フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

フルート発表会

2009-10-03 | フルート

いよいよ発表会当日である。まず、午前中に、もう一度ピアノとの音合わせがある。本番のホールに立つと、やはり緊張する。楽譜には大きく、【落ち着くこと】と記入しておいた。それを見ながら演奏する。テンポをpiu mosoにするところ、a tempoに戻すところが難しい。あと身体が硬くなるので、指が上手く回らない。それでもまずまずの仕上がりで、リハーサルは終わった。

その後、楽屋で練習する。他の出演者も、一所懸命やっている。全ての参加者が20数人で、私の出番は後のほうである。。これ以上練習しても同じなので、自分の出番までは他の出演者の演奏をホール会場で聴くことにする。ホールで見ていると、ほとんどの人は落ち着いているように見える。

いよいよ私の出番だ。ライトが当たると、ホールは真っ暗で観客の顔は見えない。吹き進むと、はやり、緊張して身体や指が硬くなるのが分かる。それでも、テンポの緩急、強弱など意識的に出来たし、気になっていた高音のF♯も鳴った。演奏の最後の「楽譜から目を離し会場を見ること」もできたので、まあいいか。

吹き終わって、ほぼ3ヶ月間「山の別れ」に取り組んできたので、何となくほっとした。会場には、フルート教室の方も応援に来てくれていて、わざわざ、ベルギービールを差し入れてくれた。

会場を移し、打ち上げの席でのビールの味は格別であった。やれやれである。