面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

老害の弊害

2011年03月20日 | 野球
セ・リーグ開幕、29日に延期…節電も推進(読売新聞) - goo ニュース


結局、セ・リーグも開幕を遅らせることになった。
どうせならパ・リーグと足並みを揃えればよいものを、なぜここまで独自開催にこだわるのか。
讀賣大幹部のご機嫌を損ねることを最小限で食い止めた苦肉の策を講じた結果ということか?

開幕を遅らせるにあたって発表された声明も、何だかなぁという感じがするのは自分だけだろうか。

〈1〉開幕を3月29日に延期する
〈2〉開幕後も4月3日までは東京電力、東北電力管内のナイターを取りやめ、デーゲームとする
〈3〉4月5日から両電力管内のナイターは「減灯ナイター」とし、大規模な節電策を講じ、その他の球場についても節電対策を推進する〈4〉今季レギュラーシーズンでは延長戦を行わず、九回で打ち切りとする
〈5〉両電力管内では夏場の試合は可能な限りデーゲームとすることを検討する
〈6〉被災地対策、観客、選手、球場の安全確保や節電対策に対処するため、震災対策会議を設置し、選手たちと連携してこの難局を乗り越える

「文科省から怒られたので慌ててご機嫌を伺いました」というニオイがしてならない。
関東方面のナイター取りやめも4月3日までなどと言わず、夏場の試合で可能な限りデーゲームとするよりは、4月いっぱいは全てデーゲームとするか、パ・リーグと歩調を合わせて交流戦も含めた5月いっぱいまでナイター無しとして節電に努め、延長戦無しというのをやめてもらいたいもの。
せめて延長を12回までとするか、以前のように試合開始後3時間を超えて延長しないとする方が、試合の面白みが無くなるのをまだ食い止められるだろう。
最終的に勝ち数は圧倒的に少ないのに引き分けが多くて優勝した、という中途半端な思いはしたくないものだ。

相変わらずの老害に振り回されるセ・リーグが人気を落としていくのは当然。
若いヒーローはどんどんパ・リーグに入り、今や「人気も実力もパ」となっているが、その差は開くばかりだ。