アヤックスU―18 0-0 アーセナルU―18
アーセナルU―18)
シンプソン
ギブス フォンテ
バラザイト
ランドール
ダン
スティアー オゴゴ
ロジャーズ ノルトヴァイト
シュチェズニー
交代)シンプソン → スヌ
バラザイト → トーマス
マレーシアで行われている、トップクラブの18歳以下の選手達が一同に競い合う大会、チャンピオンズ・ユース・カップ。
パソコンでのネット観戦の上、マレーシアの衛星放送の回線状態が悪く、前半序盤は途切れ途切れになったり、スローになったりすることが頻繁に起きるなど最悪の視聴環境でしたが、徐々に状態は良くなり、後半は普通に観戦することができました。
ちなみに、この試合の解説を務めたのは、イングランドU―21代表DFリアム・ロシーニア(フルハム)の実父、リロイ・ロシーニア。 父のリロイも元フルハムの選手で元イングランド代表(出場経験はなし)。 さらに、イングランド「地域リーグ」のクラブをわずか10分間でクビになったという、「イングランドサッカー史上最短在任期間」の不名誉な記録を持つ人物でもあります。
アーセナルの初戦の相手は、先日トップチームがアムステルダム・カップで対戦したアヤックス。 育成に定評のあるクラブ同士の対決となりました。
アーセナルのスタメンには、トップチームのオーストリア合宿に帯同したMFランドール、エミレーツ・カップのインテル戦で印象的なデビューを果たしたMFギブス、バーネット戦でゴールを決めたFWバラザイトと、多くはバーネット戦の後半から出場したメンバーが揃いました。 スタメン11人の内、イングランド人選手は7人でした。
アーセナルのリザーブ選手達のプロフィールはこちらから。
「35分ハーフ」の前半はどちらのペースとも言えずに終了すると、後半途中から、キャプテンのジェイ・シンプソンに代えて、今季からリザーブチームに新加入の「アンリ二世」こと、フランス人FWジレス・スヌ(16)を投入。 アーセナルはそのスヌのスピードを活かしてカウンターからチャンスを作り出しますが、アーセナルの右SBオゴゴとアヤックスの選手1人が揉め合いを起こし、両者共に退場。 その後はどちらも決定機という決定機も作れずに、スコアレスドローで終了しました。
若手が経験を積む場であり、その実力をチェックする場である今大会。 何試合観ることができるかわかりませんが、彼らのプレーぶりを覚えておきたいところです。
この試合に限れば、やはり、ギブスは良かったです。
しかし、同じ「トップチーム経験者」のランドールはイマイチ良さが発揮できていないと言うか、あまり彼の長所が見えて来ませんでした。 小さくまとまってしまっては、トップチームでの出番は厳しくなります。 彼とギブスの評価は逆転してしまった気がします。
本職はFWのバラザイトもトップ下の位置では不発。 同じオランダU-17代表(イングランドU-17代表に敗れ、「U-17W杯」に出場することはできず)のチームメイト相手に良いプレーを見せ付けることはできませんでした。
この夏にヴェンゲルの熱望により獲得したCBノルトヴァイトは落ち着きあるプレーを披露しました。 「ノルウェー人DF」ということで、センデロス系のパワータイプかと予想していましたが、バーネット戦とこの試合を見る限りでは、カバーリングに優れるクレバーなタイプのCBのようです。1対1にも強いですし、足元のプレーも安心して観ることができました。
しかし、対するもう1人のCBロジャーズが、非常に危なっかしかったです。 俊足を飛ばしてドリブルを試みるのですが、途中で奪われるシーンが何度かありました。 彼は本職は右SBのはずで、自分がロンドン留学した際に現地観戦したリザーブゲームでも右SBとして印象に残る活躍を見せましたが、最近はCBで使われることが多いようです。 逆に、この試合で右SBを務めたオゴゴはあまり攻撃的に上がってくる選手ではないので、この配置は絶対に逆だと思います。 ロジャーズのドリブルは魅力的ですが、「CB」としてのそれは不要です(笑)
このロジャーズのドリブルにしても、カッとなってレッドカードをもらったオゴゴにしても、やはり若さ故の軽率さは否めませんね。
こういう大会は1試合1試合が財産となるなので、それを多く経験できるよう、無駄な警告や不用意なプレーからの敗退は避けなければなりません。
アーセナルが属するグループAでは、ACミランとブラジルのフラメンゴの対戦もドローに終わり、全チームが「勝ち点」1で並ぶ結果になりました。
同じユース選手ということで言えば、8月中旬に韓国で行われる「U-17W杯」に、アーセナルから、DFガヴィン・ホイト、MFランズベリー、FWマーフィーの3人がイングランド代表に、MFメリダがスペイン代表に招集されており、中心選手を4人欠いていることになりますが、彼らにはこちらの機会で世界を驚かせる活躍を見せてくれることに是非期待しましょう。
記事を最後まで読んで頂けた方は、是非クリックをお願いします!!!
人気blogランキングへ
最新のサッカーブログランキングはこちらをクリック!!!
(登録中!!! ご協力お願いします!!!)
は、こちらへ!!!