感

2013年10月09日 10時38分20秒 | コラム

 子どもの頃、甘柿のある家がうらやましかった。”柿泥棒”は大目に見られていたが、手を染めることはなかった。大人になっても子供心が懐かしくて。一本の甘柿を庭に植えることとなり,今年も、20個ほどの実が残り,そろそろ色づき出す季節となった。実のなる果物に関し、”下の枝の実は旅人のために,上の枝の実は鳥たちのために、、、”と言う言葉があるが、人とすべての生き物との共存を説いた名言も,今は死語となってしまったのだろうか、、、、。

 今年の年頭のメッセージで、”人類皆兄弟姉妹、すべての生き物は皆友達、この原点に立って,新たな人類史を築かねばならぬ、、、、”と記したのだが,人間だけに染みついたエゴの克服は困難なようで,このままでは,命を生み出した奇跡の惑星から、”命”を消滅させかねない状況が進行している。

 市民革命により,身体の自由、精神の自由、経済活動の自由が保障されるようになり,当然それらの権利は義務を内在するのだが、経済活動の自由の中心、もうける自由が一人歩きをしてしまい,もうけるためには何をやっても免責される自由を得てしまったようだ。

 中国産の農産物への警鐘がなされているが,程度の差はあれ、タニシの生息しない田んぼでの米、ミミズが生息しない畑での農産物、それらを常食していれば、”直ちに人体には影響はありません”けど長期に至っては,当然影響が出るのは明らかであろう。さらに追い打ちをかけ、”二人に一人はがんになる”と不安をあおり、がん保険の会社に利をもたらす打算が見え見えではあるのだが、、、。空中散布で,多くの生き物を殺す農業は直ちに止めなければならない。