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粘り分け

2012年04月07日 | 野球
阪神、5点差追い付く=プロ野球・ヤクルト―阪神(時事通信) - goo ニュース


早めに帰宅できたので、久しぶりに早い回からナイター中継を見ることができた。
が!テレビに映るメッセンジャーはアップアップ。
ストライクは入らんわ、球のキレは悪いわで、アッという間に5対0とされてしまい、これで終わったと思ったもの。

しかし新井、ブラゼルのクリーンアップらしい一発攻勢で追い上げ、1点差として更に攻め立てて藤川俊介にスクイズをさせて同点となったのは見事!
タイガースがスクイズを決めたシーンなど何年ぶりだろう。
少なくとも前任の真弓監督時代に見た記憶は無いが、単に自分が見ていなかっただけだろうか。
しかしなおも続いたチャンスで、平野がクソボールを振って三振したのはあまりにももったいなかった。
あの場面で必要以上に気負ってとんでもない空振りをしてしまうところが、平野の限界か!?
二流選手だとは言わないが、本物の一流の域には入れない所以だ。

8回にやっとこさ追いついた試合なのだが、そもそも7回表に正に「ラッキーセブン」となるはずの攻撃をみせていて、本当なら逆転勝ちすべき試合だったのである。
ワンアウトから死球、四球、単打で作った一死満塁のチャンス!
たまらずヤクルトがピッチャーを増渕に代えてきたが、タイガースは柴田に代打を出さず、そのまま打席に送り込んだ。
なんでも、去年増渕に対して大当たりしているので、その相性の良さを買ってのことのようだったが、柴田にそんなデータが通用するとは全く思えなかった。
そして不安はものの見事に的中し、浅いセンターフライしか打てずにランナーを返せず“犬死”。
続く鳥谷は「三振前のバカ当たり」をかまして空振り三振。
この7回の無得点で、今日は終わったと思った。
しかしホームランで追い上げ、スクイズで追いつくあたりの粘りは見ごたえがあり、よくぞ追いついたとは言える。
「粘り勝ち」ならぬ見事な「粘り分け」だった。

去年から度々書いてきたが、守備の勘も悪く、打席でも自分の特徴や役割を意識しない漫然としたスイングしかできない低レベルの柴田を、なぜ首脳陣は使い続けるのか。
よほど“つけ届け”が上手いのか、練習で首脳陣をだますのがウマいのか、レギュラーを張っている理由が全く理解できない。
もしかすると、ここまで首脳陣は我慢してきたのか!?
開幕以来使ってきたが結果が伴わなかったことから、明日ファームへ落とされていれば納得である。

さて明日の先発は、去年の“給料泥棒”投手安藤。
オープン戦の好調がフロックかどうか、復活をかけたマウンドをとくと拝見したいもの。