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ブラックバーン戦 守護神の交代へ

2007-08-22 | アーセナル

ブラックバーン 1-1 アーセナル

得点)ダン / ファン・ペルシー

HOME)ブラックバーン

               サンタ・クルス
                       ダービシャー

         ペデルセン               ベントリー

                          D・ダン
               サヴェージ

      ウォーノック                      エマートン
                サンバ     ネルセン


                   フリーデル


AWAY)アーセナル

                     ファン・ペルシー
               エドゥアルド

          フレブ               ウォルコット

                 セスク
                        フラミニ

       クリシー                        サニャ
                ギャラス    トゥーレ


                    レーマン

交代) ギャラス → センデロス
  エドゥアルド → デニウソン
  ウォルコット → ベンドナー


主審)アラン・ワイリー

 

 

試合の詳細(ランキング)


「Arsenal.com」

 


評価の難しい試合です。
「アウェイのブラックバーン戦」
とあって、こういったフィジカルな戦いが強いられることはわかっていました。
そして、その“フィジカルな戦いを仕掛けてくる相手にどのように対応するか”ということで、私はこの試合を、今季のアーセナルの命運を左右する重要な“テスト”と考えていました。

結果は、「引き分け」。 失点はレーマンの“自責点”。

相手の形振り構わない乱暴なアタックにそれなりに上手く対応できていたとは思います。 ただ、ピンチも多数作りました。
それだけに、こういった試合は、勝つことさえできれば、

「苦しい試合を勝ち取った。」、「成長が見えた。」

と大きく評価できるものですが、たった1つの失点により、

「勝負弱い。」、「まだまだ若い。」、「フィジカル面に課題。」

と大きく評価を下げざるを得なくなってしまうのです。


「勝ち点3」を取れていればパーフェクトでしたが、ここではとりあえず、
“失点をレーマンの個人的なミスによるもの1つに抑えたことを評価する”
という結論にしておきましょう。



ただ、フルハム戦の記事で、「レーマンで勝ち点を落とすことになるだろう」と書きましたが、早速、勝ち点を2つ落としてしまいました。

ついに、レーマンをアルムニアに代える時がやって来たと思います。
おそらく、昨季終盤の「レーマン契約延長のニュース」を喜んだアーセナルファンはいなかったと思いますし、また1年悩まされることになるのかと心配していましたが、その通りになってしまいましたね。

今季2試合で許した2失点は、どちらも普通では考えられないミスです。
普通、“失点が多い・少ない”というのは“DF陣の出来・不出来”であり、ほとんどの場合、失点が多い原因はDF陣にあるものですが、今季のレーマンが喫した失点は完全に彼1人によるもの。 4バックに責任は全くありません。

正直、こんなミスをするなら、
「何でプレシーズン中にしてくれなかったのか」
と悔やみます。 プレシーズンの試合を全て観ましたが、その間の彼はほぼノーミスのパーフェクトに近いものでした。

確かに、ミスによってGKを代えるというのは監督にとって難しい仕事です。
私のような一ファンが、
「あのGKを代えろ!!!」
と叫ぶのは簡単ですが、実際にチームを指揮する監督にとって、特にレーマンのような37歳のベテランに、
「君は次からベンチで見ていてくれ。」
と伝えるのは心苦しい作業でしょう。
また、世間に“辛抱強くない監督”と思われるのも躊躇われるはずです。

しかし、チーム全体のことを考えれば、下すべき決断は容易なはず。
1つ確実に言えるのは、レーマンの失望的なミスはこれだけでは終わらない、ということです。

アルムニアとしても、レーマンがこれだけ“勝ち点を落とすミス”を続けていながら、自分にチャンスが巡って来ないとなると、
「自分は永久にファーストチョイスになれないのか。」
といった疑問が彼の中に生じ、練習や(約束された)カップ戦でのパフォーマンスも怪しくなってくると思います。
“いいプレーを続ければチャンスを貰える”という前提でのプレーと、
“いいプレーを続けても正GKにはなれない”という前提でのプレーでは、モチベーションが変わってくるのは当然でしょうから。

 

どうしてもレーマンのミスに言及しがちになりますが、この試合は他の選手も良かったわけではありません。

ウォルコットはスピードとドリブルに非凡さを見せましたが、まだまだ若いと言いますか、決定的な仕事できませんね。イージーミスが多すぎます。
悔やまれるのは、前半の、彼自らがボールを奪って、ファン・ペルシーにパスを送ったシーン。 少しでもまともなパスが送れてれば、追加点を確実に取れたシーンでした。
シュート、ラストパス、そのラストパスに至る前のドリブルが冴えません。

フラミニも少し熱くなりやすく、この試合はジウベルトの不在を嘆きました。
ギャラスが怪我することなく最後まで出れていて、ジウベルトがいたら、この試合はもっと楽に戦えていたかもしれませんね。


ブラックバーンのクオリティーはあんなものです。
サヴェージは人に暴力を振るうことでしか“プロ選手としてのアイデンティティ”を確立できないのです。
また、「環境」とは怖いもので、アーセナルで育成年代を過ごしたはずのベントリーも、2年間で完全な「ブラックバーン・プレーヤー」に変化していましたね。
レーマンがミスを犯したあのシーン、彼はわざわざ駆け寄ってまでしてどんな罵声を浴びせたのでしょうか?

 

さて、次は週末に絶好調のマンチェスター・シティーを迎えます。
まずは、ミッドウィークに行われる各国の代表戦で、これ以上の怪我人が出ないことを祈りましょう。 “アーセナルでの試合”以外で怪我が出ることが一番の不幸です。
他に心配なのは、ギャラスの代わりを務めるセンデロスです。 そのセンデロスの控えとなるCBもいませんし、守備陣は手薄です。


あと、ユナイテッドの不振がイングランドのメディアやファンの間で騒がれていますが、ユナイテッドのファンの方は安心していいと思いますよ。
悪い試合はしていないですし、彼らならすぐに結果を出すはずですから。

ただ、今季のプレミアが混戦になることは間違いなさそうです。

 

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