自由人

 己を『”親も無し、妻無し、子無し”職も無し、ローンもなければストレスもなし』と詠んで、六無斎清々を僭称。

今日は何の日、、、?

2007年10月10日 14時27分53秒 | コラム
 10月10日は、アジアで初のオリンピックが東京で開催された1964年、その開会式を選ぶに当たって、統計上晴れ日になる確率が高いこの日を選んだものである。’66年、疑念が持たれていた、2月11日の建国記念の日、祝日が増えることで反対の少なかった、9月15日の敬老の日、10月10日の体育の日の三日間を政令で国民の祝日に追加したものである。2月11日に疑念が持たれたのは、明治6年、太政官府告で祝日は皇室行事の8日間(それまではお盆と正月しか休めなかった国民にとって嬉しいことになっただろう、、。)、その中で、辛酉説に基づき、601年が辛酉の年、それから1260年前のBC.660年の1月1日(陰暦)、初代神武天皇が即位したと考えられるとし、それを明治になって採用した太陽暦に変更して、2月11日を紀元節として定めたのであるが、歴史学の立場での、大和の豪族を中心に東北と南九州を除きこの国の統一がなったのは、4世紀の半ばとの結論と矛盾するからである、、、。

 今年の体育の日は、連休を増やすと、国民が遊んでくれて、経済効果によい結果をもたらすとのレベルの低い判断で、8日にスライドされたのであるが、各地の体育行事は雨で祟れたところが多かったようだ。制定当時の日、今日10日だと天候に恵まれたのだが、、、。さらに、10月10日は、1010で銭湯の日とか、なかなかユニークな設定である。青空の下で汗を流し、銭湯(この国の古くからの社交の場)でさっぱりしてリフレッシュ、翌日からの学業、仕事の励みになるだろうし、体育の日は10月10日に戻した方が良いのではないだろうか、、、。

 この国の唯一の資源は、働くことが好きだったという国民性である。その国民性を損なう愚を加速させる連休増やし、成人の日、新たに作られた海の日、敬老の日のスライドは、体育の日同様止めるべきだと思う。スライドしなくとも、何年か毎に実現する連休を楽しみに、経済効果に寄与しなくとも、家族団らんや個々人のリフレッシュに活用出来る様にすべきであろう。