フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

薪小屋が完成する

2012-12-03 | 日記

朝起きると薄らと雪が積もっている。外気温は2度だ。

こんな天気のなか、八ヶ岳の西側からTMTMさんご夫婦にお越しいただいた。今日は、ご主人の指導を受け、私が初めての薪小屋作りに挑戦する日だ。ご婦人方は、午後からフラワーアレンジメントに行くことになっている。

少し休憩していただいた後、早速、薪小屋作りに取り組む。最初に、TMTMさんが画いてくれた5枚の設計図を良く見て、イメージトレーニングをしておこう。

それが済むと、図面をもとに30日に買っておいた材料を現場に運ぶ。薪小屋作をどこに建てるか悩んだが、最終的に家の東側に建てることにした。

90センチ四方に沓石を並べて建設場所を確認した後、土を掘る。

そのあたりは造成地で、まだ木の根っこが回ってきていないので掘りやすかった。

次は砂利入れて突き固める。

それから、水平機でレベル取りだ。これがなかなか厄介なのだが、何度か微調整をしていくうちに、ほぼこれでいいでしょうということになった。午前中の作業は、基礎を作ることで終了する。

昼食を取った午後からは、いよいよ本体の作成に取り掛かる。作成方針は、下段、中断、上段の棚作り、続いて側面作りをして、それらをつなぎ合わせていくというやり方だ。

棚作りは、材料が直角になるように丁寧にジャスティーで測定した後、ドリルで留めていく。下段、中段、上段はほどなくできた。続く側面の方は、大きいので、デッキを使ってやった。こういう場合大きな作業台があると便利なんですよ、とTMTMさん。小さな作業台を2つ作っておくとその上にコンパネを乗せると大きな作業台になるので、何かと重宝するとのこと。

側面ができると、いよいよ、それらを繋ぎ合わせていく。先ず1側面を補助材を使って立てる。反対の側面を私が持って固定して、TMTMさんは、その間に下段の棚を入れる。これがぴったり嵌まった。当たり前のこととは言え、設計図通りに行くと、気持ちがいいものだ。下段を留めた後、中段、上段と留めると、薪小屋の形が出来上がった。

少しぐらぐらするので、何箇所か横木を渡して留めるとぐらつきが無くなって、強固になった。最後にポリカーボネイトの屋根材を留めると完成した。丁度夕暮れが迫ってきた。5時過ぎ、後片付けを済まして全ての作業が終了。あたりは真っ暗になってしまった。

幅900ミリ、奥行き900ミリ、高さ1800ミリの薪小屋だ。これは今ある薪小屋の4分の1の大きさだが、その横にもう一つ同じものを作り、その間に床と屋根を張ると、3倍の薪小屋ができるのですよ、とのことだ。成程、DIYというのは、そういう応用が利くのが面白いところだ。

半分以上はTMTMさんにやっていただき、私は、穴を掘ったり、材料を運んだり、言われたとおりドリルでネジを回しこんだりしただけなのだが、まぁ、なんとか、薪小屋を建てることができた。DIYが苦手な私にも、なんとか大物を作り上げることができたので、喜びはひとしおだ。次回は、是非、自分一人で薪小屋を作りあげるぞという気持ちになってきた。


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