フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

フルート・ドュオ 「八ヶ岳ダン爺ーズ」デビュー

2012-12-08 | フルート

 いよいよ、ペンション「ミュー」さんで、フルート・ドュオの演奏会の日がやってきた。今日の午後4時から第3回清里落語会「桂扇生独演会」があり、その前座としてフルート演奏のプログラムを組んでいただいたのだ。

生憎の空模様で、雪の朝になったが、外気温は1度と高い。

 12時過ぎにOhimajiさんがやってきた。「ミュー」さんでの本番前に、予行練習をすることになっている。1時間少しほど練習したが、まだまだ思わぬ音の乱れや、ritのかけ忘れ、などが出てくるので困ったが、おおむね大丈夫だろうということで練習を終える。

2時30分過ぎに「ミュー」さんに到着すると、会場の準備がほとんどできていた。私たちは、もう一度、「ゲネプロ」をやる。3時過ぎにお客さんがやってこられたので、練習を終えることにした。

4時から演奏会が始まった。司会の方の紹介で会場に入り、先ずは、「諸人こぞりて」と「ジングル・ベル」を演奏する。その後、私たちのドュオの自己紹介をさせていただいた。「八ヶ岳ダンディーズ」ではなく「八ヶ岳ダン爺ーズ」です、よろしくと、あくまでも高座のノリで行こう。

続いてイギリス民謡から「ダニー・ボーイ」「グリーンス・リーブス」「アニー・ローリー」の3曲を演奏。簡単な自己紹介などを入れ、続いて「チリビリビン」「リュートのためのシチリアーナ」「オー・ソレミオ」のイタリアの曲を3曲、サイモンとガーファンクルの曲から「スカボロー・フェア」「コンドルは飛んでいく」を演奏。最後にもう一度クリスマスの曲「最初のノエル」「聖夜」を演奏した。


そこで退場しようとすると、驚いたことに、「アンコール」はと求められたが、用意をしていなかったのでご勘弁していただいた。やはり、「アンコール用に1曲か2曲」ぐらいは用意をしておくべきだったかな。

自分で言うもなんだが、今回は、ほとんど上がることもなく、落ち着いて演奏することができた。本番の緊張感が上手く働いて、一番いい演奏になったような気がする。

桂扇師匠の高座が始まる前に、お客さんがたは、「ミュー」さんが用意した飲み物とサンドイッチ・ケーキをいただき、交流を深めていた。ワインも出されてきて、「ワンドリンク付き」とのことだったが、ボリュームたっぷりだ。

桂扇生師匠の話は2題。最初は、「さいころばくち」の話。壺に入れたさいころの目を当てるばくちだが、親が、壺から出てしまったさいころの「ピン」の目が見えているにも関わらず「勝負!」というので、皆は、その見えている「ピン」に張る。ところが、それは、見せ掛けで壺の中は「グ=5」で、皆が負けてしまった。それを、真似する者がいて、同じようにやると、今度は、壺の中も本当の「ピン」だったので、負けてしまうという話。

2題目は、酒をやめたくて止められない酒飲みの話。魚売り屋は腕がいいのだが、酒が好きでなかなかやめられない。妻は、昨夜飲み過ぎた夫をたたき起こして、朝早くから商いに行かせる。夫は、まだ時間が早いので、海を見ながら一服していると、海に浮かんでいる財布を見つける。中を開けてみると42両もの大金が入っていた。それに喜んだ夫は、直ぐ家に戻り、「俺はついているな、酒だ酒」といって、またまた飲み過ぎて寝てしまう。

翌朝、妻に起こされて、商いに出るよう言われると、夫は「あの金があるから働かなくてもいいだよ」という。妻は「何を夢見ているんだよ」と叱責する。夫は、あれは夢だったのかと思って、それから、人が変わった様に働きだした。表通りに店を構え使用人もいるほど繁盛してきたある年の大晦日、妻は夫に、42両入りの財布を見せて、夫に隠していたということを謝るという筋。笑いとほろりとさせる人情味のある話だった。(有名な「芝浜」でした。)

桂扇生師匠は、博打で儲かると思ったときの喜びよう、煙草の一服や酒の飲みっぷり、大金を拾った時の笑顔などの表情が実に豊かで楽しい。生で高座の味わいを堪能させていただいた。来年の「第4回清里落語会」も決まっている。笑顔で帰って行かれるお客さんを見ていると、人の心を豊かに暖かくする「笑い」の持つ力を感じさせられた。

高座が終わってから、Ohimajiさんに拙宅に戻っていただいて、反省会を行う。今夜の食事は、必殺「お好み焼き」、それが焼けるまでの間、先ずは、熱々の「豚まん」を食べていただく。食べながら、今夜の演奏は、まぁまぁのできだたことを喜ぶ。丁度お好み焼きが焼けてきた。

これからも機会を見つけて「八ヶ岳ダン爺ーズ」や音楽仲間で演奏会をやりましょうか、ヘンデルのフルートソナタ第9番の二重奏もやりたいな(アルテ教則本30課にある)などの話。リンゴのまとめ買い、料理の話など、色々楽しい話で盛り上がり、ようやく10時ころお開きになった。


薪割りをやろう

2012-12-04 | 薪ストーブ・焚火

朝方の雨は直ぐに止んで、いい天気になってきた。午前中は、付近のハイキングコースを1時間ほど歩く。

午後からは、昨日作った薪小屋に薪を積むため、薪割りをやる。家の西側に運んで来た丸太が置きっぱなしになっていたので、それらを割ろう。

薪割りをしばらくやっていなかったので、どうもストライクが上手く入らず、最初は手間取った。そのうちに慣れてくると、作業がはかどってきた。節のある丸太に斧が食い込んでハンマーで叩く。それでも割れないのでチェーンソーで細かく切ってから、ビン頃石のような形に割った。これはこれで意外と火持ちのいい薪になるのだ。やっているうちに汗ばんできた。

4時ごろまでの薪割り作業で、家の西側に乱雑に積んでいた丸太は片付いた。まだまだ割らねばならない丸太は沢山ある。

私が割った薪を新たな薪小屋に運び積み上げるのは妻の役だ。既存の薪小屋からも持ってくるのと合せると、新たな薪小屋はほぼ一杯になった。薪を積むと、あたりに上手く融け込んだ風景が出来上がった。


フラワーアレンジメントと夕食会

2012-12-03 | 趣味

男性陣が薪小屋作りをしている間、女性陣は、フラワーアレンジメント教室に行く。場所は大泉のハーブスタンドさんだ。今回のテーマは「ウィンター・スワッグ」(スワッグ=ドアや壁に架ける花網)

15種類ほどのドライフラワーを使っている。

クマシデ・ナツツバキの枝、ラティフェリア、ユーカリ、イヴニング・プリムローズ(月見草)、ヒペリカム、ローズ・ライラックピンク、ローズ・アプリコット、ラークスパー・ピンク、ラークスパー・ホワイト、アジサイ・ローズブラウン、ミナズキ、
ミニリンゴ、ミニシルバーデージー、スターチス・ライラックホワイトなど

途中でハーブティーをいただき、おしゃべりタイムがあって、5時間ほどかかってようやく完成したとのことだ。

お二人が6時過ぎに帰ってきて、夕食をご一緒に食べる。TMTMさんの奥さんはゴボウの香りがかぐわしい「牛蒡と人参の混ぜご飯」、ボリュームたっぷりだ。

それに、手作りゴマ豆腐と本ワサビ。ゴマ豆腐はきめが細かく、ワサビが効いて美味しい。

それに昨夜から炊いていたおでん。

運転手のTMTMさんには申し訳ないが、薪小屋の完成を祝してビールで乾杯した。DIYの話では、パーゴラやアーチの宿題があるんですよとTMTMさん。その後は、音楽の話、有機野菜作りの話、ドイツ旅行やイタリア旅行の話、八ヶ岳界隈のハイキングの話から冬のスノーシューに行きたいですね、と言った話など、楽しい話題が尽きなかった。来年の再会を約束して、ようやく9時過ぎにお開きとなった。

翌朝、壁に架けた今回の作品


薪小屋が完成する

2012-12-03 | 日記

朝起きると薄らと雪が積もっている。外気温は2度だ。

こんな天気のなか、八ヶ岳の西側からTMTMさんご夫婦にお越しいただいた。今日は、ご主人の指導を受け、私が初めての薪小屋作りに挑戦する日だ。ご婦人方は、午後からフラワーアレンジメントに行くことになっている。

少し休憩していただいた後、早速、薪小屋作りに取り組む。最初に、TMTMさんが画いてくれた5枚の設計図を良く見て、イメージトレーニングをしておこう。

それが済むと、図面をもとに30日に買っておいた材料を現場に運ぶ。薪小屋作をどこに建てるか悩んだが、最終的に家の東側に建てることにした。

90センチ四方に沓石を並べて建設場所を確認した後、土を掘る。

そのあたりは造成地で、まだ木の根っこが回ってきていないので掘りやすかった。

次は砂利入れて突き固める。

それから、水平機でレベル取りだ。これがなかなか厄介なのだが、何度か微調整をしていくうちに、ほぼこれでいいでしょうということになった。午前中の作業は、基礎を作ることで終了する。

昼食を取った午後からは、いよいよ本体の作成に取り掛かる。作成方針は、下段、中断、上段の棚作り、続いて側面作りをして、それらをつなぎ合わせていくというやり方だ。

棚作りは、材料が直角になるように丁寧にジャスティーで測定した後、ドリルで留めていく。下段、中段、上段はほどなくできた。続く側面の方は、大きいので、デッキを使ってやった。こういう場合大きな作業台があると便利なんですよ、とTMTMさん。小さな作業台を2つ作っておくとその上にコンパネを乗せると大きな作業台になるので、何かと重宝するとのこと。

側面ができると、いよいよ、それらを繋ぎ合わせていく。先ず1側面を補助材を使って立てる。反対の側面を私が持って固定して、TMTMさんは、その間に下段の棚を入れる。これがぴったり嵌まった。当たり前のこととは言え、設計図通りに行くと、気持ちがいいものだ。下段を留めた後、中段、上段と留めると、薪小屋の形が出来上がった。

少しぐらぐらするので、何箇所か横木を渡して留めるとぐらつきが無くなって、強固になった。最後にポリカーボネイトの屋根材を留めると完成した。丁度夕暮れが迫ってきた。5時過ぎ、後片付けを済まして全ての作業が終了。あたりは真っ暗になってしまった。

幅900ミリ、奥行き900ミリ、高さ1800ミリの薪小屋だ。これは今ある薪小屋の4分の1の大きさだが、その横にもう一つ同じものを作り、その間に床と屋根を張ると、3倍の薪小屋ができるのですよ、とのことだ。成程、DIYというのは、そういう応用が利くのが面白いところだ。

半分以上はTMTMさんにやっていただき、私は、穴を掘ったり、材料を運んだり、言われたとおりドリルでネジを回しこんだりしただけなのだが、まぁ、なんとか、薪小屋を建てることができた。DIYが苦手な私にも、なんとか大物を作り上げることができたので、喜びはひとしおだ。次回は、是非、自分一人で薪小屋を作りあげるぞという気持ちになってきた。


2×4材のペンキ塗りと新鮮な牡蠣

2012-12-01 | 趣味

朝6時前に西の空に高く、月が煌々と輝いていた。

今日もいい天気なので、昨日、Jマートで買ってきた「薪小屋作成2×4材」のペンキ塗りをしよう。ところが、材料を外に出して作業をやろうとすると、俄かに空がかき曇ってきて、雪が降り始めた、それで、慌ててガレージに材料を運び込んでガレージの中でペンキ塗り作業をする。1面を塗り終え、午前中しばらく乾かしておく。

午後は日差しが出てきたので、まだ十分乾いていないが、材料を外に運び出して他の面を塗る作業をする。

昼からは妻も手伝ってくれた。全部で50本あり、その5面を塗らねばならないので、2時間ほどかかった。やれやれである。

その後、料理教室の先生の所に新鮮な牡蠣が入ったというので、それを貰いに行く。ついでに、Jマートにポリカーボネイトを忘れていたのでそれを取りにいく。

今夜の夕食は、新鮮な牡蠣の酢の物と牡蠣フライだ。久しぶりに実がぷっくらとした牡蠣をたっぷり味わうことができた。妻が陶芸で作った茶碗蒸しの器が早速登場した。