アーセナル 2-2 ポーツマス
得点)アデバイヨール、ジウベルト・シウバ / パマロ、M・テイラー
HOME)アーセナル
アリアディエール
ファン・ペルシー
リュングベリ フレブ
セスク
ジウベルト・シウバ
クリシー エブーエ
ジュルー トゥーレ
レーマン
交代) リュングベリ → ウォルコット
アリアディエール → アデバイヨール
エブーエ → フラミニ
AWAY)ポーツマス
カヌ
M・テイラー D・トンプソン
G・オニール S・デイビス
P・メンデス
パマロ G・ジョンソン
キャンベル プリマス
ジェームズ
主審)スティーブ・ベネット
<悲しき現実>
2人の選手の、「キャリアの分岐点」となるべく試合を見た気がする。
1人はもちろん、アリアディエール。
先発には驚かされたが、「4週連続週2試合ペース」という超過密スケジュールをこなし、ターンオーバーを進行中のアーセナルの現在の状況を見れば、考えられなくもない話だった。
そして、このヴェンゲルのアリアディーエルの起用には、1月の冬の移籍市場再開を前に、彼に「ラストチャンス」を送ろうという意図も込められていたのだと思う。
今回の試合は、場所はホームのエミレーツ・スタジアム、相手は決してビッグクラブではないポーツマス、システムは彼を最大限に生かす「4-4-2」と、彼がチャンスを生かすにはこれ以上ない条件が揃った試合だった。 ここで結果を出すか否かで、ヴェンゲルは彼への「見極め」を行おうとしていたのだと思うが、残念ながら、彼は期待に全く応えられなかった。おそらく、「再試」も考えにくい。
期間が冬になるか、来夏になるかはわからないが、アリアディエールのアーセナルでのキャリアは幕を閉じたと言っていい。
もう1人は、リュングベリ。
開始5分で、相手との接触なしにハムストリングを負傷して退場。
もちろん、彼は、「うまい選手」ばかりが集まるアーセナルにとって、「気持ち」を入れてくれる非常に重要な選手。 チーム愛も強く感じさせ、個人的にも好きな選手であるため、ずっとチームに残っていてほしいと思う。
しかし、怪我があまりにも多すぎる。
現在のアーセナル、ヴェンゲルのプランに、「攻撃的ミッドフィルダー」は、ロシツキー、フレブ、リュングベリ、バチスタ、ウォルコット、の5人がいると思われるが、残念ながら、そのリュングベリは怪我でほとんど計算ができない。
毎年のこととなってしまっているが、この「計算ミス」が、シーズン途中で必ずチームを悩ませる。
現在は、ロシツキーとリュングベリが怪我、バチスタはチームにまだ馴染んでおらず、ウォルコットは経験不足。 つまり、頼れる選手がフレブしかいない状況だ。
開幕の時点で「計算」に入ってしまっているぶんだけ、補強の計画も立てにくくなっている。
リュングベリの怪我の状況がどれほどのものかはわからないが、もしまた1ヶ月以上の長期離脱を繰り返すようなら、そろそろ「他の選択肢」も頭の中に入れておかなければならないだろう。
怪我の話をすれば、アーセナルは他の4強と比べて怪我人が多すぎる。
アンリ、リュングベリ、ロシツキーはいつもそう。 加えて、現在好調のクリシーもいつ「再発」するかわからない状況。 高い身体能力の割には、エブーエも怪我に弱い。 フルで働ける選手が、セスクとジウベルトとトゥレぐらいしかいないのだ。
ただでさえ他と劣る戦力の中で、これだけ怪我人が出てしまっては勝ち目がない。
チェルシーやユナイテッドは、「核」となるテリーとランパードとドログバ、ファーディナンドとロナウドとルーニー、にほとんど怪我が見られない。
「怪我をしないのも実力のうち」ということか。
最初に「個人」の話をまとめたが、この試合は「チーム」としても最悪だった。
一番不甲斐なく思うのは、選手達に「学習能力」が全くないこと。 今回も、前半ロスタイムでの「セットプレー」で失点。 ホームでこれだけ先制されることをどう考えているのか。 なぜこうも続けて試合の入り方を間違うのか。
前半終了時に、ファンが選手達に浴びせた「ブーイング」は当然の報いだ。
少しのパスミスでブーイングするスペインのファンと違って、イングランドのファンが自らのチームにブーイングを浴びせることは、「異常事態」だと考えてほしい。
ただ、今回に限って言えば、ファンにも責任があると思う。
後半、続け様に2点を取って同点に追いついたが、これは選手達の頑張りの他に、「ファンの後押し」も要因として切り離せない。
チームの性質上、どうしても「人を探して」立ち止まってしまうことが多くなる中で、ファンの大きな声援が、選手達にボールを「前へ」と運ばせた。
しかし、これが始まるのが遅かった。
この日のエミレーツに劇場空間の如き熱いチャントの共鳴は存在せず、6万人収容が嘘であるかのような静けさしか見られなかった。 このファンの沈黙が、アーセナルの選手達から「前への意識」を奪ってしまったことは、否定できない。
オールド・トラッフォード、アンフィールドと違い、エミレーツのファンには熱気が感じられない。 これらのクラブに追いつくためには、ファンもこの水準に追いつく必要があると思う。
収穫は、2点差を追いつき、「ホームでは負けない」という意識をさらに高められたことと、アデバイヨールが、アンリがいない今「エース」としての自覚が芽生え始め、それが結果に表れていること。
ウォルコットも、あと必要なのは「得点」のみ、と言っていいほど、コンスタントにチームにアクセントを加えられるようになっている。 スピードを生かす術も見につけ始めた。
Arsenal | Team Name | Portsmouth |
2 | Goals | 2 |
8 | Shots on target ( Inc Goals ) | 3 |
6 | Shots off Target (inc woodwork) | 2 |
0 | Blocked Shots | 2 |
7 | Corners Won | 4 |
15 | Total Fouls Conceded | 14 |
3 | Offsides | 3 |
0 | Yellow Cards | 2 |
0 | Red Cards | 0 |
50% | Possession | 50% |
http://home.skysports.com/matchreport.aspx?fxid=298536&CPID=8&channel=
CL決勝トーナメント1回戦の相手がPSVに決まり、最悪の事態は回避されたが、このままではそう簡単にはいかなそうだ。
ランキングダウンでモチべーション低下中…
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ピレスは怪我はしたときこそ大けがでしたがハードーワーカーで長らく活躍してくれました。個人的に大好きなWiltordは最終シーズンこそ不調でしたがずいぶんと攻撃にアクセントを加えられた人物だったと思います。今やリヨンの中心人物になりまして。今となって述懐するのも意味ナイですねw
リュングベリは巧いですが弱いですね。。ガナーズは爆弾をチーム内にいっぱい抱えてる気がしてならないです。チェルシーやユナイテッドはけが人がいてもそのポジションにはタフガイがいますし。今やポーツマスより選手層がヤバイような気もしますがそれはないですかねw
ウォルコットは同い年ということもありますしこれからもっと巧くなってほしいです。
PSVはなんかコワイものがあるんです..ともあれ、最悪の状態は回避されたのは幸いですね。
なんで?
なんでこんな文章が書けるんだろう?
うらやましい限りです。。。
相手のウィークポイントに関係なく同じプレーをする柔軟性のなさは歯がゆいですね。いい時はそのパスワークで無敵ですけど、今季はパスが3つつながらない。相手に当てたり、走りこむ選手の後ろに出したりで。
アンリはそれ以前のハードワークがたたっているのだと同情しますが、アーセナルの大事な試合に出れない状況で代表の親善試合に行き、「コンディションが整のはない」なんていうのはおかしいと感じます。
地下鉄が混むからという理由で同点の試合を途中退席するファンがあれだけいると、そこまでの応援は望めないかもしれませんね。
しかし60分に追いついたのに勝ち越せないなんて・・・ ロビンのアレはずっこけました。
あー、開始20分には2-0にしていたころが懐かしい。
くそーーーー!!!
同じゆうさくなのになんでこうも違うんだぁあっぁぁ!
そうですね~。しかし、不安なのは、ヴェンゲルが今の選手層に満足してしまっていることですね。冬は誰一人獲らないみたいですし。。。
>>コバさん
>開始20分には2-0にしていたころが懐かしい。
ほんとですね~。 実際、昔はそうでしたし、下の動画のように、2点差をひっくり返して、逆に2点差にしちゃうような攻撃力がったんですよね~昔は。 このボロ戦は思い出深い一戦です。
http://www.youtube.com/watch?v=qrN1L6IejjI
>>salpaさん
PSV戦はmust-winです。 組み合わせは他と比べるとどう考えても恵まれてるんで、これで負けたら恥ですよ。
個人的にはベスト4が最低目標です。ベスト8じゃ意味ありませんね。
>>ロビンさん
ありがとうございます! そう言って頂けると非常に嬉しいです!!
>>勇作
お、久々の友達からのコメント(笑)
見ての通り、このブログはサッカー三昧なんで、俺の友達はみんな見てくれてるけど、コメントはしてくれないのよね~。友達みんなにコメントしてもらっても困るけど…
てか、ここでは「ゆうさく」じゃなくて、「ピレス」なんでよろしく!!(笑) 勇作♪