フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

J.シュトラウス「こうもり」を楽しむ

2014-04-06 | フルート

今日は、久しぶりに甲府に出かける。「きいてけしコンサートVol.9」に参加するためだ。

18時から、山梨県立図書館で行われることになっているので、カーナビの案内通りに「県立図書館」へ行くと、あろうことか「図書館」が見当たらない。
付近を歩いている人に尋ねると、甲府駅の北側に移転しましたとのこと。

ところが、大きな甲府駅を超えて北側に出る道がわからない。右往左往してようやく駅の北側に出ることができた。
新しい県立図書館は、総ガラス張りの実に美しい建物だ。中に入ってみると、学生さんがいたるところで自習をしている。
驚くほど自習机が多いのも特徴だ。
その3階の多目的ホールが今夜の演奏会場だ。

すでに演奏が始まっていた。今夜のプログラムははJ.シュトラウスの「こうもり」だ。
ストーリー展開が楽しく、飽きさせない演出だった。

アルフレード役の大澤歩土さんののドニゼッティ「連隊の娘」からトニオのアリアは、今夜はすぐそばで聴く。声量が凄い。
ロザリンデ役の上出朝子さんのの「チャルダッシュ」は、よく通る澄んだ声でたっぷり歌っていた。

「こうもり」の間にあった、池澤卓郎さんのラロ・スペイン交響曲のヴァイオリン独奏は聴きごたえがあった。

アイゼンシュタイン役の森茂郎さんの演技力はピカイチだった。アデーレ役の井川幸子さん、舞踏会のゲストの林敦子さんの歌も
充分楽しませてくれだ。

「きいてけしオーケストラ」の演奏も回を重ねるごとにだんだん良くなってきているので楽しみだ。
鈴木卓さん指揮者姿も、だいぶ決まってきた。

会場でいただいたパンフレットには「きいてけし室内楽コンサートのあゆみ」がまとめられていて、今回で9回になる。
もうそんなになるのか、よくぞ積み重ねてきたものだと感心することしきりだ。
これからのさらなる活躍に期待したい。